【松たか子、福山雅治初共演】ラストレターってどんな映画?

松たか子の演技力に注目の映画

昨今では、目に見えないウィルスによって緊急事態宣言が政府により発せられ、外出自粛要請が出たために、さまざまな業界に影響を与えています。

エンターテイメントとして多くの人に親しまれている映画業界も例外ではなく、たくさんの作品が公開延期が決定されました。

そのような中、あなたは今年の一月に無事公開された『ラストレター』という作品をご存知でしょうか。

この作品は、日本を代表する女優の一人である松たか子さんと、俳優としてもアーティストとしても長年にわたって大活躍中の福山雅治さんが、本格初共演したことで注目を浴びたおすすめの映画です。

今回はそんな映画『ラストレター』についてまとめてみました。(ネタバレあり)

叙情的作品の監督と豪華な出演者

主演の松たか子さんに続き、さらに若手人気ナンバーワンとも言える広瀬すずさんや、森七奈さん、庵野秀明さんや神木隆之介さん、豊川悦司さん、中山美穂さんと言った超豪華キャストが集結したことでも話題の映画です。

監督は『Love Letter』『スワロウテイル』でも有名で、叙情的作品の天才とも呼ばれる岩井俊二監督です。

スポンサーリンク

あらすじ(ネタバレあり)

この映画は、岩井俊二監督の出身地である宮城県を舞台に、ひょんな手紙の行き違いから始まった二つの世代の男女間の恋愛模様やそれぞれの世代の心の成長や葛藤を描いた至極のラブストーリーです。

さまざまなソーシャルネットワーキングサービスが流行している昨今において、手紙で織りなすラブストーリーはどこか懐かしく、どんな人でも自分の青春時代をふと思い出してしまうノスタルジックな映画です。

少しデジタル社会に疲れてしまった大人には、「アナログもやっぱり良かったな」と思い出させてくれそうな独特な匂いのある作品になっています。

安定感と実力のある松たか子さんと福山雅治さんはもちろんのこと、劇中で広瀬すずさんと森七菜さんが演じる青春時代は、みずみずしく爽やかに演じられており、一人二役を演じる広瀬すずさんの演技にも注目してもらいたい作品ではないでしょうか。

テクノロジーが毎日ものすごいスピードで進化する現代において、世界中の情報が瞬時に手に入ってしまう反面、身近な人や大切な人の本当の気持ちはわかっていない人も多いはずです。

松たか子さんと福山雅治さんが丁寧に演じる大人の世界は、現代でありながらどこかセピア調の独特な雰囲気が映画の世界観を彩っています。

また岩井俊二監督特有の、すれ違った手紙が生み出す登場人物たちの運命の交差は、どこかもどかしく、切なく、微笑ましいストーリー展開はさすがです。

その過去がどんどん解き明かされていく展開に目が離せず、見ている人の心もどんどん動かされていきます。

そのラストは、しっかり胸を暖かくしてくれ、思わず涙がこぼれてしまう人も少なくないのではないでしょうか。

松たか子の演技力は?

この映画を見終わった後には、しっかりと希望や慰めを与えてくれる温かい映画なので、最近心が揺さぶられるような体験をしていないひとには大変おすすめです。

主演の松たか子さんの演技は秀一で、その浅ましく小賢しい言動にイライラしてしまう場面もあるかもしれません。

さらにそれを引き立てるのが、小説家役の福山雅治さんです。

かっこいい役やインテリジェントな役も多い福山さんですが、今回こちらで演じたのは中途半端でしょぼくれた中年小説家役です。

見た目はもちろん申し分なくイケメンの福山さんですが、あの顔面でこんなに情けない役を好演できるのは、彼の才能と言っても過言ではないでしょう。

そんな俳優陣たちの一つ一つの表情はもちろんのこと、美しい自然の背景も一つ一つ丁寧で綺麗に描き一つの世界を作っている岩井俊二監督の最新作である「ラストレター」、まだご覧になっていない人は是非近い将来に鑑賞してもらうことをおすすめします。

今回もご覧いただき有難うございました。

スポンサーリンク