2017年、乃木坂46が見事一位に輝いた、伝統ある日本レコード大賞……
ですが、
そんなレコード大賞「打ち切り説」が世間を騒がせています。
もはやレコード大賞の存在自体が危うくなっているのには
四つの理由が存在します。
その4つの理由について、本記事で解説します。
なぜ「日本レコード大賞打ち切り説」が生まれたのか?
①低視聴率であり世間からの注目度が低い
今年はすでに、「乃木坂46と三浦大和の一騎打ちだろ…」という
事前の予想が漂っていました。
そして、それが今回、的中してしまいました。
そのように、「事前に予想できてしまう」ことから
話題性に乏しいというのが大方の意見です。
それを表すかのように、視聴率は一桁台に迫りつつあります。
関係者を呼び集めるコストなどを考えると
もはやこのレコード大賞という表彰に
どれほどの宣伝・経済効果があるのかは
疑問といったところです。
また、今回ノミネートされた
乃木坂46の「インフルエンサー」も三浦大和の「EXCITE」も
一般への認知度はさほど高くないというのが実情です。
こういったことから、
業界関係者の間では、「アーティスト事務所間の出来レース」
という印象を持たれています。
レコード大賞は、
昭和時代には「日本の最高の音楽を決める表彰」でしたが
もはや世間の一般人が少なからず、
シラけた目で見ていたり、そもそも関心がなかったりと
求心力が低下していることは認めざるをえない事実です。
②もはや時代遅れだから打ち切り、という世論
ネット上の一部では、
「金積めば貰える大賞」や
「1億円大賞」
との呼び名もされています。
求心力を失っていることも明らかでしょう。
また、受賞者のラインナップも
マンネリ化してきています。
過去10年の大賞受賞者
2007年 コブクロ
2008年 EXILE
2009年 EXILE
2010年 EXILE
2011年 AKB48
2012年 AKB48
2013年 EXILE
2014年 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
2015年 J Soul Brothers from EXILE TRIBE
2016年 西野カナ
2017年 乃木坂46
といったような、「業界の事情」が漂ってくるラインナップです。
2014年に行われた世論調査では、
「三代目 J sou Brothers」の大賞受賞について
納得できるか、というアンケートが行われた結果
「納得できない」との声が、82.8%にも登りました。
なぜなら、ノミネートされていたAKBのCDが
160万枚の売上に対して、
JSBのCDはわずか20万枚の売上だったのです。
そんな「不審な結果」の理由を表す
ある証拠が、出てきたのです。
③2016年に発覚した、日本レコード大賞買収の浮上
その始まりは、2016年の週刊文春のある記事が始まりでした。
三代目JSB受賞の裏側に、大賞の受賞を1億円で買ったのではないか?
と思われる請求書が出てきたことを週間文春が報じました。
この1億円の受け取り手、株式会社LDH周防郁雄社長が
日本レコード大賞を私物化しているという声が
各メディアを通じて上がっているのです。
④文春の予想が的中してしまった。もはや出来レースでは?
さらに、週間文春は、今年のレコード大賞が乃木坂46で、
新人賞がつばきファクトリーであるという予想を、
見事「的中」させてしまったのです。
このように、不明瞭な審査基準のうらに
業界の事情がはびこっていることがさらに真実味を帯びてしまったことで
話題性の失墜につながっているのです。
⑤50回を迎えた日本有線大賞も打ち切りの流れに。
日本有線大賞も、視聴率の低迷が続き、
2017年の第50回をもって「打ち切り」になることが決定しました。
この流れから、日本レコード大賞の放送も終了すべきだという声にも
追い風がかかっているといえます。
まとめ:買収疑惑の日本レコード大賞、打ち切りか。低視聴率・時代遅れとの声も。
そもそも、もはや「CD」ですら古いという今の時代に、
「レコード」という時点で時代遅れを表しているとも言えます。
今の時代は、オンラインで楽曲データをダウンロードし
自分の好きな端末を使って音楽を聞く時代です。
そんな今の時代の若い世代の心を
今のレコード大賞が掴んでいるとは言い難いことは事実でしょう。
若い人にまだ影響力が在るとしたら
オリコンランキングの影響のほうが大きいようにも見受けられます。
とはいえ、今やメディアも多様化し
自分の好きな音楽は自分で見つける時代になっています。
そんな時代で、音楽大賞の権威と伝統を維持することは
非常に難しいのかもしれません。
日本レコード大賞が権威を取り戻すのかどうか
その行方はやや暗いものだといえるでしょう。
今のユーザーの心をつかむ、新たな企画が国内に生まれ
日本の音楽文化を盛り上げることになることを
一人の音楽ファンとして、願ってやみません。
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