山本由伸投手を知らなかったセリーグのファンにもオリンピックを通じて、トップクラスのピッチャーであることが認識されました。
注目される山本由伸投手のメジャー移籍はあるとすればいつになるのでしょうか。海外の評価とともに見ていきましょう。
オリックス山本由伸投手は2021年10月9日ソフトバンク戦終了時点で、勝利数17、防御率1.42奪三振193、勝率0.773は全てリーグトップの4冠です。
山本由伸のメジャー評価は?いつ行ってしまうか?
山本由伸投手のメジャー評価はどのくらい高く、移籍するなら、いつになるのでしょうか?
山本由伸 に対するメジャーの 評価
山本自身はオリンピックに先立つことプレミア12で、海外に目が向いたようだが、
2021年東京オリンピックの活躍によって、メジャーのスカウトマンたちにとって、NPBトップの注目投手は山本となっている。
特に2戦に先発し、11回3分の1奪三振18、防御率1.59は強烈な印象を与えたようだ。
「菅野よりすごく、直球もカットボールも切れがいい。
何よりも若い。
やり投げのようなフォームはクローザーに向いているかもしれない。」と評価されています。
筒香嘉智(29)と同じく、米大手代理人事務所『ワッサーマン』と契約していると言われており、遅くとも3~4年後にはメジャーでローテ入りするとみられているようです。
メジャーに挑戦の時期
本人も談話で「上のレベルでやってみたい。」と語っています。
考えられるのはポスティングシステムとFA権行使です。
・ポスティングシステムを選択するとすれば、海外からのオファーが必要ですが、今回のオリンピックで、海外のスカウトマンの評価は高かったようですので問題ないでしょう。
次にオリックスの認可が必要です。
オリックスは過去に中村紀洋のポスティングを認めています。
移籍は不可能ではなさそうです。
・FA権行使となると、1軍登録期間が9年以上となっています。
1軍の1年は145日で計算されます。
30才前後まで待たなくてはいけません。
本人の希望を考えると、ポスティングシステムを使って、3年後ぐらいが妥当なところではないでしょうか。
山本由伸投手プロフィール
1998年8月17日生まれの23才。
小学1年から野球を始める。
野球に集中できる環境を求めて宮崎県の都城高校に進学。
2年春147km/h。夏には151km/hを投げる。
夏の宮崎県新人野球大会決勝ではノーヒットノーランを達成する。
この当時九州四天王のひとりとして、名前が挙がった。
(九州四天王=九産大九産の梅野雄吾、福岡大大濠の浜地真澄、れいめいの太田龍)
2016年ドラフトではスカウトの間で「山本は足を怪我しているから、社会人に行くらしい」という噂が広まったが、オリックススカウト担当の山口和男氏は球団幹部を説き伏せ4位で指名した。
2017年の2軍では8試合2勝0敗、防御率0.27。
2017年8月には1軍に上がり、8月20日には対ロッテ戦で自己最速の152km/hを出す。
8月31日の対ロッテ戦5回2失点と初勝利をあげる。
2018年は2軍で4月中旬まで6試合2勝0敗。防御率0.38であった。
4月23日1軍に上がると、セットアッパーとして起用される。
シーズン4勝2敗1セーブ32ホールド。防御率2.89.リーグ2位の36ホールドポイント。
2019年は金子千尋投手と西勇輝投手の2人のエースが移籍してしまったので、山本投手は先発投手を本格的に任されることとなった。
2020年にはシーズン8勝4敗。防御率リーグ2位の2.20。リーグ最多の149奪三振の結果を残した。
2021年は開幕投手を務め敗れたものの、4月1日の対ソフトバンク戦では、13奪三振2安打1四球と二塁を踏ませないピッチングで2年ぶりの完封勝利を挙げました。
前半戦は、16試合に先発し、9勝5敗、防御率1.82を記録しました。
東京オリンピックでは。予選第1戦のドミニカ共和国戦に先発し6回2安打9奪三振無失点、準決勝の韓国戦でも先発し5回1/3を5安打2失点とし、日本の金メダル獲得に貢献し、WBSC(世界野球ソフトボール連盟)が発表したベストナイン右投手部門に選出されました。
現在。14連勝。両リーグ断トツの17勝目を挙げて、昨年一昨年の8勝の倍以上で、まさに覚醒しました。
9月度「大樹生命月間MVP賞」受賞選手
■パ・リーグ【投手部門】
山本 由伸(オリックス)4度目(3カ月連続・今季3度目)https://t.co/04KRPSJU1Z#NPB pic.twitter.com/nytLsTAuE3— 日本野球機構(NPB) (@npb) October 6, 2021
オリックス始まって以来の18勝投手誕生か?
オリックス最多投手の記録は17勝となっています。
前身の阪急時代は別にして、オリックス時代のシーズン最多投手は
1993年の野田浩司投手が17勝
2010年の金子千尋投手が17勝
2014年の金子千尋投手が16勝となっています。
現在オリックスは、132試合を消化し、残り11試合です。
山本由伸投手投手の直近の7試合を振り返ると、
10月9日に対ソフトバンク(勝)
10月2日に対ソフトバンク(勝)
9月25日に対楽天(勝)
9月18日に対西武(勝)
9月10日に対西武(勝)
9月03日に対ソフトバンク(勝)
8月27日に対ソフトバンク(勝)
ほぼ、1週間おきの登板で、7連勝しています。
残り11試合に1回登板して、勝利すれば、良い訳ですので、
オリックスに名前が変わってから初めての18勝以上の最多投手誕生は可能性十分と考えられます。
(直近10年では2013年の田中将大投手の24勝が際立っています。)
山本由伸投手へのSNSの反応
- ストレート綺麗えぐい、カットえぐい、ツーシームもあるし、カーブなにあれ、フォーク気持ち悪い(褒めてる)、スライダーあんま投げないけど打たれたとこ見た事ないんで、コントロールもいいからなぁ。9回でも150キロ超えるし、安定感がほんとすごいよなぁ。
- 今の日本球界ではNo.1投手だと思う。好調オリックスは、投手は、山本、打者は吉田が引っ張っている。若い分、早めにメジャーに行けば相当数勝ち星をあげられるように思います。
- 菅野も千賀も田中もみんな全盛期過ぎてしまったもっと早くメジャーに行けばよかったと思ってる人ばかり(田中は行ったけど)今の山本の方が断然上だよ
- まだ23歳という若さ。とんでもない。全ての球種がエグい。いずれ日本球界を背負って立つ選手になると思う。若くしてメジャーに行けば必ず通用する。ポスティング使うのかなぁ。
- 高校1年の時に1年生大会で投げているのを生で見ました。凄い1年生だなあと思ったのを覚えています。あの時見たピッチャーがサムライジャパンのエースにまで成長し、とても嬉しく思います。
出典:ヤフコメ
まとめ
- 東京オリンピックの活躍で、山本由伸のメジャースカウト評価は日本投手トップです
- 本人の希望も強く、メジャー移籍はポスティングを使って、3年以内と見ます
- NPB最高の投手、若いうちにメジャー挑戦すればローテ入り確実とファンは多いに期待しています
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