2021年9月17日、観測史上初の福岡県に台風が上陸ということでニュースになっていました。
「他の都道府県で台風が上陸したことないところはどこだろう?」と気になったのは私だけではないのでは。
そこで調べてみて衝撃だったのが、0のところに「沖縄」の文字が…。
沖縄は毎年台風の被害にあっているのに、まさか小さいから上陸はしていない??
ここでは「接近」と「上陸」の違いを把握した上で、上陸していない都道府県を見ていきましょう。
台風が上陸したことない都道府県一覧
台風が上陸したことない都道府県は意外とあります。
気象庁は1951年から観測していますが、1951年からだと、「22」もありました。
気象庁の資料によると以下です。(後述する「上陸」の定義も重要です。ここでは「再上陸」については省いています)
福島県
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
東京都
新潟県
富山県
石川県
山梨県
長野県
岐阜県
滋賀県
京都府
大阪府
奈良県
鳥取県
島根県
岡山県
香川県
佐賀県
沖縄県
参照:http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/
都道府県ランキング
1位 鹿児島県 42
2位 高知県 26
3位 和歌山県 24
4位 静岡県 21
5位 長崎県 17
6位 宮崎県 14
7位 愛知県 12
8位 千葉県 9
9位 熊本県 8
10位 徳島県 7
11位 北海道 6
12位 神奈川県 5
13位 三重県 4
14位 広島県 3
大分県 3
16位 青森県 2
山口県 2
愛媛県 2
19位 岩手県 1
宮城県 1
秋田県 1
福井県 1
兵庫県 1
福岡県 1
25位以降は前述のとおり
参照:http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/
上陸・再上陸・接近・通過の定義
上記の順位については、以下の定義を知った上で把握してください。
いずれも気象庁サイトより引用の定義となります。
引用元:
上陸
台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸に達した場合を言う
つまりは「中心」がその都道府県の海岸に少しでも達したら「上陸」と言います。
ここで重要なのが「北海道・本州・四国・九州の」というところ。
通過の定義を見てみて
接近
a)ある地点への台風の接近:台風の中心が、その地点を中心とする半径300km以内の域内に入ること。
b)ある広がりをもった地域(地方予報区など)への台風の接近:台風が、その地域の地理的な境界線(海岸線、県境など)から半径300km以内の域内に入ること。
通過
台風の中心が、小さい島や小さい半島を横切って、短時間で再び海上に出る場合を言う。
再上陸
再上陸は気象庁サイトで定義は見つかりませんでした。
基本的に、「通過」も「上陸」もした台風は、「上陸した台風」として扱われますので、それが例えば
「沖縄を通過した後に上陸」=再上陸 なので、上記の上陸の回数には入っていません。
北海道なんかも、一度本州から日本海に抜けた後、北海道に上陸した場合は「再上陸」のため上記には入っていません。
まとめ
- 台風が上陸したことない都道府県は22もあった
- 22の中には沖縄も含まれていて、沖縄は本土でないため「通過」扱いになると判明
- また、再上陸も「上陸」とは区別され、沖縄を「通過」した後のものは「再上陸」とみなされる