ノーベル賞予想2021まとめ!韓国と日本人の可能性のある人とは?

今年も注目のノーベル賞2021の受賞の発表が、10月4日から行われます。
昨年3年ぶりに、科学3賞の受賞がなかった日本ですが、今年は期待できるでしょうか?
ノーベル賞2021の日本人受賞者を4名に絞って大胆に予想します。
また、これまで、平和賞1つであった韓国のノーベル賞の科学部門での初受賞者は現れるのでしょうか?

平和賞は金大中と佐藤栄作さんだけどね

ノーベル賞予想2021まとめ

ノーベル賞受賞予想2021を独特のやり方でまとめてゆきます。

2021のノーベル賞受賞の発表が、10月4日から行われます。過去の実績時期との関係を使って、科学3部門の各種予想が出ている候補者25名から、最終的に、4名に絞りました。その根拠について、次に述べます。

科学3賞の受賞発表時間は以下となっています。
医学生理学賞:10月4日(月)日本時間午後6時30分
物理学賞:10月5日(火)日本時間午後6時45分
化学賞:10月6日(水)日本時間午後6時45分

国際情報企業クラリベイ卜・アナリティクスは9月22日に、
2021年「クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞」を発表し、日本人研究者として、医学・生理学部門で、岸本忠三大阪大学教授と、平野俊夫大阪大学名誉教授、化学部門で澤本光男京都大学名誉教授の3名が受賞しました。

これまで、引用栄誉賞受賞者の59名がノーベル賞を受賞していますので、受賞者候補として大いに期待できます。

2016年には、2年後に医学生理学でノーベル賞を受賞することになる本庶佑氏を含む3名の日本人がこの賞を受賞していました。

ここでは、日本人受賞者の2000年以降のメインとなる業績を発表した年から受賞に至る年月を計算し、平均年数を調べてみました(Wikipedia参照)。

これまでの日本のノーベル賞受賞者の、主たる業績発表と受賞年表

 

すなわち、後の自然科学界に大きな影響を与えた論文発表が、世界の科学者の注目を浴び、大きな科学の発展の潮流となり、また実用化されて社会に大きな影響を与える。その発明・発見が評価されるためにはそれなりの年月が必要だと考えたためです。

この年月以上に年月が経過したものは、最適の受賞時期を逃して、その年の受賞としては、新鮮さがなくなっているのではと考えました。もちろん、より若い研究者の受賞に伴う共同受賞者としての可能性は残ります。

この仮説は、研究分野や研究の中身で、異なってくるでしょうが、ここで大胆に、平均を取ってみたところ28年と出ました。すなわち2021年のノーベル賞受賞者は、1993年前後にその分野にインパクトを与えることになる業績を上げた研究者である確率が高いと推定しました。

この手法により、2016年には、丁度28年前の1989年に業績を上げられた大隅良典氏を3名のうちの一人として、予測することができました。

さて今回は該当する候補者がどれだけいるのだろう?
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韓国初の期待も注目!

韓国はノーベル賞シーズンになると委縮します。それは、120年のノーベル賞史上、国家科学技術の尺度となる科学分野の受賞者を一人も出せていないからです。25名を出している日本と常に、比べて、毎年の科学賞発表後に国中で大いに落ち込んできました。

昨年は、ソウル大学科学生物工学部碩座教授であり基礎科学研究院(IBS)ナノ粒子研究団のヒョン・テクファン団長(57歳)が「クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞」に選ばれ、ノーベル賞の化学賞部門での韓国人初の受賞が期待されていたが、叶いませんでした。

2021年の「クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞」に、高麗大学(ソウル・韓国) 李鎬汪(イ・ホワン)名誉教授(93)の名が上がりました。

韓国のパスツールと呼ばれる研究者で、1976年に、世界で初めて腎症候性出血熱の病原体「ハンタウイルス」と免疫体を発見しました。
1989年には世界初の腎症候性出血熱の診断キットを、1990年には予防ワクチン「ハンタバックス」を開発しました。

これまで、約20年間にわたりノーベル賞候補とされてきた方です。

論文引用数で選ばれる「クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞」で、これまで、多くの日本人研究者が受賞していますが、この賞自身も韓国人の受賞は少なく、2年続けてというのは、異例です。

受賞すると国中が沸き上がるでしょうね!

日本人ノーベル賞候補

クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞を初め、日本の科学雑誌等の受賞者予測(経済賞、文学賞を除く)を含む日本の物理、化学、生理・医学分野での各種予想で名前が出ている25名について、1993年前後にその分野にインパクトを与えることになる業績を上げた候補者を抽出しました。

 

主たる業績発表年1993年と前後2年まで広げますと、4名の方が該当されます。

生理・医学分野: 機能的磁気共鳴画像法 (fMRI)の小川 誠二氏、小胞体ストレス応答の分子機構を解明した森和俊
化学分野:カーボンナノチューブを開発した飯島澄男氏、原子移動ラジカル重合の澤本光男氏となります。

世界的なコロナ禍での今年の特殊事情として、重症化や感染防止に、多大な寄与をしたmRNAワクチンの発明、開発が最も注目されています。

生理・医学分野では、カタリン・カリコ博士が、絶対的に有利と思われますので、mRNAワクチンと関連しないこの部門での他の方の受賞は難しいのではと考えられます。

まずは、発表を期待して待ちたいと思います。

これほど短期にワクチンが開発されなかったらどうなってた?
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まとめ

  • 日本人のノーベル賞受賞は、メインの業績を発表してから28年前後との仮説を立てた
  • 仮説に従い、2021年ノーベル賞予想として、25名から最有力な4名に絞った
  • クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞を2年連続で受賞するなど、韓国が追い上げており、初の受賞となる可能性もある
今年は受賞しないと日本の時代が終わる予兆になるかも

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