前回は土方が見せた刺青人皮にアシリパが戸惑います。贋作が混じっていたことで自分の見分け方に自信を持てなくなります。
そして札幌の連続殺人事件の現場で何かに気づき一心不乱にメモをとる啄木の背後には宇佐美の姿が・・・。
さあ248話ではどうなるのでしょうか?
ということで、さっそく紹介します!
ゴールデンカムイ248話のネタバレ予想
前回は杉元と土方の死闘の末に、アシリパの説得もありお互いに手を組むことに。土方は集めた刺青人皮をアシリパだけに見せます。アシリパは暗号を解く鍵は父の名前だと思っていましたが、混ざってるニセモノに戸惑いを隠せません。さあ247[…]
ゴールデンカムイ248話ネタバレ考察「啄木逃げて~!!!」
前回の終わりに殺害現場に来て何かに気づいた様子の啄木。一心不乱にメモに書き込みます。
それを見ていた宇佐美は
「これを奪えば鶴見中尉に褒めてもらえる!?」
と思ったのか背後から襲いかかります。
まるで獲物を狙うハイエナのように冷酷な表情の宇佐美!
宇佐美は前回の現場にいた啄木を目撃しており、新聞屋だと知ってます。
一方で啄木も宇佐美を見ており、官憲だと認識。この官憲は自分の手柄を横取りしようと気づき、地図を飲み込もうとするも、お腹を蹴られて吐き出します。
ボッコボコに殴られて意識が薄れながらも
「絶対に土方さんに知らせなきゃ・・・」
その一念で逃げようとします。
宇佐美が啄木に銃を向けるも、その銃が南部式自動拳銃だったことから
「その拳銃・・・第7師団か!?」
その瞬間、「何をしている!」と見回りの警官がやってきます。
宇佐美がそちらを見た瞬間にダッシュする啄木。地図をビリビリに破り捨てながら人気のない場所へ逃げるも、さらに追ってくる宇佐美。
「そこにいるんだろぉ・・・出てこいよ・・・」
追われる恐怖にやや表情が硬い啄木・・・。この後、一体どうなるのか!?
ゴールデンカムイ248話ネタバレ考察「次の現場を探すために必死な土方一派」
翌日、街のあちこちに散る土方一派。
ここで豆知識。公娼というのが出てきます。
公娼(こうしょう)=営業許可を得た売春婦
北海道庁が認めている「貸座敷」にて営業をさせ、営業許可を与える代わりに”営業税”を取ることである意味守られてるわけです。
そして公娼と反対に営業許可を得ずにやっているのが私娼(ししょう)、街娼(がいしょう)です。
私娼は何をしているのかよく分からない店が立ち並ぶ区画で隠れて売春をしていたために「曖昧屋(あいまいや)」と呼ばれていました。
私娼の場合、従業員が別にいて、客をとって娼婦にあっせんします。それに対し、街娼は道端に立って自分で客をとります。
道庁からすれば公娼の2倍はいると言われる私娼や街娼からは営業税が取れないので「狸狩り」と言って普段から取り締まりをしています。
今回の連続殺人事件も私娼からすると、お役人が見せしめにやったのでは?と疑っているようです。
つまり、”殺されたくなければ、道庁が認める貸座敷で客をとれ”という圧力ですね。
そして土方一派は犯人が街娼を狙う理由として、私娼の場合、従業員がいるから顔を見られる可能性があるけど、街娼なら見られる心配はないから、と推測しています。
そこで土方一派は札幌中の街娼に声をかけて「今夜だけは家にいろよ」と注意を呼びかけているわけです。
まあ、片っ端から声をかければ獲物を探す犯人の犯行現場を絞り込めるってわけですね。
ロンドンで起きたジャック・ザ・リッパーの犯行を真似た手口ですから、5人目の今夜の犯行が最後になります。
つまり、今夜を逃すと犯人は姿をくらましてしまい、刺青人皮が手に入らなくなる。土方はそれを恐れて焦ってるわけです。
しかし札幌は広い。
「もうダメだ!この広い札幌で次の殺害現場を当てるなんて無理だ!」
そう思いながらも必死なわけです。
そこへ!ふんどし一丁に革靴、スーツを抱えた、なにやら体中がドロドロに汚れて臭そうな啄木が現れます。
啄木は宇佐美から逃げるためにドブに隠れていたようです。
そして土方の前で自分が気づいた情報について話し始めます。
啄木はまず、これまで4人の殺人事件について地図を示しながら説明します。
しかし土方はこれが札幌の地図ではないことに気づきます。ではどこの地図なのか?
「これはロンドンのホワイトチャペルです」
つまり、ジャック・ザ・リッパーの犯行はロンドのセント・ボトルフ教会の周りで起きており、その場所を今回の札幌の現場と重ね合わせるとぴったり一致するのです。
そして犯人はホワイトチャペルとよく似た札幌の街で犯行現場の位置まで再現しようとしている!というのが啄木の推論です。
そうなると次の5人目の犯行現場はどこか?
啄木によると次の現場は・・・
札幌ビール工場!
伝えるだけ伝えて疲れた様子の啄木。
啄木は土方の唱える蝦夷共和国が面白そうだから、どうしても見届けたかったようです。
しかし白石は地図に挟んだ絵葉書にめざとく気づきます。
その絵葉書には東京からわざわざ出張してきてる話題の花魁が描かれています。
しまった、見つかった・・・という表情の啄木。
白石は
「まさか、お前、本当はこの事件を解決した手柄であわよくば・・・って魂胆だったのか!?」
そのコマの下には啄木の詠んだ一句が添えられています。
「かなしきは 飽くなき利己の 一念を 持て余したる 男にありけり」
やべぇという表情ながら、とうとう開き直ったのか、啄木は
「だって花魁は大金積んでも好かれないとヤレないんですよ!」
それを聞いた永倉新八は
「あ~あ、死んでバッタに生まれ変わればいいのに・・・」
と思わずつぶやくのでした。
ゴールデンカムイ248話ネタバレ予想&考察のまとめ
きれいなオチが決まりましたね。
次号の予告には
「丸くなるな。★になれ。」
よく意味が分かりませんが、性格的に丸くならないで常に尖った状態でいろ、みたいなことでしょうか。。。
次回は犯行現場で犯人が現れるのを待つ土方や杉元らの活躍が見られそうですね。
次回も楽しみです。