歌舞伎役者はなぜ女性関係にダラシないのか?

“歌舞伎役者にとっては女性関係も芸の肥やしと…”

「女遊びも芸の肥やし」って聞いた事ありますか?

そのような事が、歌舞伎役者の間では昔からまかり通ってるそうです。一般社会ではありえないですよね?

そこには歌舞伎界ならではの風習が今尚残ってるからだそうです。

今回は歌舞伎役者がなぜ女性関係にダラしないのかまとめてみました。

女性関係問題を起こした歌舞伎役者たち

先祖代々の芸名を受け継ぐ歌舞伎役者の中には、女性関係で問題が発覚し、週刊誌やテレビのワイドショー等で報道された経験をもつ役者もいます。

大々的に報道された有名どころは、市川海老蔵や片岡愛之助や坂東三津五郎、坂田藤十郎や中村芝翫らでしょう。

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市川海老蔵

市川海老蔵は、2003年に歌手でモデルの女性との間に女児の隠し子がいたことが発覚しました。記者会見で養育費を支払ってるなどを淡々と話していたのが印象的でしたね。

その後はフリーアナウンサーの小林麻央さんと結婚し、現在ふたりのお子さんがいます。

隠し子

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片岡愛之助

片岡愛之助にも隠し子が存在しました。2011年に元ホステスとの間に男児の隠し子がいることが報じられており、養育費を支払ってはいるものの認知は行っていません。その後女優の藤原紀香さんと結婚。

隠し子

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坂東三津五郎

では、坂東三津五郎の場合はどういったことで話題になったのでしょうか?

坂東三津五郎は元宝塚男役の人気スターと結婚しており、3人の子供に恵まれていましたが、フリーアナウンサーの近藤サトさんと不倫関係に陥り、離婚後1998年に再婚しましたが、2000年にはまた離婚となりました。

坂田藤十郎

人間国宝である坂田藤十郎に関しては、女優と結婚しているのにもかかわらず、2002年にホテルで京都の舞妓と密会していたことを報道されています。

妻は坂田藤十郎に対して、

扇 千景
「彼は芸人であり、女性にもてない夫はつまらない」

とコメントした事が話題にもなりましたね。

2005年に231年ぶりに四代目襲名を行っていますが、生まれは1931年と女性関係も芸の肥やしと認められてきた時代を生きたといえるでしょう。

中村芝翫

中村芝翫に関しては女優である三田寛子さんと結婚し、子宝にも恵まれていますが、2度不倫問題が報道されました。

一度目は2016年に京都の元芸妓との不貞行為が発覚し、2度目は2021年に知人の紹介で知り合った女性との不倫が報道されています。

2016年の不倫は、八代目の襲名披露興行を翌月に控えたタイミングでの報道となり、謝罪会見が開かれました。その際に元女優の妻は会見2日後、報道陣に向かって

三田 寛子
「雨降って地固まると皆さんに言ってもらえるように精進したい」

と一蹴し、見事興行を成功に導きました。

2021年の報道に関しては本人の囲み取材等の対応はなく、元女優の妻は「芸の肥やしなんてない!」と語ってました。

不倫

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女遊びは芸の肥やしじゃない!

歌舞伎役者にとっては女性関係も芸の肥やしと認められてきた時代があります。芸の肥やしとは男性が女性を演じる歌舞伎役者の女形は、役として女性になりきる必要があり、女性の仕草を追求するため一流の茶屋で粋な遊びを学ぶことも修業の一つと認識されていました。

歌舞伎という日本古来の伝統芸能を引き継ぐのはとても良い事ですが、昔ながらの悪い風習も一緒に引き継がれてるので”歌舞伎役者は女性関係にダラシない”と言われてるのではないでしょうか?

現在では9割以上の女性がこのような考え方に納得できないと答えており、時代が変わったことで価値観も変化してきました。

近年は不倫問題等が発覚すると、出演番組のスポンサー企業にクレームが殺到し降板する事態になる等、倫理観が重要視されるようになりました。歌舞伎は日本固有の演劇で伝統芸能の一つでもありますが、時代と共に”女遊びも芸の肥やし”という言葉や価値観は、もはや化石となり昔の言葉となり、今後は消滅していく事でしょう。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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