とっかかりの姓名判断-基本の基本-

はじめに

名前には呪(しゅ)が宿っています。
幸せになるように!こう育ってほしい!様々な願いでつけられているのが名前です。
画数にこだわったり、響きにこだわったり、意味にこだわったり、様々にこだわった名前がつけられています。
姓名判断は画数にこだわった判定法なので、意味を重視した名前にはあまり役に立たないこともあるかと思います。だから、自分の名前の意味を知っている人は、あまり画数を気にする必要もないのかもしれません。ですから、画数でどう出てもあまり気になさらない方がいいでしょう。
大事なのはつけてくれた人の願いです!

と、自分のこれから書く文章を否定してしまっては仕方ありませんね!
ですがそれはわたしの本当の思いです。
そうはいっても気になってしまうのも仕方のないことです。

ここでは簡単な紹介を書きますが、気に入られたならば、調べてみるのもよろしいかと思います。

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第一章 姓名判断の考え方

[姓名判断の基礎知識]

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画数の数え方

画数は戸籍に登録された新字体ではなく、旧字体に直して数えます。
旧字体とは正規に書かれた書体で、新字体が決まる前は正式に使われていました。
画数は、漢字の書き順に従って数えていきますから、書き順はしっかり覚えましょう。

特殊な数え方

画数を数えるときに注意しなければならない特殊なものを書いておきます。
々、ゞ、ゝ、などの使われた場合の数え方を書きます。
これは繰り返しの記号ですから、例えば奈々ならば奈奈と書き直します。
いすゞはいすず、と直して表記します。それから数えていきます。

濁点(゛)半濁点(゜)、ば、ぱ、の点や丸の部分のことですが、濁点は清音(ば、ならば“は”)の画数に2画足して書きます。半濁点は清音(ぴ、ならば“ひ”)に1画足して計算します。

数の数え方ですが、漢数字の場合は一から十まではその数がそのまま画数になります。
算用数字の場合は1から9まではその数がそのまま画数になります。
0は画数通りに1画です。ですから、10ならば1画+1画で2画になります。11も1画+1画で2画ですから、画数は同じになります。

漢数字では百は6画で、千は3画です。

画数を間違いやすいもの。
氵(さんずい)、扌(てへん)、忄(りっしんべん)、犭(けものへん)、は一般的な画数では3画ですが、姓名判断では4画と数えます。
礻(しめすへん)、王(たまへん)、は一般では4画ですが、姓名判断では5画で計算します。
くさかんむり、衤(ころもへん)、月(にくづき)姓名判断では6画として計算します。
辶(しんにょう)、(おおざとへん)は姓名判断では7画と数えます。
阝(こざとへん)は姓名判断では8画と数えます。
※ 一部機種依存文字があります。

第二章 五運格と分類法

五運格とは何のこと?

五運格とは、天運格、人運格、地運格、外運格、総運格からなります。
占うときにどの運格から見るかによって、若年期、壮年期、晩年期と行った各時期の運勢、性格、愛情運、対人運、金財運を占うことができます。

天運格

姓の格数の合計です。

人運格

姓の最後の1文字と名の最初の1文字の格数の合計です。

地運格

名の画数の合計です

外運格

総画数(総運格の数字)から人運格の画数を引いたものです。

総運格

姓名の格数の合計数です。(仮数は数えません)

※ 仮数とは、姓、または名が1文字の場合、仮数として1を足して計算します。
姓が1文字の時は姓の上に仮数1を足して、名が1文字の時は名の下に仮数1を足して計算します。

五運格の取り方

1文字の姓の場合 原 さやか 原が10画なので仮数を足して天運格が11です。
下の やか の画数6に仮数1を足して、外運格が7です。
原の10画と“さ”の3画を足して人運格が13です。
さやか の画数を足して地運格が9になります。
原さやかすべての画数を足して総運格が19です。

五運格の意味を記します。

天運格

天運格は姓の格数だけです。姓の格数は先祖代々受け継がれたものなので、
天運格自体では吉凶は問いません。
ですが、人運格や外運格、総運格に影響する重要なものです。

人運格

姓の最後の一文字と名の最初の一文字の画数を足したものです。
姓と名をつなぐ、主運と呼ばれています。
三十代から四十代の働き盛りのころの性格や仕事運、財運、結婚運、家庭運などを
表します。
占う相手の人生に大きく影響する運格です。

地運格

名の画数をすべて足したものです。
前運格と呼ばれていて、二十代前半頃までの生まれた環境や秘めた能力や愛情、
金運感覚などを表します。
地運格が吉ならば、その後に人生にも良い土壌が若いときに作られると考えます。

外運格

姓と名の合計画数(総運格)から人運格を引いた数です。
コミュニケーション能力や社会的合力などを表します。
外運格が吉ならば、社会で活躍できて人間関係もスムーズに行くでしょう。
外運格は人運格に影響します。

総運格

姓と名の合計画数です。(仮数は入れません)
後年運と呼ばれています。
五十代以降の運勢を表します。
総運格で人生の後半に安泰な生活を送れるかどうかが決まってきます。
障害の全体的な運勢がわかるのも、この総運格です。

第三章 画数の意味と、吉凶判断

1から81まである画数には、各数字に吉凶があります。
その基本が1から9までの数字です。それを元にして81の画数の吉凶を見ていきます。

0、 0は奇数ではありません。ですがすべでが無に帰ることを意味する凶数とされます。
1、 物事の発展の意味です。名誉、富、独立などを表す吉数です。
2、 離れると言う意味があり、分離や不安定さを表します。凶数です。
3、 奇数と偶数を合わせた数で、バランスがとれた数ですから、吉数です。
4、 分離を表す2を組み合わせた数字ですから、波乱や変化、困難を表します。凶数です。
5、 基数の中心の位置です。奇数偶数を合わせたバランスのとれた数です。吉数です。
6、 5に奇数を足した吉数です。ただし、5を頂点とするとやや下降美味の運勢です。
7、 1と6、2と5、3と4陽数と陰数を合わせた吉数です。
8、 3と5を合わせた吉数ではありますが、4を合わせた数でもありますから凶意も。
9、 集まる、多いという意味のある数ですが、分離孤独を表す凶数です。

1から81画の吉凶
◎大吉 ○吉 △小吉 ×凶
1画、健全、◎ 2画、分離、× 3画、発展、◎ 4画、破壊、× 5画、再興、◎
6画、福徳、◎ 7画、独立、○ 8画、意志、○ 9画、因縁、×
10画、妨害、× 11画、篤実、◎ 12画、不和、× 13画、学芸、◎
14画、不満、× 15画、円満、◎ 16画、安定、◎ 17画、闘志、○
18画、貫徹、○ 19画、障害、× 20画、崩壊、× 21画、頭領、◎
22画、挫折、× 23画、活気、◎ 24画、安泰、◎ 25画、才知、○
26画、争議、× 27画、中傷、× 28画、険悪、× 29画、見栄、△
30画、変転、× 31画、不屈、◎ 32画、人望、◎ 33画、気概、○
34画、煩悶、× 35画、補佐、○ 36画、浮沈、× 37画、信用、◎
38画、迷走、△ 39画、変化、△ 40画、策謀、× 41画、和順、◎
42画、散漫、△ 43画、虚栄、× 44画、無謀、× 45画、応援、◎
46画、逃避、× 47画、順風、◎ 48画、信望、◎ 49画、急転、×
50画、波乱、× 51画、動乱、△ 52画、創意、◎ 53画、不安、×
54画、空転、× 55画、混交、△ 56画、消極、△ 57画、再起、◎
58画、後楽、○ 59画、混迷、× 60画、不定、× 61画、高慢、○
62画、衰退、× 63画、成就、◎ 64画、別離、× 65画、充実、◎
66画、苦悩、× 67画、大成、◎ 68画、才能、◎ 69画、窮迫、×
70画、厄災、× 71画、禍福、△ 72画、空疎、△ 73画、夢想、△
74画、怠惰、× 75画、退守、○ 76画、攻撃、× 77画、逆転、×
78画、衰退、△ 79画、柔弱、× 80画、困苦、× 81画、健全、◎

原さやかの例ですと天運格が11で大吉
人運格が13で大吉です。地運格が9なので凶です。外運格は7で吉です。
総運格が19で凶です。

人運格は円満名声人気。
地運格が薄幸、消極的、孤立。
外運格が独立。
総運格は障害、人に愛されながら、不安を抱いている。

総合運を表す総運格は、アイディアを次々と打ち出すものの、なかなか芽が出ないというような運のようです。五行のバランスが悪いので、良い運を持っているのですが、苦労するようです。

簡単な見立てですから詳しく見なければわからないところもありますので、参考にならないかもしれません。

終わりに

簡単に説明しましたから、わかりにくいところがあるのではないかと思います。
ですがあなたの興味の足がかりになってくれればうれしいです。

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