周東佑京のポーズの意味・由来は？おばけ快速って何？

今シーズンNPBは週末から日本シリーズが開幕、セの覇者読売巨人とパ王者福岡ソフトバンクの名勝負が期待されます。ソフトバンクで注目される一人が周東佑京選手です。

初盗塁王に輝き「盗塁世界記録」まで一気に樹立する大活躍だった今季。日本シリーズでもどんなプレーを見せてくれるか楽しみですが、そんな周東選手といえばファンの間で最近「おばけポーズ」も話題になっています。このおばけポーズの意味とは？「おばけ快速」の異名もついた周東佑京選手のあれこれをまとめました。（出典：Wikipedia、各スポーツメディアなど）

周東佑京のポーズの意味・由来は？

周東佑京選手は群馬県出身の24歳。東農大第二高時代は甲子園には出場できず、東京農大に進むと北海道オホーツクで1年からレギュラー定着。主将も務めリーグベストナイン、MVPなどにも輝きます。17年ドラフトの育成二巡目でソフトバンクから指名を受け入団しました。

そして20年、周東選手は一挙に飛躍します。序盤は調子が出ずスタメン出場も少なかったものの、徐々にエンジン全開。終盤の10月には大ブレイクし、全試合スタメンで1番に定着、一試合3盗塁など走りまくり、月末には福本豊さんの従来記録を抜き「12試合連続盗塁」のプロ野球新記録を樹立します。

さらに1969年にキャンパネリス（アスレチックス）がマークしたMLB記録を抜く連続13試合の世界記録を達成。シーズン通算で球団9年ぶりの50盗塁を記録し、育成出身初の盗塁王も獲得しました。

というまさに驚くべき急成長を遂げた周東佑京選手ですが、塁上で両手を体の前でヒラヒラさせる「おばけポーズ」がよく映像で流れ、最近トレードマークになっています。これはどういう由来や意味があるのでしょうか。

↓周東の「おばけポーズ」

これについて、福岡の地元TV局・TNCのスポーツ番組に出演した周東佑京選手自身が意味と由来を説明しています。それによると「MLB通の同僚・栗原選手から『メジャーと同じポーズをやって』と言われ、始めた」とのこと。

具体的には、ドジャースのスラッガー、ベリンジャー選手が詰まった当たりヒットを打った時、塁上で手がしびれたそぶりを表現したものが、ベンチのナインにもマネされて「おばけ」のようなポーズになったのがそもそもの発端。これを見た栗原選手が周東選手にもリクエスト。周東選手はタイムリーを打ったときだけ、塁上からベンチを向いて「両手ひらひら」のおばけポースをやるようになりました。

↓TNCの番組でおばけポーズの意味を語る周東

周東佑京の評価が右肩上がり

ということで、周東佑京選手の新トレードマークにもなった感のある「おばけポーズ」には、タイムリーヒットの喜び表現という意味があることが分かりました。一方で周東選手は最近「おばけ快速」という異名でも呼ばれているようです。こちらは周東選手自身のパフォーマンスではなく、メディア側が命名したもの。どういう意味があるのでしょうか。

今季後半、周東選手の盗塁が激増した理由は、ひとえに「塁にいっぱい出るようになったから」。すなわち打率が急激にアップしたためです。シーズン序盤には2割ギリギリだったものが、最終的には.270まで上昇、出塁率も.325まで上がり、しっかりリードオフマンの役割を果たせるようになりました。

↓（おまけ）「もし街で周東に追いかけられたら…教えてギータ先生」

周東佑京のポーズの評判まとめ

出典：twitter

まとめ

今回の記事をまとめると以下の通りです。

19年にまず侍JAPANなどで「プチブレイク」、名前が全国区になった周東選手ですが、今季前半は期待に中々答えられず苦しみもありました。7月までは守備固めの途中出場ばかりで出塁機会も少なくわずか2盗塁。

そんな中、転機になったのが9月12日の西武戦でした。2失策の上チャンスでは凡退。途中でベンチに下げられるとも人目もはばからず号泣します。「今のままの自分じゃ駄目だと。チームの勝ちのために僕がもっとやらなくちゃいけないと思った」と、覚悟を決めた頃から覚醒しました。

ホークスはここ数年1番を固定できないのが弱点と言われ続けてきましたが、ここにきてついに確定。「もう1番から外せない」と工藤監督の笑いが止まらない周東選手、日本シリーズではどんな躍動を見せるでしょうか。