甲子園の遠征費はいくらかかるか?子供がもし出場したら…

高校野球が始まりましたね。
夢を追いかけ甲子園にたどり着いた選手の姿はみんなキラキラしています。
憧れの甲子園で野球ができることが本当に嬉しいのでしょうね。

ですが、実際自分の子供が甲子園に行くことになったら,
いったいどの位お金がかかるのでしょう。
夢を叶えるためにいくらでもお金は使ってあげたい気持ちにはなりますが、リアルにどのくらい必要なのでしょうか。

地方か関西近郊かなどに違いはあるでしょうが、甲子園への遠征費用は一般的にどのくらい必要なのか調べてみました。

もしも自分の子が甲子園に出場したら一家総出どころか親戚一同で大応援団騒ぎだろうな~

甲子園の遠征費はいくらかかるか?子供がもし出場したら…

甲子園へ出場が決定しても喜んでばかりはいられない。
先立つものがなくては甲子園にたどり着きません。

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そもそも遠征費とは?

甲子園の遠征費はいくらかかるか?
遠征費用と言っても具体的にはどんなものが含まれるのでしょうか。
主なものは甲子園までの交通費・宿泊などの滞在費・食費・試合の入場料など。
それらを選手・監督の野球部員の分だけでなく一般生徒や教員・保護者・後援会員などの応援団の分を含めると
相当な金額になることは容易に想像できます。

それ以外にもユニホームやボールなどの道具類や記念グッズ、応援用の用具をそろえたり
たとえ1試合で終わってしまったとしても相当な金額が必要です。

支援金はある?

実は主催の高野連・朝日新聞社が
責任教師1名・監督1名・ベンチ入り選手18名の計20名まで旅費と滞在費を支援してくれます。

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旅費

代表校の所在地から大阪までの往復普通乗車運賃(特急、急行、新幹線料金を含む)
船舶利用の場合は普通2等の乗船運賃
沖縄、南北北海道代表校は航空運賃

滞在費

抽選日の8月3日から、その学校の最終試合日までの日数に対し、1日1人4,000円を補助する

出典:公益財団法人日本高等学校野球連盟・開催要項より

しかしながら支援金だけでまかなえる訳なく、決勝まで勝ち進めば宿泊滞在費は増えていくばかり。
勝ち進むことで費用が足りなるだけでなく、悪天候によって順延することで費用がかさんでしまうこともあります。

寄付金

どの出場校も「全国高等学校野球選手権大会出場決定」のお知らせと共に「支援募集」や「寄付金募集」のお願いが各学校ホームページに掲載されています。

甲子園出場にあたり、選手たちの派遣・滞在・応援など多額の費用が必要となります。そこで、「○○高等学校甲子園出場支援の会」を組織し、募金活動をさせていただくこととなりました。時節柄、出費多端な折り誠に恐縮ではございますが、本趣旨へご理解とご賛同を賜りますようお願い申しあげます。

1口2000円とか5000円などと具体的に書いてあるところや金額指定のないところなどの違いはあれど
どこの学校も寄付を募っています。
後援会名簿などから卒業生の自宅に直接振込用紙が送られてくるところもあります。

寄付金が足りない場合は?

今、物議を醸しているのがこちら。朝日新聞社のクラウドファウンディング「A-port」です。
https://a-port.asahi.com/projects/koshien2021/

今年は感染拡大予防の観点からスタンドの入場者は学校関係者に限っており一般向けには販売していません。
入場料による収入を財源にしている高校野球ですが今年はその収入は激減です。
その一方でPCR検査の費用やベンチの消毒などの感染対策費用は膨らむ一方です。

その資金難を解消するため、クラウドファウンディングを行っているのですが
目標金額1億円にはまだまだ達しない様子です。

いろいろなものの価値観がコロナ禍で変化を求められている今、甲子園も改革を求められていると感じました。

甲子園の遠征費に関するSNSの反応

  • 地元の高校や高校野球に関して寄付するのは全然良いんだけど朝日新聞ってのが萎える
  • そもそも高校野球自体が、母校が甲子園に行くことに決まった途端に30年くらい前に卒業したOBのところにまで「寄付のお願い」が届くくらいに金のかかること
  • 高校野球開会式、台風の為順延なのか。まあ、そうだよね。初出場の高校とか公立の高校とかは寄付金とか少ない状況で1日延びただけでも資金的に痛いよな。
  • 高校野球がそもそも入場料収入だけと言うのが驚きです。 寄付金だけでは無理 放映権がタダではどうしようもありません。 高野連や朝日だけの問題ではないです。 放送しているNHKに対して大きく負担してもらうのもありですね。

出典:twitter

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

  • 甲子園までの交通費・宿泊などの滞在費・食費・試合の入場料など甲子園出場には多くの遠征費用がかかる
  • 大会主催者側からの交通費の補助もあるが各学校選手監督など20名まで。宿泊代も一部補助で学校側の負担は大きい。
  • どの学校も出場決定と同時に寄付金・支援金のお願いを始め、滞在費が延びると追加のお願いをするときもある

第100回目の夏の甲子園で金足農業の活躍が話題になりました。

秋田県代表の金足農業は公立の農業高校でありながら甲子園常連校の私立高校を倒す劇的な展開は『金農旋風』とまで言われました。

選手たちの頑張りに資金不足の不安が起こり地元住民だけでなく全国から支援の声が高まり
結果4万8468件・総額2億9千万円の寄付が集まったそうです。

最終的に1億9780万円残ったとのことですが引き算すれば追加で9220万円は支払った、ということ。
高校野球には大きな夢や感動がありますが、それを支える大きな後ろ盾が必要だと改めて知りました。

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