タロットカード占いの歴史と概要

占いの中でも多くの人が馴染みのあるタロットカード占いですが、その歴史に触れてみましょう。

実は発祥ははっきりしていない?

世界中の多くの人々に指示をされているタロットカード占いですが、占いの中ではまだ歴史が新しいのです。古代エジプトが起源という説もありますが、タロットカード占いの歴史は実は発祥がはっきりとしていません。謎に包まれている部分も多いタロットカードですが、歴史の記録から、いくつかのルーツがあります。

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タロットカードのカードゲームとしてのルーツ

  1. 14世紀シャルル6世の遊戯札
  2. 15世紀ヴィスコンティ・スフォルツァ版のタロットカード
  3. エステ家のタロットカード
  4. 17世紀フランスにてマルセイユ版タロット

①14世紀シャルル6世の遊戯札

1392年シャルル6世のために作られたタロットカードが最古と言われています。

このタロットカードについてはフランス会計帳に記録が残されています。

1392年に画家のジャクマン・グランゴヌールによって3デッキ作成されて、6枚のペルシャ硬貨3枚を支払ったと記されています。

「金色や様々な色で描かれた56枚の遊戯札」と記録がありますが、現在はパリの国立図書館に17枚が保存されています。

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②15世紀ヴィスコンティ・スフォルツァ版のタロットカード

<キャリー・イエール版>
15世紀(1428年)ミラノ公爵フィリッポマリアヴィスコンティとサポイ・マリアの結婚記念日の作品と言われています。

このタロットカードはアメリカのイエールが収集していた為、「キャリー・イエール版」と呼ばれています。キャリーにより1976年にイエール大学の図書館に寄贈され保存されています。

金箔を使った煌びやかなデザインで、大アルカナ11枚、小アルカナ56枚で合計67枚が現存しています。

 

<ブレラ・ブランビラ版>
フィリッポ・マリア・ヴィスコンティのビアンカの夫がフランチェスコ・スコルツァという人物です。フランチェスコ・スコルツァが芸術家のボニファシオ・ベンボに依頼して作成されたタロットカードです。

48枚のカードが現存しておりミラノのブレラ美術館に保存されています。

 

<ピアモント・モルガン・ベルガモ版>
1451年前後に78枚で作成されたタロットカードです。

現在残っているのは26枚の大アルカナ、54枚の札を併せて合計74枚のカードが保存されています。

26枚はアッカデミア・カッラーラ美術館に、35枚はモルガンライブラリー、13枚は個人のコッレオーニ家が保存しています。

 

③エステ家のタロットカード

北イタリアのエステ家の1942年の帳簿にタロットカードを購入したという記録が残っています。

現在、イェール大学に15枚のカード、パリ国立図書館に17枚が現存されています。

 

17世紀フランスにてマルセイユ版タロット

1650年頃に「ジャン・ノブレ版」のタロットカードが発行されました。 現在の「マルセイユ版タロット」のルーツとも言われています。

◼️タロットカードの占いとしてのルーツ

  1. 世界で最初にタロットカード占い師を職業としたエッティラ
  2. 数字とタロットカードの意味
  3. 小アルカナに挿し絵が施される

①世界で最初にタロットカード占い師を職業としたエッティラ

世界で初めてタロットカード占い師を職業としたエッティラがタロットカードの世界を更に広げていきました。

彼は「タロットと呼ばれるカードのパックで楽しむ方法」という本を出版しました。

エッティラはアントワーヌ・クール・ド・ジェブランの「タロットカードの発祥をエジプトである」とした説を支持していました。

エッティラはカードが逆位置になった場合の解読の意味付けを行いました。また、大アルカナの内19枚を占星術と紐付け小アルカナのカードに水・土・火・風の四大元素を意味合いを持たせました。この四大元素はスートと呼ばれ、以下の意味あいを持ちます。

☆水(カップ)・・・愛情、優しい感情
☆土(ペンタクルス)・・・金銭、財産
☆火(棒・・・活動的・情熱の力
☆風(剣)・・・信念、思考

エッティラの考案した「エッティラ版タロット」がタロットカード占いに適したカードとして作成されました。

②数字とタロットカードの意味

19世紀にエリファス・レヴィがユダヤ神秘思想主義とカバラ数秘学を併せ持つカバラ数秘術とタロットカード占いを紐付けました。

カバラ数秘術とは、名前・生年月日から計算して自分の運命数を導きだし、性格や運勢、人生を占う方法です。

「薔薇十字カバラ団」を築いたパピュスや「黄金の夜明け団」により、生命の樹のセフィラの数字にタロットの四大元素のスートが関連付けされました。

③小アルカナに挿し絵が施される

アーサー・エドワード・ウェイトにより「ウェイト版タロット」が作成されます。

「マルセイユ版のタロット」には絵柄がありませんでしたが「ウェイト版タロット」は小アルカナ全ての札に絵柄が描かれました。

現在使用されているタロットカードはウェイト版(ライダー版)とマルセイユ版に由来するものが多いです。

タロットの大アルカナ(22枚)の意味

78枚のタロットカードの内、22枚が大アルカナになります。
カバラ数秘術の生命の樹には22本の小経路があるため大アルカナの22枚と紐付けられてきました。

大アルカナの意味 一覧

(正)→正位置
(逆)→逆位置

0愚者・・・
(正) 楽天家
(逆) 愚行

1魔術師・・・
(正) 自信、意志
(逆) 自信を失う

2女教皇・・・
(正) 英知、賢明
(逆) 冷酷

3女帝・・・
(正) 収穫、満足感
(逆) 感情的、浪費癖

4皇帝・・・
(正) 成功、責任
(逆) 傲慢、周囲からの孤立

5教皇・・・
(正) 人道的な優しさ
(逆) 不信と虚栄心

6恋人・・・
(正) 感情的な恋心、魅力的、結婚
(逆) 不誠実な恋愛 誘惑

7戦車・・・
(正) 勝利、行動力
(逆) 他人に依存する 失敗

8力・・・
(正) 自制心、強い心
(逆) 無気力、落胆

9隠者・・・
(正) 思慮深い、アドバイスを受ける
(逆) 内向的、ネガティブな考え

10運命の輪・・・
(正) 幸せな変化
(逆) トラブル、突然の悪化

11正義・・・
(正) 平等に判断する、正しい行い
(逆) 不正な罪

12吊るされた男・・
(正)努力が報われる、鍛練
(逆)無駄な努力

13死神・・・
(正) 終わり、破局
(逆) 復活、再生

14節制・・・
(正) 管理、スムーズな循環
(逆) 惰性、流れが止まる

15悪魔・・・
(正) 破綻、裏切り
(逆) 呪縛からの解放

16塔・・・
(正) 災難、転落する
(逆) 不安定な状態が続く

17星・・・
(正) 良い兆候、インスピレーション
(逆) 落胆、失意

18月・・・
(正) 不安な感情
(逆) トラウマの克服

19太陽・・・
(正) 明るい喜び、幸福
(逆) 失望

20審判・・・
(正) 良い変化、復活する
(逆) 罰が下される

21世界・・・
(正) 旅行、達成された成功
(逆) 不完全

タロット占いの方法

タロット占いにはいくつかの占い方法があります。カードの並べ方をスプレッドと言います。

<ワンオラクル>

最も簡単でシンプルな方法となります。1枚のカードを引いて、そのカードから現在の悩みや知りたい事の答えをリーディング、読み取る方法です。

<ツーオラクル>

2枚のカードを引いて占います。右のカードが占いたい事の答え、左のカードがどう動いたら良いかのアドバイスになります。

<スリーカード>

3枚のカードを引いて占います。
・左のカードは過去(現在に繋がる過去の状況や、占いたい内容に起因する原因)を表します。
・中央のカードは現在(現在の状況、周囲の環境)を表します。
・右のカードは未来(結果、未来の運命)を表します。場合によって行動次第で運命が変わる可能性もあります。

<ケルト十字>

10枚のカードを引いて
①現在
②必要な対策
③表に見えている状況
④潜在的な状況
⑤原因になる過去
⑥少し先の未来
⑦原因に対しての相談者の立場
⑧周囲の人の気持ち
⑨不安に思っている事
⑩相談に対する結果、総合的な未来

まとめ

謎に包まれている部分も多いタロットカード占いですが、人生を占い、答えを導き出すアイテムとして、現在も世界中で利用されています。

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