“主役食い”と言われた香川照之出演の映画4選
演技力抜群で有名な香川照之さん。
ドラマ『半沢直樹』での土下座シーンは記憶に新しい。
また香川さんの演技力は、主役じゃなくても主役より目立ってしまい”主役食い”とも言われてるほどです。
今回は、そんな香川さんが主役を超えてしまった映画をまとめました。
堺雅人との共演『鍵泥棒のメソッド』
2012年公開で、ドラマ『半沢直樹』でも一緒だった堺雅人さんと共演した映画。
「運命じゃない人」「アフタースクール」の内田けんじ監督が、人生が入れ替わってしまった売れない役者と凄腕の殺し屋が巻き込まれる騒動を、堺雅人主演で描く喜劇。
人が入れ変わる系の映画やドラマは多々ありますが、そんな中でもこの作品は二人の演技力でクスッと笑える痛快劇に仕上がった。
殺し屋役やヤクザ役が登場するのでシリアスっぽい感じにもおもえますが、全くそんな雰囲気はない邦画コメディー
そんな『鍵泥棒のメソッド』では、香川さんが風呂場で転倒するシーンが話題になりました。
香川さんは前バリをしているものの、ほぼ全裸でおもいっきりコケるシーンは笑える。
のちの映画レビューでもこのシーンが一番話題になりました。
鍵泥棒のメソッド、初め見るつもりじゃなかったけど、石鹸で転んだシーンが面白すぎて最後まで見てしまった。香川照之の他の出演作が見たくなりますね。
— 更新 (@koushin_f5) 2013年5月12日
やっぱり香川さんは主役食いなんだろう。
オダギリジョーとのシリアス映画『ゆれる』
2006年公開の映画
『蛇イチゴ』の西川美和監督が兄弟を主人公に、家族のきずなや絶望からの再生を描くシリアス映画。旧知の女性が転落死したことをきっかけに、法廷で裁判にかけられる兄と弟の姿を見つめる。オダギリジョーが“自由人”の弟。その兄役に香川照之。人間のどろどろとした感情やエゴとそこからの救いを描く。
つり橋から弟の元カノが転落死したことから始まる、兄弟のエゴや嫉妬などを表現したシリアスなストーリー。
サブタイトルにもあるように”愛情か憎しみか”で兄弟の心がゆれる。
ゆれるのはつり橋だけじゃなく、人の心も時間が経てばゆれ動くし変わって行くもの。そんな兄弟の心情を表現した映画。
そしてこの映画も香川照之の演技が凄いといわれた映画のひとつ。
香川照之の演技が好きすぎる。
こういう人、いそう。想像ができる。
いい人に見えても、本当はどうかわからない人間の不気味さみたいなものが仕草や声の出し方で、自然でリアルに伝わる感じ。
また、顔芸といっていいのかわからないのですが、香川さんの表情の変化はとても印象に残る。
西島秀俊主演の『クリーピー 偽りの隣人』
2016年公開の映画
黒沢清監督が、日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の小説「クリーピー」を実写映画化したサスペンススリラー。
奇妙な隣人に翻弄されるうちに深い闇に引きずり込まれていく夫婦の恐怖を、原作とは異なる映画オリジナルの展開で描き出す。主人公の犯罪心理学者を西島秀俊、不気味な隣人を香川照之が演じるほか、竹内結子、東出昌大ら豪華キャストが集結。
香川さんは様々な悪役を演じてきたが、今作品はサイコパスな悪役。
映画レビューを見てみると、「ストーリーに少し曖昧さがあり評価が低いが、香川さんの演技で最後まで見れた」ともある。
サイコパスの特徴として、
・良心が異常に欠如している
・他者に冷淡で共感しない
・慢性的に平然と嘘をつく
などなどありますが、本作品ではその全てを表現したサイコパスそのものを香川さんが演じた。
今作品も主役より目立ってしまったようだ。
堺雅人との共演『ゴールデンスランバー』
2009年公開でこちらも堺雅人さんと共演した映画。
伊坂幸太郎の同名ベストセラー小説を中村義洋監督が映画化したサスペンス。
首相暗殺の濡れ衣を着せられた宅配ドライバーの決死の逃避行をスリリングに描く。主演は堺雅人と竹内結子。そのほか吉岡秀隆、劇団ひとり、香川照之、柄本明といった実力派キャストが顔をそろえる。
香川さんは堺雅人さんとの共演多数。
映画だと先ほどの『鍵泥棒のメソッド』『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』、ドラマだと有名な『半沢直樹』や『南極大陸』など。
そんな中で今作品の『ゴールデンスランバー』もそのひとつ。
だがこの『ゴールデンスランバー』も香川さんの演技が目立ってしまった作品のひとつ。
香川さんというか、香川さんと俳優の濱田岳さんの演技が際立った作品でした。
途中で主人公の逃走を助けてくれる「キルオ」くんが出てこなければツマンナイ映画でした。
このキルオ役の濱田岳くんの演技が素晴らしいです。私は彼を初めて見たのですが、彼の演技がこの映画の足りない部分を救っていると言っても過言ではありません!
濱田岳さんも主役食い??とも感じさせる映画でした。
香川照之の魅力
怪優とも呼ばれてる香川照之さん。
もちろんその魅力は演技力ですよねー
脇役での出演にも関わらず、その演技が凄すぎて、主役よりも目立ってしまうというから相当なものでしょう。
香川さんの事をまれに”カメレオン俳優”という方もいますが、少しニュアンスが違うような気もする。
たしかにどんな役でも演じれるし引き出しは多いとおもいますが、どんな役を演じても香川さんの良いところを香川さん自身が理解し全面に主張できてる。
それが”怪優”と呼ばれる由来ではないでしょうか?
また”顔芸”ともいわれる一瞬の表情で表現する演技も香川さんの魅力のひとつ。
笑うや怒るといった表情だけではなく、憎たらしさやイヤミっぽさもその表情で表現してる。
こんな魅力を持ってる俳優は香川さんだけだと私はおもいます。
『香川照之がその演技力で主役を超えてしまった映画【鍵、ゆれるなど】』・まとめ
今回は怪優と呼ばれる香川照之が、その演技力で主役を食ってしまったと言われてる映画をまとめてみました。
香川さんの演技力は凄いですよねー
今後もその演技で私たちを笑わせ、また感動させてほしいです。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。