実は東大を首席で卒業していた香川照之
演技派俳優として有名な香川照之さん。ドラマ『半沢直樹』にて大和田常務役の土下座は話題になりましたね。
そんな香川照之さんですが、実は秀才で東大を首席で卒業した学歴をお持ちでした。
演技力があるだけじゃなく頭もいいんですねー
ですが香川さんがここまでこれたのは”あの人”の影響が強かったのではないでしょうか??
幼くして両親が離婚
歌舞伎俳優の市川猿翁と女優の浜木綿子との間に生まれた香川照之さん。
だが、父親である猿翁は元恋人でもあった日本舞踊藤間流紫派家元でもある女優の藤間紫と不倫関係になってしまった。
香川さんが生まれて間もない頃だったので、母親の浜木綿子は旦那の行動に困惑。
だが戻って来る事はなく、香川さんが3歳の頃に離婚を決意。女手ひとりで育てて行くことに決めた。
その後、浜木綿子は元力士の龍虎と恋仲の噂になったが、息子でもある香川さんのことを考えた結果、再婚とまではいかなかったようです。
立派な男にするために
母親でもある当時の浜木綿子は、香川さんを「父親みたいになってほしくない」「何としても父親より立派な大人に育てる」との想い一心で息子の教育に全てを捧げました。
龍虎と別れたのもそれが理由だったのでしょう。
そんな想いを感じていた当時の香川さんは、小中高一貫の名門・暁星学園に入学する。
この暁星学園は第一外国語がフランス語のフランス系カトリックの名門です。
のちに香川さんがテレビにてフランス語を流暢に話す場面が話題になりました。
それは、暁星学園出身で幼い頃からフランス語が近かったからです。
詳しくは:香川照之はなぜフランス語が話せる?
そんな名門でもある暁星学園にて、幼い頃から頭が良かった香川さんは常に成績トップをキープ。
今でもフランス語が流暢に話せるのはこの時の影響なんでしょうね。
東大を首席で卒業
暁星学園を卒業した香川さんは東大へと進学しました。
実はこの東大入学も母親の願いが強かったという。
先ほども話しましたが、母親は香川さんを父親より立派な大人にするために必死でした。
そのためには良い学校を卒業しなければならない。
父親でもあった猿翁は慶應大学出身。考えた末、慶應より頭が良いのは東大しか思い浮かばなかった。
香川さんは母親の想いを幼い頃から身近にずっと感じてきました。
「母を早く安心させたい」
そのため小中高から必死で勉強をしました。
家族を裏切った父親への”恨み”みたいなものを香川さんも幼くして感じていたのでしょう。
「絶対に東大に合格してやる!」
そんな母親の願いを香川さんはしっかり守り、見事現役で東大に合格。
さらには東大に合格しても気を緩める事はなく、文学部社会心理学科を首席で卒業するという秀才ぶり。
当時の東大同学年の有名人には「今でしょ!」でブレイクした林修がいました。
頭が良い事でも有名なカリスマ塾講師の林さんでも首席ではなかったようなので、香川さんの”東大文学部首席卒”は相当すごい事だとわかります。
東大卒を隠してた?
そんな香川さんですが、実は俳優として活躍し始めた頃は東大卒をずっと隠してました。
東大卒といえば、話題性もありますし芸能界でもひとつの武器として使えるはずなのに、なぜ隠していたのでしょうか?
実はその話題性が嫌だったようです。
自分は俳優としてやっていくために演技力を磨きました。
その演技が認められ今の香川照之が存在します。
だが、東大出身をおおやけに公表してしまうと、そっちの方が話題性が強いため、
演技派の俳優より⇒東大卒の俳優
とのイメージが先行してしまう可能性があります。
「俺の演技力を認めて欲しい!」との思いが強い香川さんからしたら”東大卒”という経歴は邪魔だったのかもしれませんね。
『香川照之が東大文学部を首席で卒業できたのはあの人のおかげ?』・まとめ
今回は香川照之さんの東大首席卒についてまとめました。
母親を早く安心させたい一心で、暁星学園に入学⇒トップ成績で卒業⇒東大文学部入学⇒首席で卒業ができました。
母親の愛情と教育熱心な気持ち、また夫に対しての恨みみたいなものがあったからこそ成し遂げられた成績だったのではないでしょうか?
香川さんの母親孝行も立派ですね。
あ、でも香川さんはのちに父親でもある市川猿翁とも和解しましたよ。
ある事がきっかけで・・・
詳しくはこちら:香川照之はなぜ歌舞伎に身を置くのか?
今回も最後までご覧いただき有難うございました。