キングダム647話ネタバレ考察~李牧、司馬尚のいる青歌へ!そして呂不韋が暗躍!

「キングダム」の前回は新たな王・遷の庇護者となった郭開から命を狙われ、王都から必死で逃走する嘉・李牧の一団の様子が描かれました。

これまで必死で国を背負ってきた李牧へのあまりの仕打ちに、さすがの李牧も疲れてしまったようです。

さあ647話ではどうなるのでしょうか?

キングダム647話は2020年7月9日(木)発売の週刊ヤングジャンプで掲載予定です!

※発売日当日にネタバレ記事に変更されます。

ということで、さっそく647話の内容を予想&考察してみます!

キングダム647話のネタバレ予想

前話までのおさらい

「キングダム」の前回は悼襄王が急死し、太子嘉が復権し、地下牢にいた李牧を解放し、王都軍を動かして王翦を後退させました。郭開を捕らえようとしたら、英書記官、江姫を連れて郭開がやってきて先王の遺言を伝えます。その結果、王位は行いの悪い末[…]

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キングダム647話ネタバレ予想&考察①「遷王が急遽、李牧を呼び戻す!?」

前回は嘉から泣いて謝罪された李牧。

趙の王位は遷が継ぎ、郭開が引き続き実権を握り続ける趙。

郭開は人気・実力がある嘉と李牧を生かしておくと不安なので抹殺をもくろんでいます。

もう目の前にいる秦よりも先に李牧の抹殺のために兵を動かしてます。

こうなると、もう史実とはだいぶ異なってきます。

前回の記事でも書いたのですが、史実では一応こうなってます。

幽繆王が即位して李牧を大将軍に命じる
・李牧は桓騎を打ち取り、その後も秦をたびたび撃破する
・王翦は李牧に手を焼く
・王翦が郭開に多額の賄賂を送る
・郭開は李牧が謀反を企んでいると王に進言し、李牧は謀殺へ
・李牧が謀殺された3ヶ月後には王翦軍が邯鄲を占領、趙は滅亡

つまり、史実では新しい遷王により李牧は大将軍に任じられるはず、でした。

しかし郭開がそれをゆるすわけありません。

あるいは、遷王の考えが変わり、急遽、李牧を呼び戻して秦への対応をさせるかもしれません。

いくら郭開でも王の命令には逆らえませんからね、キングダム的にはありえるかも。

前回は、これでもか!というくらい李牧は辛酸を味わいました。

キングダムでは李牧は第二の主人公といえます。

その主人公をこれからさらに活躍させるために、今、あえて辛酸を舐めさせているのではないか?という意見もあります。

作者の原先生ならやりかねないかも・・・。

つまり、このままいけば、李牧は嘉を王位につけることもかなわず、邯鄲軍に追われて、李牧はもうダメだ、となるところを、

急遽逆転!王の命令で大将軍になり、秦を撃破する・・・みたいな流れだってありえます!

そして王翦や信たちと心ゆくまで戦い、最終的に郭開に謀殺されれば漫画的には盛り上がります。

さあ、史実どおりにやるか、それとも話を早く先に進めるために李牧にはここで退場してもらうのか、次回も非常に楽しみになってきましたね。

信だって李牧の情報を聞いて李牧に相当肩入れしてますからね。信vs李牧の戦いを読者も見たいだろうから、ここは李牧復活に一票投じたいと思います!

キングダム647話ネタバレ予想&考察②「李牧の自業自得という意見も…」

そもそもなんで李牧はこんなことになってしまったのか?

三大天の一人であり、この時代でも随一の戦略家でもある李牧。

だから李牧の戦略なら間違いがあるはずがない、そう読者も思い込んでるはずです。

しかし結果は無残。

かつては秦以外の6国で秦を攻めたものの、敗北してます。

そして今回の秦の趙攻めにあたっても、鄴を攻め落とされ、国土を大きく奪われるという失態を演じています。

その結果、王は激怒。もとから李牧への好感度が低かったこともあり、王は李牧を処刑しようとします。

この時代は信賞必罰が当たり前。失態の責任は李牧にあることから、李牧へ罰を与えるのは王として当たり前の考え。

嘉はそれに抗議したため、王によって王位を継げないどころか国を追われる立場になってしまいます。

ではなぜ鄴を攻め落とされたのか?その発端はなにか?

当初、趙王は趙への入り口にあたる列尾を固めて秦軍を入れないようにしようとしていました。

しかし軍を指揮する李牧はあえて国内に引きずり込んで補給路を絶ち、孤立させ、兵糧攻めする戦略を立てました。

そのため、秦軍はやすやすと国土に侵入し、鄴まで攻め落とします。

その結果、秦軍も兵糧攻めに遭い、相当苦しみますが、王翦の機転により斉から食料が届き、事なきを得ます。

そして列尾、鄴などを抑えたことで、王都の南半分まで秦軍の領土になりました。

つまり、結果だけ見ると、李牧の戦略が大失敗だったことになります。

初めから列尾を固めておけばこんな結果にならなかった。

まあ、歴史で「あの時こうすれば・・・」みたいにほじくり返すのはどうかと思いますが、元をただせば李牧の戦略が間違いだったというのは覚えておきたい事実です。

そう考えると自ら撒いた種により今の状態になってしまったわけです。

まあそれでもさすがに今の李牧の状態は同情してしまいますが・・・

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キングダム647話ネタバレ予想&考察のまとめ

いかがでしたでしょうか?ということで次回は遷王が突然、李牧を呼び戻し、邯鄲軍の指揮を任せて、秦軍も大慌て…みたいな流れを予想します。

まあ、大外れする可能性が高いですが。

キングダム647話のネタバレ確定速報!

2020年7月9日発売の週刊ヤングジャンプのキングダム647話より、確定速報を紹介します。

キングダム647話ネタバレ確定「李牧が向かう先は…?」

前回、李牧に後ろから抱きついて励ましたカイネ。ふと我に返り、恥ずかしいことをしてしまったと、ドキドキします。

「私は何か超えてはならない一線を超えたのでは…」

そう内心では悶えつつ、李牧のテントを去ります。すると馬南慈と舜水樹がやってきます。

そして李牧のテントに集まり、今後の相談です。

李牧、舜水樹、馬南慈、傅抵、カイネのメンバーです。

前回けっこう気落ちしていた李牧ですが、カイネの励ましが効いたのか気力も戻り、目に力があります。

部下たちも李牧は憔悴してるという報告を受けていたからか、その辺を心配していたものの安心した様子。

これからどうするのか?と直球で尋ねる舜水樹。

舜水樹は3つの選択肢を示します。

1.投降して断罪される
2.このまま逃走を続ける
3.邯鄲に攻め入り、新王と郭開を抹殺し、嘉に王位についてもらう

さらに3番目を変化させて、邯鄲を落としても嘉を呼ばず、李牧が新王朝を築くという選択肢も示します。

驚く一同。

李牧は、

「そのくらいにしておきなさい」

とたしなめます。李牧曰く、

邯鄲を攻め落として嘉が王位についても、それは「強奪」であると。

それでは嘉は新の趙王にはなれない。ましてや自分がそれをするなど言語道断であると。

舜水樹は内心、何か思いつつも、それを受け入れます。

しかし、そうは言ってもこれからどうするのか?1も3もダメなら2の逃走一択なのか?と傅抵は問います。

李牧はそうではないと言います。

・消去法で逃げるのではない
・秦軍に打ち勝つには必ず我々の力が必要になる
・李牧が軍総司令に戻るまでの間、軍を雌伏させておく

つまり、来たるときに備えておくということですね。

「戻れますか?」

そう尋ねる傅抵に馬南慈は

「戻れる!李牧様不在のまま秦軍の侵攻を止められると思うか?」

舜水樹も

「此度の騒動はまだ正式に新王が即位していない空白時の出来事だから互いに勘違いだったという言い訳も立つ」

逃げているうちに秦軍の侵攻もあっていろいろあやふやになって復帰できると。むろん、李牧はそのための根回しはするようです。

「それではどこへ行かれますか?」

そう馬南慈は問います。李牧は行きたいところがあるという。それは・・・

「司馬尚のいる『青歌』です」

司馬尚をみんな覚えているでしょうか?

たった五千の兵で2万のオルドの侵攻を食い止めたこともある、三大天候補だった武将です。

王翦をして正面から戦いたくないと言わしめるほどの強さを持っています。

一応将軍ですが、中央を嫌い、仮病を使って中央からの命令を全て無視しているという。

三大天に任命されたけど、その言い訳で断ってるほどです。

舜水樹は心配します。

「国のいざこざに関わらぬ男のようですが受け入れられますか?」

李牧は一応返事はもらっているという。

司馬尚を取り込んで力を蓄えてここから立て直す。はたして李牧のこの計画がうまくいくか?

場面は変わり、現在の趙と秦の攻防は前線を挟んでにらみ合いが続いています。

李牧が退場したのになぜ攻めきれないのか?それは趙の動きが的確だったから。

悼襄王のときは一切動かなかった邯鄲軍が大挙して出陣し、前線を固めているからですね。

一体誰がこんな的確な指示を出せるのか?

答えは「郭開」です。

郭開は前線を固める一方で、後ろの番呉、平陽の拠点を強化しています。その辣腕ぶりに趙の武官、文官もびっくりです。

しかし!

それはいずれも地下牢で李牧から聞いた策をそのまま実行しているだけです。

そういう意味では郭開もうまくやったものです。

キングダム647話ネタバレ確定「あの呂不韋が不穏な動き?」

場面は秦の朝廷に移ります。

テーブルを挟んで軍議が行われています。曰く、

「なぜ王翦は強引に突破を図らないのだ?」
「突破の鍵は楊端和軍ではないのか?」

などなど喧々諤々の議論が続いている中、少し青い顔をした肆氏(しし)が入ってきます。

肆氏は大王を外に呼び出して内密の話をします。昌文君も当然ついてきます。

肆氏には昌平君や李斯に聞かせたくない話があるようです。

政はその様子を見て

「…河南か?」

そう問います。河南とは呂不韋がいる城です。冠位は失ったものの、河南城に隠遁し、相変わらず健在です。

「呂不韋が何か不穏な動きでも見せているのか?」

昌文君はそう心配します。肆氏によると、はっきりした動きを見せているわけではないが、もはや無視できない状況になってしまったという。

どういうことか?肆氏曰く、

・この3年の間に呂不韋の元に再び人が集まり、朝廷を脅かす大勢力になっている。
・呂不韋が集めているという情報もあれば、そうではないという情報もあり錯綜してる
・河南入りしてるのは今の朝廷からはじき出された者たち。

肆氏はそうならないように水面下で手を打っていたけど、もはや限界である。そして

「根本を断つ時がきたのではと!」

どういうことだ?と尋ねる昌文君に、肆氏は

「呂不韋の命を奪うということだ!」

驚く昌文君。そして政は一つの決断をします。

「話は分かった…だがまずは俺が会ってこよう」

現在の呂不韋がどうなっているのか、自分の目で確かめたい、その上で対処したいということでしょうね。

大王がかつて反発しあった元部下の城へ赴くというのはちょっとリスキーですが、命までは奪いはしないでしょうね。

しかし一波乱ありそうな様子です。

キングダム647話の感想と考察

いやぁー、予測が外れましたね。

李牧はすぐに新王に呼ばれると思ったけど、まさか司馬尚と合流するとは…。

そしてまさかのここに来て呂不韋再び!

何度転がしても美味しいキャラだけに、もう一波乱起こすためにとっておいたのかな。

呂不韋は以前のままなのか、それとも隠遁する中で考えが変わりつつあるのか?

その辺の変化にも注目ですね。

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