サルバドール・ペレスとは?大谷との比較で成績(本塁打)を比較してみた

MLBカンザスシティ・ロイヤルズのサルバドール・ペレス選手が、後半戦で急激に本塁打を量産しています。8月30日までで何と38本まで積み上げ、トップの大谷翔平選手まであと3本に迫りました。

大谷選手本塁打王の「お尻に火を付けた」、サルバドール・ペレスとはどんな選手なのか。キャリアの成績や年俸などを調べてみました。(出典:Wikipedia、MLB公式、スポーツメディアなど)

ペレスさんはスターメジャーリーガー。今年のオールスターで先発大谷サンとバッテリー組んだのは感動的だった!

サルバドール・ペレスとは?成績(本塁打)は?

日本人初の本塁打王にひた走る「二刀流」大谷翔平選手。後半戦は打ではいまひとつ調子が上がりませんが、8月初めごろまではライバル・ゲレーロJr選手も〝不調お付き合い〟で、大谷選手のタイトルはほぼ確定かと思われました。

ところがここ3週間ほど、もの凄い追い上げを見せているのがサルバドール・ペレス選手。直近15試合で9本もホームランを「乱打」して、41本の大谷選手の背中を完全に捉えました。

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ペレスの成績一覧

このサルバドール・ペレスとはどんな選手なのか。まずは成績一覧をどうぞ。

チーム打率試合数打数得点安打二塁打三塁打本塁打塁打数打点三振四球死球犠打犠飛盗塁出塁率長打率
2021(~8/30)ロイヤルズ0.2751284946213619037266921372090310.3140.538
2020ロイヤルズ0.33337150225012011953236320110.3530.633
2018ロイヤルズ0.23512951052120230272248010817120510.2740.439
2017ロイヤルズ0.268129471571262412723380951750510.2970.495
2016ロイヤルズ0.2471395145712728222225641192280200.2880.438
2015ロイヤルズ0.26142531521382502122670821340510.280.426
2014ロイヤルズ0.26150578571502821723370852230310.2890.403
2013ロイヤルズ0.292138496481452531321579632140500.3230.433
2012ロイヤルズ0.3017628938871601113639271210300.3280.471
2011ロイヤルズ0.331391482049823702120710200.3610.473

年俸も超絶なスーパースター

キャリア本塁打190本、打率.270。MLB屈指の名プレーヤー、サルバドール・ペレス選手は、ベネズエラ出身の31歳。最近米国籍も取得しています。

シルバースラッガー賞3回、ゴールドグラブ賞5回、ワールドシリーズ最優秀選手、オールスター選出7回という輝かしい経歴。捕手としても捕球力、肩の強さ、送球の正確さなどが抜群。パワフルな打撃と合わせてMLBを代表する世界的捕手といえます。

エンゼルスでいえばトラウト級VIP。捕手では近年のMLBでNo1クラスの大物だね

それだけに年俸もトップクラス。21歳でメジャーデビューした翌年に、2012~16年まで5年700万ドル(7億7000万円)の契約を締結。2019年までのオプションを含めると8年2175万ドル(約24億円)、しかも最大500万ドルの出来高付きという超大型契約でした。

さらに今年のシーズン開幕前、ロイヤルズと4年総額8200万ドル(約90億円)のビッグディールをまとめて契約延長しています。

WBCも2度ベネズエラ代表で出場、日米野球にも参加してるし、日本のファンにも馴染み深いわよね
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大谷翔平との比較

サルバドール・ペレスとはMLB屈指のスター捕手」で年棒も破格。終盤に来て絶好調とあって、大谷選手の本塁打王危うい?と日本のファンとしては気が気じゃありませんが、ここで大谷翔平選手とペレス選手の打撃成績を比較してみましょう。

■2021年(8月30日まで)

・大谷翔平 125試合、41本塁打、打率.264、三振156、四球67、OPS.986

・ペレス 129試合、38本塁打、打率.277、三振137、四球20、OPS.859

■MLB通算

・大谷翔平 379試合、88本塁打、打率.267、三振418、四球159、OPS.892

・ペレス 1108試合、190本塁打、打率.270、三振772、四球154、OPS.762

通算でははるかにペレス選手の試合数が多いですが、成績の傾向的には打率、本塁打数、三振数などは似ています。ただ一つ、顕著に差があるのが「四球」です!

ペレス選手の今季四球は大谷選手の3分の1以下。キャリア通算でも、三倍近い試合数なのに四球数は何と大谷選手の方が上です。ペレス選手は捕手らしくストライク打率が高いシュアな打者なものの、積極打法が持ち味で四球はかなり少なめ。

一方の大谷選手は前半戦の絶好調で他球団が大警戒。後半戦では勝負を避けられる打席が多く、四球が急増しているという「条件の違い」があるようです。

大谷は申告敬遠でもリーグトップ。大差の試合でも敬遠されるくらい、全然勝負されないからな…

サルバドール・ペレスの海外の評価まとめ

  • こうなったらもうホームランキング狙って!
  • 彼はキャッチャーのAL記録を破るつもりだ
  • ベストなパワーヒッティングキャッチャー、サルヴィ
  • サルヴィは今のロイヤルズでは2015年ワールドシリーズの最後の経験者なんだな
  • ショウヘイにとってヴラドこそ脅威だと思ってたら、気がつくとペレスがHOTに接近してきた!

出典:YouTube

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

  • ロイヤルズの名捕手サルバドール・ペレスが本塁打量産、大谷の背中捉える
  • ゴールドグラバー、オールスター常連の大スター。年俸も4年90億円レベル
  • 大谷との大きな差は四球数。敬遠多い大谷よりペレスは勝負機会が圧倒的

打点では早くも大谷選手を抜き去るなど、このところ打棒全開になっているペレス選手。大谷・ゲレーロJr選手らよりも投手から勝負を挑まれる場面が圧倒的に多く、本塁打を打つ“機会”にも恵まれているといえます。

かたや敬遠ばかり、たまに勝負されてもデッドボール直撃…。ちょっと運が下降気味の大谷選手、なんとかあと一カ月で前半戦のような輝きを取り戻してほしいものです。

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