大谷翔平属するエンゼルスに、大リーグ47勝の先発ノア・シンダーガード投手がメッツからFA移籍し、来シーズンのエンゼルスのプレーオフ進出が期待されています。
ノア・シンダーガードの成績や球種をまとめ、大谷翔平と2本柱になり、大きな戦力となるか?鍵を握るのはなにかとの観点でまとめます。
一番の懸念点はどこにあるのでしょう?
ノア・シンダーガードの成績
ノア・シンダーガードの成績をまとめてゆきます。
ノア・シンダーガード(Noah Syndergaard)投手は 1992年8月29日 生まれ、198センチ、109キロの体躯を誇る29歳の右投左打の選手です。
今回、1年、2100万ドル(約24億円)の契約で、ロサンゼルス・エンゼルスにFA移籍しました(Wikipedia参照)。
毎年9~14勝をコンスタントにあげるなど、安定した成績を残していますが懸念点は故障です。
2017年4月30日右広背筋の部分断裂が認められ、故障者リスト入りとなり、この怪我により、シーズンの大半を棒に振りました。
2020年3月24日にトミー・ジョン手術をうけ、このシーズンの登板はありませんでした。
2021年9月29日のマーリンズ戦にて2年ぶりに復帰しましたが、2試合の登板で未勝利に終わりました。
フォーシームの速球を武器としますが、これが手術後の肘にどのような負担をかけるか?そこがポイントになります。
ペリー・ミナシアンGMは、現地時間11月17日の会見で、
「彼の獲得にリスクがあることは分かっている。だが、賭けるに値するリスクだ。コンディションさえ問題なければ、彼はこの世界で有数の投手のひとりだからね。そして彼自身もここで復活できるかに賭けている」と話しています。
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ノア・シンダーガードの球種
5種の球種をコントロール良く(与四球率2.00)投げ分けます。
フォーシーム
シンカー
カーブ
チェンジアップ
スライダー
フォーシームの速球に2015年に36%、2016年29%、2018年21パーセント、2019年29パーセント頼っていました。
2016年からスライダーが加わり、カーブの割合が減少しました。
ノア・シンダーガードの平均球速
2016年、シンダーガードのキャリアーベストシーズンには、MLB先発トップとなる平均球速98.8マイル(約159キロ)のフォーシームを武器に14勝、リーグ3位の防御率2.60をマークして球宴選出と大ブレイクしました。
この年には100マイル(約161キロ)以上も208球を計測しています。
球種別の球速は以下となっています。
フォーシーム (153~159km/h)
シンカー (153~159km/h)
カーブ (129~135km/h)
チェンジアップ(142~151km/h)
スライダー(142~151km/h)
ノア・シンダーガード加入にSNSの反応まとめ
- 今年の大谷投手のリハビリ成功が球団の自信に繋がっているのだと思う。シンダーガードも非常に身体的な能力は高いしまだ若いから期待できる。シーズン前半は大谷のように球数制限をして徐々に球数を増やしていくのではないかな?
- 同じTJ明けで、他ならぬピッチャー大谷が結果を出したこと。手負いのシンダーガードに安心感を与えたことは想像に難くない。
- 諸刃の剣だとハイリスク・ハイリターンに見えるが、この場合にはこの条件で復活してくれればメッケもの以上には期待できると思う。前年まで活躍していた選手を高年俸の長期契約して期待外れだったというのとは明らかに違うよね。
- 復調すれば間違いなくエース級の投手なので中途半端な投手を獲得するよりは良いんじゃないかな。近年、エンゼルスが獲得しては失敗してきた先発投手達よりは一段上の選手だし。
- ハービーの二の舞いにならなければいいが。ハービー、テヘラン、キンタナと失敗が続くので、つい。
出典:ヤフコメ
まとめ
- ノア・シンダーガードは、MLB6年で、47勝、防御率3.32の成績で、5種の球種を投げ分ける
- 肘の怪我を克服し、最大の武器の速球フォーシームを復活させ、大谷翔平とともに、先発の主力となれるかがポイント
- このトレードに期待する意見と懸念する意見の両者が錯綜
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