9月8日(水)プロ初勝利を成し遂げたタイガースの小川一平投手。
矢野監督も絶賛しています。
小川一平投手は当初より、“パワーチェンジ”なる武器を持っていると、評判でした。どのような球種なのでしょう
苦労人と言われる小川一平投手のユニークな経歴と合わせてみていきましょう。
小川一平の 球種まとめ!パワーチェンジとは
小川一平投手の持つ多彩な球種をまとめ、その中でも独特のパワーチェンジとはどのようなものかを見てゆきます。
9月8日の阪神巨人首位攻防戦で、阪神が同点に追いついた後、好投伊藤将司の後を受け、6回、小川一平はヤクルトの反撃を三者凡退で、1イニングを抑え、その後味方が点を取り、待望のプロ初勝利を勝ち取りました。
小川投手プロ初勝利おめでとうございます㊗️🎉🎉🎊#阪神タイガース #hanshintigers #小川一平 #一平ちゃん pic.twitter.com/juCVA441qX
— 極トラ・プレミアム(日刊スポーツ) (@NikkanNaruohama) September 8, 2021
それまでも、
・8/31阪神中日戦に阪神は5回に同点に追いついた直後、青柳投手を引き継いで6回1イニングを0点に抑え、相手の反撃を封じた。
・9/4阪神巨人戦に1点差負け越しの場面で、巨人の岡本、亀井、ウィラーを打ち取った7回1イニングを0点に抑えた。その後逆転し、阪神勝利に貢献した。
・9/5阪神巨人戦に阪神が6回に猛打で2点差まで追い上げた直後の7回1イニングを0に抑えた。巨人の岡本、中嶋、丸を抑えた.
着実に実績を上げており、初勝利は時間の問題と見られていた。
※9/5の実況中継の元阪神掛布氏は小川一平投手の堂々とした投げっぷりを称賛していました。
そして、9/8阪神ヤクルト戦:5回に阪神は同点に追いつきました。好投伊藤将司の後を受け、6回、ヤクルトの反撃を三者凡退で、1イニングを抑えた。
結果、小川一平投手はプロ初勝利をゲットした。
大学2年生の時に、自ら命名した自信の“パワーチェンジ”とは、どのような球種なのか見てゆきましょう。
フォークのように落ちる決め球で、首脳陣の注目を集めていた。
本来のチェンジアップの握りは親指と人差し指で、OKマークを作るが、彼の場合は親指と人差し指の間隔が広く、中指は中央ではなく、少し右側に添える。
他の球種では、長身から投げ下ろす最速152㎞のストレートはかなり威力がある。
スライダー、カットボールや憧れの藤川球児から伝授されたフォークなど多彩な球種を投げます。
小川一平投手のプロフィール
小川一平は24歳のプロ2年目の右投げ投手です。
出身は逗子市で、小学2年の時に軟式野球を始める。
神奈川県立横須賀工業高校に進学。2年秋と3年春故障のため、甲子園の経験はなし。
熊本県の東海大九州キャンパスに進学するも、直後に熊本地震で被災。
3年時に先発に本格的に転向したものの、腰痛を発症。
4年時に他の部員の不祥事によりチームは春季リーグを辞退。
しかし、2019年NPBドラフト会議の6巡目で阪神から指名を受ける。
その時の阪神の採用方針は高校生であったが、唯一大学生投手を指名された。
この時のアマスカウト・九州担当は田中秀太(現役時代は「秀太」で親しまれ、現在は守備コーチ)であった。
2020年5月31日の紅白戦で自己最速の152㎞を投げ込む。長身183㎝から投げ込む速球は威力がある。
2020年新人選手からただ一人、開幕1軍を勝ち取る。
球団の期待の大きさが感じられたが、良い結果を残せず、8月15日登録抹消となる。
父小川昌史氏による小川一平像とは
小学1年時に習っていた柔道のおかげで身のこなしができるようになった。
小学校卒業時に「プロになりたい。」と言っていた。
ドラフト前は「育成でもいいから、プロをめざす。」と言っていた。
「阪神の藤川球児を目指して、直球を磨いてきた。」とも。
「逗子出身は愛甲猛選手以来かな。」
小川一平へのみんなの反応
- 去年ルーキーの時、出ては打たれ、出ては打たれを繰り返してたけど、矢野さんは信じてかなり投げさせたよね。その経験値が生きてる。ドラフト6位やで。スカウトも喜んでるよ。
- 今年はマウンドでも堂々としてるし、攻めの投球が出来ている。去年の一軍での経験も大きかったんだろうね。この投球が続けば、勝ちパターンの7回をしっかり任せられると思うし、リリーフの層がかなり厚くなる。
- 一平選手は神奈川出身ですが名門校ではない公立高校の出身です。 一平選手に至っては大学も故郷を離れた熊本の東海大九州で決して恵まれたキャリアの持ち主ではありませんが、よくぞ田中秀太スカウトは見つけてきてくれました。
- 小川は150km/h超えのストレートと球種が豊富でカウントを取れる変化球が1つ2つあるから去年の投球からワンランクどころかツーランクくらい上がってる。
- これでやっと中盤以降負けててもリリーフが抑えてくれたら、逆転する反発力があるんやと、希望をもって試合を楽しめるような阪神になった。
出典:ヤフコメ
まとめ
- 小川投手評判のパワーチェンジとは、彼独自のチェンジアップである
- 小川一平投手のこれまでの苦難の道のりを紹介した
- 初勝利のコメントには、阪神ファンの大きな期待がにじみ出ている
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