【アカデミー賞】松たか子の着物の値段はウン千万!?

松たか子がアカデミー賞で披露した着物の値段は?

第92回アカデミー賞のレッドカーペットでは、映画『アナと雪の女王2』のエルサ役の女優が世界中から集まりました。

そんな中でも一際目立ったのが、日本のエルサ役の松たか子さんではないでしょうか?

松たか子さんは、歌曲賞にノミネートされた『アナと雪の女王2』の主題歌『イントゥ・ジ・アンノウン』を世界9カ国のエルサ役の俳優とともにパフォーマンス。

その歌唱力もですが、特に注目されたのが、レッドカーペットで着用されていた松たか子さんの着物になります。

今回はそんな松たか子さんが着ていた着物についてまとめてみました。

値段がいくらかも気になりますね〜

アカデミー賞でのファッションテーマは?

ファッションにおいてTPOはとても大事です。それに付随してるのですが、今回のアカデミー賞のテーマは「サスティナブル」でした。

サスティナブルとは”持続可能な”という意味があり、ファッションにおいてはリユースやリメイクしてリサイクルする流れとなっています。

2020年のアカデミー賞ではサスティナブルがテーマになっていたため、参加した人のドレスもそうした意識がよく見られたのが特徴です。

そんなサスティナブルがテーマですので、着物は民族衣装として目立つというだけではなく流行りに関係なく大事にすれば何十年と着用することができ、身長などの体型を調整することのできる衣装ですので最もテーマにあった衣装だったとも言えます。

スポンサーリンク

松たか子の着ていた着物は?

松たか子さんが着ていた着物はいわゆる訪問着です。訪問着は独身・既婚の20代〜高齢者まで様々な年代が着ることのできる着物です。

留袖の次に格式の高い女性の準礼装となりまが、一見留袖のような格式高い柄でありながら、留袖とは違って、絵羽(えば)という縫い目になる部分で柄が繋がることの多いデザインが主流です。

また、色は一見地味に見える色合いですが、”総絞り”という伝統的な技法が使われています。

総絞りとは?

生地を小さく摘んで糸で括ることによって作られる着物を絞り染めというます。

括った部分は染色の時に色が染まらずに白く残り、それが絞り模様となります。色染めの後に生地を括った糸を解くと”括り粒”という立体的なデコボコが残って独特な風合いになります。

職人が一つ一つ括ったものを染め上げ、一つ一つ絞っていくことによって絞りが作られます。

今回松たか子さんの着物は、生地全て絞ったもので”総絞り”といい、生地によっては約20万粒以上に及ぶものもあります。手間暇をかけたとても高級な着物です。

その中でも今回の着物には”本疋田(ほんぴった)”という技法が使われています。

人間の手と指だけでしぼり作業を行う技法で、染めたとしても白く残る面積が広くなるため生地の地色が少し濃い色だとしても全体的に白っぽく見えます。

また、とりわけ中心部の点が小さくなるのがその特徴です。

値段も相当いくのかも…

スポンサーリンク

ユニークな柄

大きく取られている柄は”松皮菱”を現しています。

その中に刺繍で”笠松”という松を図案化した模様と、金糸で波を配置されています。

松皮菱のなかに笠松を入れるという面白さや、松をテーマにした縁起の良い吉祥文様となっていて古典的ながらもアカデミー賞という大きな舞台にふさわしい衣装と言えます。

帯には高麗屋の紋

松たか子さんのお父さんである松本白鸚さんの歌舞伎役者の屋号である高麗屋(こうらいや)。その高麗屋の家紋が四つ花菱のこちらになります。

今回の袋帯にはこの花菱が入った”花菱入り七宝繋ぎ(はなびしいりしっぽうつなぎ)”という柄になってます。

七宝繋ぎは四方八方に広がっていく模様で「人とのご縁は七宝と同じぐらい価値がある」という意味合いのある縁の良い柄だそうです。

アカデミー賞という晴れやかな舞台で、今回の着物は松と波の刺繍で未来繁栄を意味し、たくさんの縁が育つようにと願いが込められているようなデザインとなっています。

着物の値段は3000千万!?

アカデミー賞での海外の女優たちは露出の高いドレスや個性的なドレスが目立ちます。

確かに最先端デザインやハイブランドが用意した衣装はラグジュアリーですが、サスティナブルかつ美しさや上品さ、奥ゆかしさなどが込められているものとしては、今回松たか子さんが選んだ着物は最適かつ素晴らしい衣装と言えるでしょう。

またその値段もスバらしかった…

着物専門家やゴシップ記事などのブログを見たところ、1000千万〜3000千万くらいの金額になるそうです。

松たか子さんの着物について先ほど記したような内容だと、このくらいの金額はいくのかも?…しれませんね。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

スポンサーリンク