ランニングコストも契約の方法も違うからよーく比べて購入(契約)するべき。
オンラインでデータのやり取りができる時代になったとはいえ、何かと必要になるのがプリンター。
プリンターって業務用と家庭用があるけど、一体何が違うの?
結局どっちがお得なの?メリットとデメリットは?
今回は、業務用と家庭用のプリンターの違いを調査してみました。
業務用と家庭用の違い
業務用プリンターと家庭用プリンターでは様々な違いがあります。
- 耐久性
家庭用の耐久性が3年~に対して業務用は5年~程度の耐久性になります。しかも家庭用は使用頻度が少ないと想定の上の耐久性なので、耐久性に関しては業務用が圧倒的に高いと言えます。しかも家庭用は壊れてしまったら買い替える事しかできませんが、業務用は業者による定期メンテナンスがあるので長く使用することができます。 - 印刷コスト
印刷には用紙代とインク代が必要になります。インク代だけで見ると家庭用は5,000円前後で購入できますが、業務用は1万円程かかります。しかし、実際印刷してみると家庭用のインクはすぐに切れるのに対して、業務用のはかなり長く使えるのがわかります。
インクの買い替え費用を考えると実は、業務用の方がインク代は安くすむのです。
一般的に家庭用プリンターのカラー印刷は1枚あたり60円~80円程度、業務用プリンターは1枚あたり20円程と言われています。業務用は、家庭用に比べて3分の1以下のコストで印刷ができます。 - 印刷スピード
家庭用プリンターはインクジェット方式が主流となっています。インクジェット方式は紙にインクを噴射する方式のため、乾くまで待つ必要があり印刷スピードが遅くなります。
一方業務用はレーザー方式が主流となっており、レーザーによりトナーを用紙に定着させる方式のため乾くまで待つ必要はありません。大量印刷には業務用のレーザー方式が向いています。 - 原稿サイズや用紙
家庭用は主に、A4サイズまで対応しているものが多いですが、業務用だとA3サイズまで印刷が可能です。さらにポスターなどの長尺な印刷も可能となっています。
また業務用は用紙の種類を選ばないのでカタログや資料、そして図面やポスターなどサイズ・厚みともにさまざまな用紙に印刷することができます。 - 保証とメンテナンス
家庭用プリンターには、メーカー保証のほかに購入店舗の保証もついています。ただし、保証される期間は3~5年程度と長くはありません。
業務用プリンターは、一般的に、保守契約を結んで定期的なメンテナンスを受けられるようにしています。プロのサービススタッフがメンテナンスをするため状態良く使えるうえ、万が一何らかの不具合が発生したときも迅速な対応が受けられて安心です。 - 契約(購入orリース、レンタル)
業務用プリンターは、購入するほかにリースで利用することも可能です。業務用は、耐久性が高く機能も充実しているだけに、本体価格は高額になっています。そのため、購入せずにリース契約をして利用することが一般的です。
家庭用プリンターの特徴
家庭用プリンターを選ぶ際は以下の特徴があることを理解しておきましょう。
- 本体代が安い
- ランニングコストが高い(インクやトナーカートリッジ代など)
- 消耗品を都度購入する必要がある
- メーカー純正以外のものを使用するとメーカー保証の対象外
- 耐久性が業務用に比べて劣る
業務用プリンターの特徴
業務用プリンターを選ぶ際は以下の特徴があることを理解しておきましょう。
- 本体代が高い(ただしレンタル、リース契約が可能)
- 保守・メンテナンスが付いてくる
- 性能が良い
- 耐久性が高い
業務用と家庭用どちらを選ぶべきか
業務用プリンターと家庭用プリンターを選ぶ際には、ほとんどの場合、利用頻度で判断すればよいでしょう。
画質の良さや、印刷サイズの大きさなどを重視する場合は、業務用一択ですが、使用頻度も少なく印刷サイズや質をあまり気にしない場合は家庭用で問題ありません。
■業務用プリンターが向ている会社
・月間印刷枚数が500枚以上
・一度に大量の印刷をする機会がある
・質や印刷サイズを重視している
■家庭用プリンターが向いている会社
・プリンターの導入コストを抑えたい
・月間印刷枚数が少ない
・一度に大量に印刷はしない
・質や印刷サイズは気にしない
エアコンの業務用と家庭用の違いは?企業で使うならどちらを選ぶ?
エアコンには業務用と家庭用があります。
小さい事務所の企業でも、「家庭」ではなく「業務」なので、業務用を選ぶべきなのでしょうか。
ここでは、エアコンの業務用と家庭用の違いについて調べてみました。
業務用と家庭用の違い
エアコンには業務用と家庭用がありますが、必ずしも家庭で使うから「家庭用」、企業や店舗など業務で使う場合は「業務用」と分かれているわけではありません。
結論から言えば、業務で使う場合でも家庭と変わらないような規模の事務所や店舗奈良家庭用で十分です。
家庭用と業務用には、主に次のような違いがあります。
- 冷暖房能力
- 電源
- 電気料金と契約内容
- 工事の仕方
- 室内機と室外機
ではひとつずつ詳しく見ていきましょう。
冷暖房能力の違い
家庭用のエアコンは部屋の広さに応じて「〇畳用」や「〇kw」で選びますが、業務用エアコンは「〇馬力」または「p〇形」で選び、それぞれ表記の仕方が異なります。
家庭用のエアコンを「馬力」に替えれば、最大で3馬力相当ですが、業務用の場合は1.5~10馬力まであるので、家庭用よりもうんと馬力のあるエアコンが用意されています。
「馬力」は部屋の広さや規模だけでなく、冷暖房能力の高さも意味しています。
例えば、広い事務所で100人くらいの社員が事務職をしているオフィスと、20畳くらいの店内でも強い火力を使う中華料理屋さんでは、馬力の選び方が変わります。中華料理屋さんはそれほど広くなくても馬力の高いエアコンが必要で、事務職しかしていなければ部屋の広さに応じた数は必要ですが、家庭用のエアコンでも十分です。(ただパソコンを多く稼働させている場合は熱がこもりやすいので、冷気を少し強めにする必要はあります。)
ビルの中にオフィスがある場合は各部屋でエアコンを設置するのでなく、大元のエアコンが別の所にあって各部屋に冷風、暖風を送っているという形がとられている場合もあります。
電源の違い
家庭用のエアコンは「単相200V」という電源を用います。
一方で業務用エアコンは「単相200V」を使うこともありますが、ほとんどの場合は「三相200V」という電源が使われます。
単相というのは家庭用の電気製品に電気を送るときに用いられ、三相は業務用の大型電気製品に電気を送るときに使われる電気交流です。
単相は電気を送るためと受けるための2本の電線を使って電気が行き来し、100Vと200Vの2種類あります。
三相は3本の線があり、その線の組み合わせによって大きな電力が得られるというものです。
電気料金と契約内容
電気料金の契約内容は、単相と三相では異なります。
一般家庭の場合は単相で、「従量電灯」という契約になります。従量電灯は、基本料金は安いですが、電気を使用すればするほど電気代の単価が上がる仕組みになっています。
しかし三相の場合は、「低圧電力(動力)」か「高圧電力」のどちらかの契約となります。高圧電力は大型ショッピングセンターや病院、工場など電気を多く使用するところで契約されています。
小規模な店舗や工場などで契約される低圧電力は、基本料金は高いですが単価は夏と冬と変わるだけで固定なので、たくさん使用したからと言って単価が上がるわけではありません。
工事の仕方の違い
家庭用のエアコンの取付けはそれほど複雑ではないので、家電量販店などエアコンの購入先から工事の人が来てくれて1時間から1時間半くらいで工事が完了し、費用も1万円程度で済みます。
しかし業務用のエアコンは、既存配管がある入れ替えの場合でも既存エアコンの冷媒ガスを回収するのに時間がかかり、さらに設置後の気密試験や真空引きにも時間がかかるなど家庭用のエアコンよりも工程が多いので、丸一日はかかるとみておく必要があります。
費用も一台当たり、5万円から15万円が相場です。
また業務用のエアコンは、企業における仕事の内容や人の出入り数などによって適切な馬力のものを選ぶ必要があります。
初めてエアコンを導入する場合は、どの馬力のものが適しているかどうかについても、専門業者にしっかり相談をして決めることが大切です。
もし間違った判断で購入をして取り付けてしまった場合、お客さんの入り方も変わってきて売り上げにも影響するからです。
さらに室内機と室外機の設置場所についても、専門業者とよく相談をしましょう。
特に室外機は近隣ともめる原因にもなりかねないので、注意が必要です。
室内機と室外機の違い
家庭用エアコンは室内機と室外機がついになっていますが、業務用エアコンの場合は、室外機1台で複数の室内機に対応します。
業務用エアコンには、「同時運転」と「個別運転」があります。
同時運転は、例えば1台の室外機に3台の室内機がある場合、1つのリモコンで3台とも同じように運転をするというもので、個別運転はそれぞれの室内機をリモコンで操作できるので、1台だけ運転をするということが可能になります。
そのどちらの使い方をするかで繋ぎ方が変わってくるので、どちらにするのかをしっかり決めておく必要があります。
一般家庭で業務用、企業で家庭用を使える?
家庭用エアコンは業務用でいう3馬力のものまであります。業務用は1.5馬力からあるので、一般家庭でも部屋が広いため馬力が強めのエアコンを使いたいときや、1台の室外機で複数の室内機を使いたいときは業務用のエアコンを選ぶことも可能です。一般家庭でも業務用のエアコンを取り付けることによって電気代が節約できることもあるからです。
また企業でも小規模で人の出入りの少ないような事務所や店舗なら、家庭用のエアコンで十分間に合う場合もあります。設置のためのコストを節約することができます。
家庭用エアコンは「〇畳用」などと表記されているので選びやすく、工事も短時間で済み工事費用も安く済みます。
業務用エアコンは企業の仕事の内容や人の出入りなど、購入・設置の際には考慮すべき点がたくさんありますが、最適なものを選ぶことで快適に仕事ができ、売り上げが良くなる可能性もあります。