2023年後期のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」のヒロインが、趣里さんに決定しました。
「ブギウギ」は、昭和の歌手で「ブギの女王」といわれた笠置シズ子さんをモデルにしたドラマです。
趣里さんは2471人もの人が参加したオーディションで選ばれたそうです。
趣里さんは、どんなところが笠置シズ子さんと合っていたのか気になりませんか?
それに、趣里さんは今までもドラマに出演していて、演技の方は拝見させていただいていましたが、笠置シズ子さんの役になると歌を歌ったり踊ったりするシーンが多いと思います。
歌手でもある水谷豊さんと、キャンディーズの伊藤蘭さんのお子様なので、歌やダンスも楽しみですね。
そこでここでは、下記の内容について、調べてみたいと思います。
- 笠置シズ子さんのプロフィールや人物について
- 趣里さんのプロフィールや人物について
- 趣里さんは、ドラマのモデルの笠置シズ子に似ているのか?
- 趣里さんの歌や踊りは?
- 視聴者の期待、反応は?
朝ドラ「ブギウギ」のモデルになった笠置シズ子さんとは?
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笠置シズ子さんとは、どのような方なのでしょうか。
まずはプロフィールを紹介します。
- 名前:笠置シズ子
- 本名:亀井静子
- 生年月日:1914年(大正3年)8月25日
- 没年月日:1985年(昭和60年)3月30日(享年70歳)
- 出身地:香川県大川郡相生村(現在の東かがわ市)→大阪
- 職業:歌手・女優
笠置シズ子の生涯
《デビューするまで》
- 生まれて間もなく父親が亡くなり母親の実家へ行くが、実母の母乳の出が悪く、大阪の米屋の妻にもらい乳をしていた。その女性の養女となる
- 1927年(昭和2年)、小学校卒業後、宝塚音楽学校を受験。実力派あるが、小柄で痩せているために不合格となる
- 同年、「松竹楽劇部生徒養成所」を受験し合格。三笠静子という名前の娘役で初舞台
- 1933年、「秋のおどり・女鳴神」の演技でブレイク
- 1934年(昭和9年)、三笠静子という名前でレコードデビュー(デビュー曲は「恋のステップ」)
《デビュー後》
- 1935年(昭和10年)、天皇家に「三笠宮家」が創立したため、三笠という姓を辞退し「笠木シズ子」に改名
- 1938年(昭和13年)、作曲家の服部良一と出会う
- 服部良一と組んで「ジャズ歌手」として売り出すも、「贅沢は敵だ」と言われた時代で、長いつけまつげや派手な化粧が反感を買い、丸の内劇場への出入りを禁止される
- 1941年(昭和16年)、「笠置シズ子とその楽団」を結成。慰問活動を開始・映画にも出演する
- 服部良一に読栄「コロンビア」専属歌手となる・激しい歌と踊りが反感を買い、マイクの90cm周辺内で歌うことに制限される
《戦争中~戦後》
- 戦争中は楽団とともに兵隊や軍需工場などの慰問や巡業に精を出す→1945年の終戦後、日本劇場のショーで歌い、「東京ブギウギ」(服部良一作曲)が大ヒット
- 「大阪ブギウギ」「買い物ブギ」などブギをヒットさせ「ブギの女王」と呼ばれるようになる
- 美空ひばりが登場(笠置シズ子の物まねで有名になる)
- その後も派手なアクションとサービス精神で人々を魅了
- 子どもが生まれ、1957年(昭和32年)、歌手廃業宣言をする
- 歌番組の審査員やカネヨ石鹸のCMなどでも活躍
- 1985年、卵巣がんのため死去
《私生活》
吉本興業の創始者、吉本せいの息子(笠置シズ子より9歳年下)と交際し妊娠したが、精に結婚を認められないまま、せいの息子は1947年に23歳で病死。
その後女手一つで娘を育てる。
歌手をやめることも考えたが、服部良一らの励ましで歌手を続行したが、乳飲み子を抱えながら舞台に出る様子を見た人たちから「パンパン」「夜の女」などと言われる。
その時に支えとなったのが、シズ子に共感をした売春をする女性たちで、後援会も作られて行きました。
笠置シズ子さんの人物像・エピソード
服部良一さんが笠置シズ子さんと出会ったときのエピソード
「大阪で一番人気のステージ歌手」という定評があったので、どんなプリマドンナかと期待をしていたところ、髪を無造作に束ねコテコテの大阪弁をしゃべる貧相な女の子だった。
しかし舞台に立つと別人になり、3センチもあるつけまつげをつけて目を輝かせ、オーケストラに合わせて「おどーれおどーれ」の掛け声をかけながら派手に歌い踊っていた。
その動きの派手さとスイングは他の少女歌劇の人たちとは別格だった」
サービス精神旺盛な笠置シズ子
笠置シズ子さんは大阪で育ったためサービス精神が旺盛で、「ヘイヘイブギ」を歌う時は、客席に「ヘーイヘイ」と投げかけ、客席から「ヘーイヘイ」と返ってきて、会場と一緒にステージを盛り上げていました。
「ホームランブギ」という曲では、高下駄を履いて応援団長の格好をして舞台に上がって熱演をし、客席に転落したことがありました。
「買い物ブギ」を歌ったときは、熱唱のあまり履いていた下駄が割れたこともあったそうです。
笑福亭鶴瓶の垂れ目が笠置シズ子さんに似ていることから、「私の母は笠置シズ子です」と眼鏡を取って自己紹介をしていた時がありました。
笠置シズ子さんはその話を噂で聞いて、「鶴瓶ちゃんってウチの隠し子やねんで」と話していたそうです。
これらの経歴やエピソードからは、笠置シズ子さんは、とにかく元気で、歌や踊りが特別上手で派手なだけでなく、サービス精神が旺盛で、面白いパフォーマンスで人々を笑わせてくれる方だったようです。
そのような素質を見抜いたのが、作曲家の服部良一さんだったのですね。
趣里さんとはどんな方??
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2023年後半の朝ドラ「ブギウギ」でヒロイン笠置シズ子さんの役をすることに決まった趣里さんはどんな方なのでしょうか。
まずはプロフィールを紹介します。
- 名前:趣里
- 本名:水谷趣里
- 生年月日:1990年9月21日(34歳)
- 出身地:東京都
- 身長:158cm
- 職業:女優
- 家族:父は水谷豊(俳優・歌手)
母は伊藤蘭(元キャンディーズで現在は女優・歌手・ナレーターなど)
主な出演番組
- 「3年B組金八先生ファイナル~最後の贈る言葉」で女優デビュー(2011年)・「リバース」・「ブラックペアン」・「私の家政婦ナギサさん」・「サワコ~それは果て無き復讐」(主演)など40本以上のテレビラマ
- 「シグナル」で映画デビュー(2012年)・おとぎ話みたい(主演)・「東京の日」(主演)など20本の映画
- 舞台にも多数出演・その他CMやラジオなどにも出演
経歴
- 4歳からクラシックバレエを習う
- 小学5年生の時「くるみ割り人形」の主役クララを演じ、バレリーナを目指す
- 都内のインタースクールで3か月在籍
- 15歳の時イギリスのバレエ学校に入学したがケガのため踊れなくなり帰国
- 2009年、大検を受けて日本芸術演劇科に入学・バレエの練習を続けたがうまく踊れず断念
- 塩谷俊主宰の演技学校「アクターズクリニック」に参加
- 演技の面白さに目覚めるが二世の重圧が重く悩む
- 塩谷俊の後押しで女優を目指す
- エイベックス・マネジメントに所属し、「3年B組金八先生」のオーディションに受かって5歳下の役を演じる
- 2012年、大学を中退し本格的に女優の道に進む
- 2016年、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で注目を集める
- 2022年10月、2023年のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」の主役に決定
趣里さんの人物像・エピソード
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プライベートはインドア派
家で一人で過ごすのが好きで、休みの日の外出はマッサージに行くくらいで、トレーニングもジムには行かず自宅で行っています。
ネット配信を見たり、セリフを覚えたりして過ごしているそうです。
性格は父親似
母の伊藤蘭さん曰く「気質は水谷似、努力家で、お芝居に対する思いがすごく強い」とのことです。
PASMOをたびたび失くすなど、おっちょこちょいな面もあるそうです。
動物好きで猫を飼っている
母親の伊藤蘭さんが動物好きで、幼少期から猫や犬を飼っていました。
キャンディーズ時代も「ジュリー」(沢田研二さんのファンだったから)というヨークシャテリアを飼っていて、ファンの方の中ではちょっと有名だったそうです。
そして結婚後も犬や猫を飼い続けていたので、趣里さんも犬や猫のいる環境で育ちました。
現在趣里さんは1人暮らしで、両親が住む実家で飼っている猫が出産した子ども(2022年5月生まれのマンチカンの雄2匹、ソイとベイブ)のお世話をしているようです。
仕事で忙しい時は実家で伊藤蘭さんが預かるとのことです。
笠置シズ子さんと趣里さんは似ている?
「ブギウギ」のオーディションには2471人もの応募者がいましたが、その中で趣里さんが選ばれた理由について制作統括の福岡利武さんは以下のコメントをしています。
「お芝居が自然体で生活感があった。歌と踊りもあでやかで素晴らしかった。僕らのヒロインに思い描いていたヒロインにスッとはまった」
踊りについては、小さい時からバレエを習っていてイギリスにバレエ留学をしていたということなので、踊り(ダンス)に関しては、誰にも負けないようなセンスや技術を持っていると思います。
歌に関しては、伊藤蘭さんのラジオ番組で、「よく家族でカラオケに行って、趣里さんが洋楽でもなんでも歌っているのを聞いている」と話していました。
伊藤蘭さんと水谷豊さんのDNAを受け継いでいるので、歌もプロ並みに上手なのでしょう。
それと容姿に関してもぴったり合っていると思います。
笠置シズ子さんが宝塚音楽学校を受けて落ちた理由が「歌と踊りは申し分がない実力でしたが、背が小さく極度のやせ型だったので厳しい訓練に耐えられないのでは」ということでした。
趣里さんも158cmとそれほど背が高いわけでもなく、とても細身ですね。
あと見かけや雰囲気ですが、笠置シズ子さんは大阪人らしくサービス精神が旺盛で、親しみやすい雰囲気がありました。
趣里さんは、個人的な見解ですが、クールビューティな感じがします。
演技でもそのような役柄が多いように思うのですが、実際にインスタやツイッターを見ると、笑顔で明るい雰囲気が伝わってきます。
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無事にお誕生日を迎えられました。いつも本当にありがとうございます。恩返しできるよう、これからも楽しんでいただける作品作りを頑張って行きたいと思います!!
皆さまの1日も素敵な日になりますように…✨🎂 pic.twitter.com/t2h6MUfhoh— 趣里 Shuri (@shuri_0921) September 21, 2022
演技も歌もダンスもすばらしい女優さんなので、笠置シズ子さんの役も楽しみですね。
「ブギウギ」のヒロインに決まったニュースへの皆さんの反応・コメント
皆さんの反応やコメントをまとめると、下記のようなものになります。
- 嬉しい、楽しみだ
- 朝ドラは見てないけど、趣里ちゃんが出るなら見よう
- たしかに合っているかも
- 意外です
- 滑舌が良く聞き取りやすいので良い
- ご両親も喜んでるでしょう
- 昭和の雰囲気にも合っている
- 舞台ですごく映える女優さん
- 独特な雰囲気で個性的な女優さん
- 趣里さんは何に出演してもご両親がよぎることはない
- 初めのころは演技がうまいとは思わなかったがだんだん魅力的になってきた
- 親の七光りではなく、実力で頑張っている
などなど、喜びや応援のメッセージがいっぱいです。
まとめ
趣里さんは、「父親譲りでお芝居に対する思いが強く努力家だ」と、母親の伊藤蘭さんが話しています。
そんな努力家の趣里さんが朝ドラのヒロインになることを知ったら、とてもとても喜ばれることでしょう。
趣里さんが選ばれたのは「意外だ」という声もありますが、それでも喜び、祝福のコメントでいっぱい。
愛されていますね。
今回は、趣里さんが笠置シズ子さんを演じるということで、どのようなところが合っているか見てみました。
小柄な容姿や上手な歌にダンス、持ち前の明るさなど二人の共通点は多いのではないでしょうか。
どんなドラマになるか、今から楽しみですね。