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魚を食べている時に骨が喉に刺さってしまい、なかなか取れない・・・という経験をした人は多いと思います!
気をつけないと小骨なんかはうっかり喉に刺さりやすく、取れない場合には冷や汗もの!焦ってしまいますよね。
のどに魚の骨が刺さった事がある人は分かると思いますが、とても不快です。
こんな時はどうしたらいいのか?
今回は、よく耳にする対処方法をリスクと共に紹介します。
魚の骨がのどに刺さった場合の対処方法
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ご飯を飲み込む!
私も最近魚を食べてる時、ひょんなことから小骨が喉に刺さり、取れなくなってしまったことがあるのです。
動揺、焦りハンパなかったw。
その時に取った対処法は「ご飯をまるっと飲み込む」というやり方です。
個人的にはこのやり方で、いつも助けられてます。
ご飯をぱくっと噛まずに丸のみすると、刺さった骨が取れてご飯と一緒に流れていく仕組みですよね。
ただし、これは粘膜に浅く刺さった場合に有効だとか。
骨によっては、粘膜の内部に深く刺さってしまい、やたらご飯を丸のみしていると逆効果。
肝心の骨が内部に押し込まれ、見えなくなってしまいます。
想像するだけで怖くなる…
その上、ご飯やパン、餅などの固形物が喉を傷付けてしまう原因にもなりかねない。
怪我どころか窒息する恐れもあるそうです。
他にも、ご飯に押された骨が粘膜に深く刺さった場合に、咽頭までをも突き抜け気管に貫通!手術が必要となるそうです。
想像しただけでも悲鳴がw
ピンセットで喉の骨を抜く
ピンセットを使って喉の奥に引っ掛かった骨を引き抜く、という方法が知られているそう。
喉の奥にピンセットを入れて、引っこ抜くって・・・明らかにNGです。
素人が咽頭部にピンセットを触れただけでも傷が付きやすいですし、汚れたピンセットだと感染してしまう恐れあり!です。
最悪な事態を防ぐためにも、判断力を身に付けましょう!
唾を何度か飲み込む!
「唾を飲み込む」だけで骨が取れたら最高ですよね。
骨が刺さったとたん、自然と唾を飲み込む人は多いと思いますし、唾を飲み込んで簡単に骨が取れたら、骨を気にせず魚料理を存分に楽しめますよね。
方法としては、心を落ち着かせてから食事の手を止め、何回かに分け、唾液をゆっくり飲み込んでみることです。
喉の動きに刺激され、そのうち刺さった骨が自然に取れた!というケースも報告されてるようですよ。
だけど大抵は唾だけでは骨が取れない・・・といえるでしょう。
ツボ押し
骨が刺さってなかなか取れない・・・
困った時の対処法に「ツボ押し」なる情報が、一部で流れてます。
効果のあるツボとは・・・
左右の鎖骨のちょうど真ん中にある窪み「天突(てんとつ」や「間使(かんし)」といわれる手首のツボを押してみると良いみたいです。
・天突↓
・間使↓
間使は手の下に手を置き、手首から指4本分置いた腕の中央にあるツボだそうで(図参照)、そこをグイグイと押すと骨が取れ痛みがなくなるそうです。
ツボ押しで解決出来るなら、それに越したことはないですね!
しかし、ツボ効果は確実かといわれれば、決してそうではないそうです。
ツボを利用してすぐに取れるくらいなら、骨が刺さった時の対処法がこれだけ溢れてませんよね…
他の人にとってもらう
のどに骨が刺さってしまった場合、骨の大きさや刺さった場所が大事です。鏡などで見て刺さった位置がわかるようでしたら、自分もしくは他の人にピンセットなどでとってもらいましょう。見えない場所や取りづらい場所であればご自身では取らず、病院で見てもらいましょう。
飲み物で骨をとる
中国などではお酢を飲むことで骨が取れると言われています。また、うがいで取れた、お湯で取れた、ゼリーで取れたという報告もありますので試してみる価値があります。1度試してみて取れなかった場合は無理しないようにしましょう。
ごくごく小さな骨であれば一日置いて見る
小さな骨である場合は放っておいても問題無い場合があります。1晩寝てみて翌日まだ痛むようでしたら病院でしっかり診察してもらいましょう。
最善策は病院へ
上記した通り、自分自身ではのどに刺さった魚の骨を取る事は困難な場合が多々あります。
もし、一晩経っても骨が喉にある、または刺さった骨が太く大きく喉が痛くてならない場合は、無理をせず極力病院で見てもらうのが最善策といえます。
耳鼻科や歯科で取ってもらうことが出来ます。
治療方法は、ファイバースコープなどの器具を使っての簡単なものだそうですが、喉の奥に器具を入れるので、ちょっとの我慢が必要です。
マユツバな対処方法
ここからは少々まゆつばな対処方法です。信憑性は不明。
・お酢を飲んで取る
・お湯を飲んで取る
・コンニャクゼリーで取る
・頭の上に魚の骨を置く
・嘔吐して取る
NG対処方法
上記のご飯を飲み込むの項目でも説明しましたが、ご飯やパンなど固形物を噛まずに飲み込んで骨を取る方法が昔から伝わっていますが、実はこれはNG。浅い場合には骨が取れる場合もあるそうですが、逆に骨がのどの奥深くまで刺さってしまい、より深刻な状況になってしまう可能性もあります。
まとめ
魚の骨が喉に刺さってしまっても、大抵はほぼ自然に取れます。
慌てずにしばらく様子見してみることが大事です。
2日目も取れない場合や、喉に激しい痛みや腫れなど症状が悪化した時などは放置せず、すぐに病院で受診を!
放っておけば感染症を患い、症状が重くなってしまう危険性もあり得ます。
お魚料理を楽しむためにも、骨をしっかり取り除きゆっくりとよく噛むこと。飲み込む前にちゃんと気づけばリスクを軽減できますね。
魚の旨味は骨まで凝縮されてるそうなので、魚料理を嫌がらず骨まで味わってこそですね。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。