嘔吐恐怖症についてご存知でしょうか。軽度の症状から重度まで人によって様々ですが、この症状で悩んでいる方も多くいらっしゃいます。嘔吐恐怖症とは、一体どういうものなのか。
嘔吐恐怖症は、自分が吐くことや他人が吐くことなどに対して、恐怖を感じる状態です。この症状は、パニック障害の一種として考えられています。また、不安神経症や鬱などを伴う例もみられているとされています。
原因としては、自分が嘔吐した時に辛い思いをしたり、恥ずかしい思いをしたことなどがあげられます。また他人が嘔吐したものを目撃してしまい、嫌悪に感じたことなども原因になります。
嘔吐恐怖症チェック方法
嘔吐恐怖症の経験者のもとで作られたチェックリストをご紹介します。
1.吐けない
2.食事が出来ない
3.外出が出来ない
4.育児が出来ない
5.妊娠・出産が怖い
6.車に乗れない
7.電車や飛行機に乗れない
8.動物が吐くところも見れない
9.お酒が飲めない
10.映画が見れない
11.人が吐くのを見れない
12.ピルが飲めない
13.お酒を飲んでも酔えない
14.飲み会に行けない
15.人付き合いが出来ない
16.酔っぱらいに近づけない
17.薬が飲めない、病院にいけない
18.アニメが見れない
19.手術で麻酔が出来ない
20.マスクがないと歩けない
嘔吐恐怖症の中でも、電車や乗り物などでなる乗り物酔いも恐怖に感じてしまい、乗り物自体に乗れないといったこともあります。パニック障害の一種なので、頭の中では恐怖でいっぱいになり吐いてしまうんじゃないなどと色んなことにつなげて考えてしまいます。
病院に行くにしても、ウイルスなどに感染してしまうんじゃないか、行き帰りの乗り物で乗り物酔いになるんじゃないかなど常に不安がついてまわります。
外出できない場合は、行動療法が有効だとされています。一駅ずつ電車に乗る範囲を広げてみるなど、「大丈夫」だと自分に確信を持たせて克服する方法です。また、嘔吐感を軽減させる投与薬も使われる場合もあります。少しでも改善へ進むことが大切です。