小説が原作の海外ドラマって意外と多いんですよね。
小説を読みたいけどなかなか時間が取れない人、小説が分厚すぎて読む前に断念してしまった人。
海外ドラマで小説の世界を味わってみてはいかがですか。
映画でもそうですが、原作を読んだ後に映像で見ると、自分が想像していたキャストと全く違っていてガッカリしたりすることもありますが、逆にこのキャストまさにピッタリだわ~と配役に驚いたり…。
よくあんなに長い原作をこんなに短く上手にまとめているなぁと感心したりすることもありますよね。
今回は、小説が原作のおすすめ海外ドラマ20作品をご紹介します。
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刑事ヴァランダー
スウェーデンの人気作家ヘニング・マンケルの小説が原作の警察ミステリー。
少女が焼身自殺する現場を目撃した刑事・ヴァランダーは、部下と捜査にあたるが、そのさなか、元法務大臣が斧で惨殺される事件が発生する。
物静かで熱い魂を持つ中年刑事・ヴァランダーが、仲間とともに執念深く事件を追っていく。
刑事・ヴァランダーを演じるのは、イギリスの名優ケネス・ブラナー
ドラマの舞台となる北欧スウェーデンの小都市イースタは、中世の街並みが残る地方の港町。
スウェーデンの北欧テイスト、イギリスの暗鬱なトーンが入り交じる独特の世界観が楽しめます。
野望の階段
サッチャー政権で首席補佐官を務めたマイケル・ドブスのベストセラー小説が原作のドラマ。
保守党の院内総務長、フランシス・アーカートは、信望も熱いやり手の政治家。
次こそは入閣と意気込んでいたが、首相は彼を引き続き総務長に任命し入閣を反故にする。
失意と強烈な怒りを覚えたフランシスは、首相を引きずり降ろすべく壮絶な復讐を開始する。
2000年、英国映画協会が選ぶ、英国名作テレビ番組ベスト100に選出された傑作ドラマです。
デヴィッド・フィンチャーがリメイクしたドラマ「ハウス・オブ・ガード野望の階段」のオリジナル版です。
ハンニバル
ベストセラー小説「ハンニバル・レクター」シリーズのドラマ化
映画「羊たちの沈黙」の連続猟奇殺人犯ハンニバル・レクターの若かりし日々を描いたサイコスリラー。
連続殺人事件を捜査するFBI捜査官のジャックは、天才プロファイラーのウィルに協力を依頼するが、犯人に共感し、脳内で犯行を再構築できるウィルの特殊能力を心配したジャックは、有名な精神科医のハンニバルに協力を依頼する。
シーズン1のエピソードタイトルには、フランス料理のコース名、シーズン2では懐石料理の名前が用いられています。
ハンニバル・レクターになりきったマッツ・ミケルセン、天才プロファイラー ウィル役のヒュー・ダンシーの演技は見もの。
怖いけど見たくなってしまう…そんな中毒性があるドラマ。
グロいシーンも多いので、夜中に1人で見るには覚悟が必要・・・
ゲーム・オブ・スローンズ
架空の王国を舞台に複数の名家が繰り広げる覇権争いを、壮大なスケールで描いたスペクタクルファンタジードラマ。
ジョージR.R.マーティンのベストセラー⼩説「氷と炎の歌」の壮大な世界観を映像化した大人気シリーズ!
紛争の芽が膨らみつつあるウェスタロスにある7大王国、この幻想の世界の住民たちは衝動に突き動かされており、ウェスタロスの「鉄の王座」を掌中に収め、強大な権力を握ろうとしている。
彼らを守る「グレートウォール」の向こうでは、古の悪の勢力が戻ってきた…。
貴族が、支配をめぐり血生臭い闘争を繰り広げます。
エミー賞ドラマ部門作品賞をはじめ、12部門で受賞し最多記録に並んだ作品です。
アウトランダー
全世界で2,500万部の大ベストセラー小説をドラマ化
時空を超えて18世紀の戦時下を生きる女性の運命を描く大人向け官能ファンタジー。
第二次世界大戦の終戦から半年後、クレアは夫・フランクと旅行中、1人タイムスリップしてしまう。
時は1743年、スコットランドとイングランドが争う激動の時代のアウトランダー(よそ者)となったクレアは、従軍看護師の知識を生かして生き抜くことに…。
クレア役、カトリーナ・バルフとジェイミー役、サム・ヒューアンの美しい官能シーンは必見です♥
ローマ警察殺人課/アウレリオ・ゼン3つの事件
英小説”ゼン警視”シリーズが原作の大人向け本格犯罪ミステリードラマ。
ローマ警察殺人課の名刑事アウレリオ・ゼンは、建築王の射殺事件、複雑な人間関係がもたらした富豪誘拐事件など、さまざまな難事件に挑む一方で、上司の助手で謎めいたタニアと恋に落ちてしまい…。
入り組んだ人間関係に重点を置いたシナリオと、ロケ地であるローマのエレガントな雰囲気が絶妙にマッチして、原作が持つミステリアスな雰囲気にどっぷりと浸かれます。
BLEAK HOUSE 荒涼館
チャールズ・ディケンズの原作小説を映像化した文芸ドラマ。
伯母に育てられた孤児のエスターは、伯母の死後、遺産相続の裁判が続く荒涼館の主・ジャーンディスに引き取られた。
エスターは家政婦として働きつつ、相続人候補の1人エイダの世話係をすることに。
仕事の信頼を得るとともに、エスターは相続騒動に巻き込まれていく。
さまざまな事情や秘密が複雑に絡み合うミステリー調のストーリーに引き込まれます。
アウトサイダー
スティーブン・キングの犯罪ホラー小説「THE OUTSIDER」が原作。
アメリカ ジョージア州の小さな町で、11歳の少年の惨殺死体が見つかる。
単純に解決すると思われた事件が一転、不可解な超自然現象により謎に満ちた展開に…。
自身も15歳の息子を失ったばかりのベテラン刑事と、一風変わった天才私立探偵の2人が事件解決に挑む、全10話の犯罪ミステリードラマです。
スターチャンネルで配信中
ハンドメイズ・テイル/待女の物語
カナダ文学界の巨匠マーガレット・アトウッドのデストピア小説(※デストピアとは、理想的な社会とは正反対の社会)をドラマ化し、世界中で物議を醸し出している衝撃作。
自由を制限された監視下の社会で、力強く生き抜く主人公の姿が描かれたドラマ。
ゴールデングローブ賞、エミー賞で数々の賞にノミネート、受賞もしています。
情熱のシーラ
世界各国で翻訳されているスペインのベストセラー小説が原作のロマンス・ミステリー。
1934年、スペインのマドリード。
仕立屋の母親に女手ひとつで育てられたシーラは、成長し、得意の洋裁の技術を生かして工房に勤めていた。
やがて真面目な男性イグナシオと婚約するが、情熱的で奔放なラミーロという男に魅了され、恋に落ちてしまう。
時代に翻弄されながらも、たくましくい生きた女性を描いた物語。
スペイン、ポルトガル、モロッコの異国情緒たっぷりの風景も見所のひとつです。
月長石
原作は、ヴィクトリア朝の作家、ウィルキー・コリンズの小説。
レイチェルは、18歳の誕生日に、従兄弟から届けられた黄色いダイヤを叔父の遺志により引き継ぐ。
翌日、ダイヤは何者かに盗まれてしまうが、実はこのダイヤは叔父がインドから略奪してきた神聖な石だった。
このダイヤを盗んだ人物とは…。
複雑に絡む登場人物や複数張り巡らされた伏線により、最後まで謎解きが楽しめます。
コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語
1957年、ロンドンにある低所得者層の町で働いた看護師ジェニファー・ワースのベストセラー回顧録がベースのドラマ
ミッドワイフとは「助産師」のこと。
ロンドンの貧民街・イーストエンドの修道院「ノンナートゥス・ハウス」に、若い新米助産師のジェニファー・リーことジェニーが着任する。
町の劣悪な環境に衝撃を受けながらも、彼女はシスターたちと共に多くの妊婦を助け、貧民街の女子たちに生きる希望を与え、仕事に生きがいを見つけていく。
イギリスでは、シーズン8が製作中で、1,000万人が感動したといわれる大ヒットドラマ!
イギリスの実力派女優ヴァネッサ・レッドグレイヴが、ナレーションを務めています。
トミーとタペンス-2人で探偵を-
アガサ・クリスティ原作の人気シリーズを映像化した探偵ドラマ。
1950年代のイギリス。
温厚な夫・トミーと好奇心旺盛な妻・タペンスはパリに出掛けるが、ひょんなことから事件の匂いを嗅ぎつけたタペンスが、持ち前の好奇心を働かせて事件を探り始める。
それをきっかけに、ふたりは国際的スパイ事件に足を踏み入れることになり…。
東西冷戦時代を舞台にした重く暗い雰囲気になりそうな物語を、とぼけたおしどり夫婦が明るく軽快なやりとりで謎解きしていくミステリードラマです。
そして誰もいなくなった
原作は全世界で1億部以上、ミステリーの女王、アガサ・クリスティの名作。
謎の人物から小さな無人島の邸宅に招待された10人の男女が次々と殺され始めた。
どこかに隠れている殺人鬼の仕業なのか、それとも彼らの中の誰かが犯人なのか…。
繰り返される惨劇の中で、生き残っている彼らは次第に追い詰められていく。
後半は畳み掛けるテンポで、惹き付けられます。
ジェイン・エア
原作は、シャーロット・ブロンテの不朽の名作。
両親の死後、叔父に引き取られたジェーン。
叔父が亡くなると、伯母やいとこたちは、厄介者にしていたジェーンを全寮制の女学校に追いやってしまう。
劣悪な環境の中で勉学に励み、成長して教師となった彼女は、あるお屋敷の家庭教師として働くことになるが…。
自ら運命を切り開き、生きたの障害を乗り越えて幸せを掴んだ女性を描く文芸ドラマです。
説きふせられて
ジェイン・オースティンの小説「説得」が原作のドラマ。
27歳のアンは、かつて海軍将校のウェントワースと結婚の約束をしていたが、しかし父・ウォールター卿に反対され、結婚を取りやめてしまう。
だがアンの想いは消えず、その後8年間も独身のままだった。
そんなある日、彼女が思わぬところでウェントワースと再会する。
周囲の説得によって最愛の人と別れてしまった男女の苦悩を描く、ひたむきな愛情物語。
原作とは違ったエンディングを迎えますが、新しい感動があります。
11.22.63
スティーブン・キングが構想と調査に40年を費やしたベストセラーをドラマ化。
タイトルの「11.22.63」とは、ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件が起きた1963年11月22日のこと。
高校教師のジェイクは、ダイナーの主人・アルから店の奥にある扉”ウサギの穴”から1960年代にタイムスリップできると打ち明けられる。
アルはジェイクにその扉を通って過去へ行き、1963年11月22日に起こるケネディ暗殺を阻止してほしいと依頼するが…。
ケネディ暗殺を阻止せよ!
史実とフィクションが融合したサスペンス・スリラーです。
ブラウン神父
G・K・チェスタトンのベストセラー、世界三大探偵とも評される神父が活躍する英国傑作古典ミステリーを、現代的なアレンジを加えてドラマ化。
一見ぼんやりとしてさえない丸顔のブラウン神父。
しかし、いざ難解な事件が起きると、長年懺悔を聞く中で培った観察眼が光る。
複雑な人間関係と奇抜なトリックが交錯する中、真相を解明するだけでなく、被害者や容疑者の心の闇を照らそうとするのだった。
エドウィン・ドルードの謎
文豪・チャールズ・ディケンズの遺作にして未完のミステリーに新解釈を加えてドラマ化。
互いに反発しあう2人の青年・エドウィンとネヴィル。
彼らはクリスマスイブの夜にエドウィンの叔父の家で仲直りをすべく食事をする。
だがその翌日、エドウィンは忽然と姿を消してしまい、その後調査で彼の使っていた懐中時計が発見される。
名探偵ポワロ
アガサ・クリスティーによる名作のドラマ化。
ベルギーの元警察官という経歴を持ち、潔癖症と言えるほどの清潔好きで、シンメトリーであることを常に重んじ、毎日細やかな手入れを欠かさない左右対称の口ひげとエナメルの靴がトレードマークの名探偵、エルキュール・ポワロが、”灰色の脳細胞”をフル回転させて数々の難事件を独自の推理方法で解決していきます。
名探偵ポワロを演じたデヴィッド・スーシェは、「原作に最も忠実にポワロを演じる」と絶賛され、25年にわたって演じ続けました。
今回は、小説が原作の海外ドラマについて紹介してきました。気になるものはありましたか?
他にも紹介したい作品がたくさんありましたが、涙をのんで厳選しました。
この記事を参考に海外ドラマを楽しんでいただけると嬉しいです。
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