注目されていた米MLBエンゼルス・大谷翔平選手の2021年シーズンの年俸が決定しました。一時は球団との隔たりが報じられ、交渉難航で調停入りも懸念されましたが、スプリングキャンプ前に無事「一件落着」した形です。
ではその「大谷翔平2021年俸額」はいくらなのか。高いのか安いのか、海外の反応とともにお伝えします。（出典：Wikipedia、各スポーツメディアなど）
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大谷翔平2021の年棒
エンゼルスはこのほど、大谷翔平選手と2年総額850万ドル（約8億9千万円）で契約合意したと発表しました。年俸は2021年の今季が300万ドル、来季は550万ドルと増える内容です。
日本ハムから23歳でメジャー挑戦した大谷選手。労使協定の年齢制限で1年目年俸は最低保障の54万5千ドル、2年目は65万ドル、昨季は70万ドル（コロナ禍による試合数減で支給額はその約37%）と低く抑えられてきましたが、4年目の2021年は初めて年俸調停権を取得。球団との交渉が注目されました。
当初の大谷側希望額は330万ドル、これに対し球団提示は250万ドル。差が大きく調停による公聴会出席が不可避かとも思われました。しかしその後の両者交渉の結果、2021年年俸は希望額よりやや下がったものの、複数年契約でトータルでは大きな増額となって決着しました。
大谷選手のこれまでのプロ生活で最高年俸は日ハム時代（17年）の推定2億7千万円でしたので、日本円で約3億5千万円となる今季はそれを更新します。
MLBでも史上初の本格二刀流大谷選手。ただメジャー1年目のオフに右肘手術を受け、昨季も早々と故障離脱するなど投手としては不安を抱え、打者としても調子が下降。年俸交渉では「将来が期待できる希有な異才」なのか「投打それぞれの成績を淡々と査定する」のか、二刀流に対する評価が焦点になっていました。
その結果、球団側は大谷翔平選手の二刀流の高い価値を認め譲歩。今年・来年と投打で活躍が見込まれるとして、大幅増額の複数年契約になった模様です。ではこの金額、海外の反応や他選手との比較はどうなのか、次項で見てみましょう。
OFFICIAL: The #Angels have agreed to a two-year, $8.5 million contract with Shohei Ohtani.
With the agreement, an arbitration hearing is avoided. pic.twitter.com/MnWCL4AHAe
— Los Angeles Angels (@Angels) February 8, 2021
大谷翔平2021の年棒は高いか安いか？
大谷翔平選手の2021、22年年棒は合計約9億円。この評価については、米地元紙など海外の反応も「投打の割合をどう分けるかは未定だが、球団は大谷が投打で調子を取り戻すことに楽観的だ」と伝えており、二刀流復活に手応えを感じた結果だとしています。
では「21年300万、22年550万ドル」は高いのか安いのか、メジャー他選手と比較してみます。まず20年の年俸でみると、大谷選手と同い年で300万ドルを超えていた選手は全メジャーリーガー中でも、ヤンキースのエース、セベリーノ投手、アストロズの主力コレア選手ら5人しかいません。
その点大谷選手の場合「二刀流合計額」だと考え、単純に「投打各150万ドルずつ」と分けてみるべきだとの見方もあります。それでもエンゼルス同僚のヒーニー（159万ドル）、ロブレス（142万ドル）各投手らとほぼ同額。一方、若手ながらチームの主力強打者であるブレグマン（アストロズ）、ベリンジャー（ドジャース）両野手は1000万ドル以上と「打者大谷」よりはるかに高額です。
もっとも大谷選手が今年、1年目並みの二刀流の活躍をすれば、単年契約なら22年は数倍以上の大幅増もあり得た話。球団にとっては〝期待料込み〟でも850万ドルは十分「お買い得」な金額だともいえそうです。
New items have been added to our auctions page, including Ohtani & Vlad street banners and artifacts from the stadium — bullpen phone and all!
Visit https://t.co/H1ku8au0oL to check ‘em out and bid. pic.twitter.com/JQ8juFoLMl
— Los Angeles Angels (@Angels) January 30, 2021
大谷翔平2021の年棒に海外の反応は？
- ナイスだ！Sho-Time!
- ありがとう、ありがとう、グッジョブ
- 2年契約だからイコール「私たちは君を信じています」とは言い切れないな…
- 契約成立は結構なことだが、ケガ続きだったのは依然懸念事項ではある
- ともかく今年いい投球をすれば契約もさらに長く、貰うお金も多くなる。そうなるよう願ってる
出典：twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
- エンゼルス大谷翔平の年俸が「2年850万ドル」で決着。球団が大幅譲歩
- 1年目300万、2年目550万ドル。GMは二刀流復活に手応え、高く評価か
- 代理人も活躍に太鼓判だが、海外の反応では「ケガが依然心配」の声
間もなく始まるMLBシーズン。代理人バレロ氏によると、大谷選手の現状は「プラン通りに投打両方やっている。全てがうまくいっている」。ぶっつけ本番が徒となり投打で不振に苦しんだ昨季の反省から、今オフは「アプローチを変えた。強度を上げ、実戦のような状況をつくっている」ともいいます。チームは今月17日にバッテリー組がキャンプインし、大谷選手も合流見込みで「他の投手より先に行っている」（バレロ氏）と仕上がりも順調なようです。キャンプでの登板と打席が楽しみですね。
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