我らが大谷選手がホームラン打ったのに、チームメイトは無反応よ!0:20くらいから!
大谷選手は海外でいじめられてるの!?
動画でもあるように、大谷翔平選手がホームランを打った後ベンチに帰ってもチームメイトは喜ぶ様子もなく全くの無反応。
大谷選手はチームメイトに馴染んでないのかな?
海外ではホームランを喜ぶ風習はないのかな?
なんて思ってると、急に全員で祝福を始める様子が映っています。
これは野球界では有名なサイレント・トリートメントという儀式です。
今回はサイレント・トリートメントとは?他にはどんなサイレント・トリートメントがあったのか?を紹介します。
サイレント・トリートメントとは
サイレント・トリートメントは、メジャーリーグで初ホームランを打った選手が受ける儀式です。
本来はホームランを打ったバッターがベンチに戻ってくると全員で祝福するのが普通ですが、アメリカのメジャーリーグでは、チームメイト全員で知らん顔をしたり、場合によってはベンチから誰もいなくなったりする。
そして、数秒たった後に全員で祝福し一気に場を盛り上げる。
こういった祝福方法がサイレント・トリートメントと呼ばれています。
よく新人を歓迎するドッキリなどに使用されています。
「サイレントトリートメント(Silent treatment)」を訳すと「無言の待遇」「よそよそしい態度をとる」になります。
大谷翔平選手の他にも、ドジャースの前田健太選手も2016年4月のデビュー戦で本塁打を打った際にサイレントトリートメントを受けています。
サイレント・トリートメントを集めてみた
メジャーの新人歓迎で行われるサイレント・トリートメントですが、日本のプロ野球では新人などは関係なく、日常的に行われているようです。
これは、大谷選手がメジャーでサイレント・トリートメントを受けてから、日本でも流行りだした風潮があります。
大谷選手の活躍を日本のプロ野球チームも見てるよというメッセージなのかもしれませんね。
中日ドラゴンズ版サイレントトリートメント
中日ドラゴンズ、大島選手のホームランに対するサイレント・トリートメント。
みんな笑いを堪えるのが大変そうで、いつもはとても仲がいいのが伺えますね。
ただ、やる側も、サイレント・トリートメントを仕掛ける相手は選んでいるような内容が解説からうかがえます。大島選手は愛されキャラなのでしょう。
巨人版サイレントトリートメント
大城選手の初ホームランに対するサイレント・トリートメント。
前田健太メジャーデビュー戦
メジャーデニュー戦でホームランを打った前田健太選手に対して、サイレントトリートメントが少しだけ行われました。
選手たちもサイレントトリートメントしようとしたけど、前田健太選手の喜びように祝福するのが我慢できなかったようにも見えます。
その他
サイレント・トリートメントのまとめ動画です。
大谷選手がサイレント・トリートメントを受けた2018年に多く行われていたようですね。
アメリカンジョークって面白い?ジョークの事例の日本人の受け取り方
大谷翔平選手がホームランを打った時に洗礼を受けた「サイレントトリートメント」は、アメリカでは楽しいドッキリでしょう。しかし日本人がその映像を初めて見ると、「かわいそう」と思ってみてしまう方の方が多いのではないでしょうか。
日本人でも慣れてくるとそんなジョークも面白く思えてくるのですが、はじめはなかなか笑えないものです。アメリカでは以前から、「ブラックユーモア」といわれる皮肉に思えるような冗談が笑いを誘っていますが、日本人が、毎日誰かにちょっと酷な冗談ばかり言われていると、心が折れてしまうという人も少なくないでしょう。
そこでアメリカンジョークにはどのようなものがあるのか、日本人とアメリカ人の笑いのツボや感性はどのように違うのか、解説していきます。
アメリカンジョークの事例
事例1
これは「冷たい」「反応がない」に対して「死んでる」と連想したジョークです。
事例2
どちらのニュースも、結局は夫の車に乗っていて何かにぶつかって事故を起こしたということです。
事例3
マジックショーで、ひとつのマジックを終えたときのことです。
これは殺すなら夫を殺して、ということです。
事例4
5つあるところ、先生が2つちょうだいといったので本来なら3つになるところ、Aちゃんは先生に渡さないという想定だったので、5つのままということになります。
事例5
この事例では、息子もお父さんに皮肉で返しています。
この5つの事例は言葉によるもので意味が分かればジョークだとわかるものの、どちらかというと皮肉や意地悪っぽい意味合いがあり、あまり高らかには笑えない内容ですね。
アメリカンジョークは皮肉ばかりでもない
アメリカのジョークは皮肉交じりのものが多く、よくその対象となるのは人の生死にかかわることや病気、容姿や事故など日本人では笑いにならないことなのです。
それでも皮肉ばかりではなく、アメリカ人でも人にわかりやすく面白く説明をするための冗談めいたことをいうこともあります。例えばオバマ元大統領は、2011年の演説の時に、省庁の縦割りをなくしたいことや官僚主義に反対をすることを説明するために、「サーモンは淡水なら内務省、海水なら商務省が管轄し、燻製になるともっと複雑になると聞いている」という話をしました。
国家のあり方に対する皮肉ではありますが、演説の場なので国民に、自分は何を伝えたいか、何をしたいかを印象付けなければ行けません。そのために、だれもが知っているサーモンを使って冗談っぽく演説をしたということです。
また、聞いてすぐに瞬時に理解できるものではないけれど、数秒経てば笑えてくるようなジョークも少し紹介してみます。
事例1 芝生に釣竿を垂れている少年を発見したおばあさんと少年の会話
と少年をレストランに連れていき、たくさん食べさせてあげました。
少年は芝生で釣り糸を垂れて、声をかけ食べ物をくれる人を狙っていたんですね。
事例2
これは、お父さんはすでに酔っ払ってるということなのです。
これらのジョークは相手を落とすようなジョークではありますが、意味が分かれば「あーそういうことか」と納得でき、面白いと感じる事例です。
アメリカのジョークと日本のジョーク
アメリカのジョークは皮肉が含まれています。また人種差別や生死にかかわることなどもジョークに変えてしまって笑いにするという風習があります。
しかし日本人は、そのようなことで笑いを取るということ自体、タブー視する場合が多いです。
日本人は真面目なので、アメリカンジョークのような皮肉は受け入れにくく、謙遜文化のため自虐ネタで盛り上がりがちです。それに日本人はみんなで一緒という連帯感のようなものもあるので、「あるあるネタ」が笑いのツボにもなります。
アメリカは、異人種が集まる国です。異人種や異文化の人々に対して違和感があったとしても、ストレートに皮肉や悪口を言うのではなく、皮肉をジョークに変えることでお互いに笑いあって交流を深めているともいえます。
アメリカでは、初めて出会った人にもジョークを言って笑いあうことがありますが、それだけ初めから相手を警戒することなく、親しみを込めて接しているともいえるのです。
まとめ
- サイレント・トリートメントはメジャーリーグで初ホームランを打った人を一旦無視して、数秒後に祝うドッキリのような祝福の仕方
- メジャーリーグでは当たり前
- ベンチから誰もいなくなるパターンもある
- 直訳すると「無言の待遇」
アメリカンジョークは皮肉が混じっていて、しかも日本人には瞬時に理解できない場合があります。
しかしアメリカ人同士なら、皮肉が混じっていてもそれを笑いに変えて交流を深めることができるので、アメリカ人にとってアメリカンジョークは強力なコミュニケーションツールなのです。
日本人は人種差別をするような背景がありません。それに生死にかかわることや人の悪いところを堂々と冗談にしながら言いあって笑い飛ばすことは、なかなかできない性質や風潮があります。
そんな風潮の中で育ってきた日本人と、アメリカ人の笑いのツボが異なるのは仕方のないことですね。