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人生100年時代到来。そんな人間以外の動物寿命に迫る

日本ではついに人生100年時代が到来しています。

人生を100年としたら、折り返し地点が50歳。うーん、そう考えると人生って長いですね!

ところで、人間以外の動物の寿命ってどんなもんなんでしょうか。
今回は、人間以外の動物寿命を調査してみました!

寿命が長い動物ランキングTOP10

まずは、寿命が長い動物をランキングでみてみましょう。

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第10位 コイ

コイの寿命は平均20年以上で70年以上の個体もいるそうです。
中には200年を越すものがいると言われており、鱗の年輪から推定された最長寿命記録は岐阜県白川村で飼われていた「花子」の226年です。

第9位 ムカシトカゲ

脊椎動物では最長クラスの寿命を持ち、100~200年ほど生きると見られています。
ニュージーランドだけに生息するムカシトカゲは、全長610mm、体重1kgほどで、姿は他のトカゲに似ているもののトカゲ類とはかなり異なる系統の爬虫類で、約2億年前の恐竜時代に多くの種を擁したグループの唯一の生き残りです。

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第8位 ミルガイ

ミル貝は殻長15cmほどの大きな2枚貝でミルクイとも呼ばれています。寿司ネタとしてもおなじみですが、最低でも160年は生きるそうです。

第7位 ホッキョククジラ

哺乳類で最長の寿命を持つホッキョククジラは名前のとおり北極に生息し、全長20mほどに達します。
一般のクジラと同様に60~70年の寿命と思われていましたが、数頭の個体が150~200年程度生きていることが分かり、最も長生きしているものは少なくとも211年生きていると見られています。

第6位  チューブワーム

ハオリムシの体長は数十cmほどで、深海の熱水噴出孔周辺に生息する生物です。170年ほど生きることが知られていますが、多くの科学者は250年以上生きるのではないかと推測しています。

第5位 ガラパゴスゾウガメ

亀は脊椎動物では最も長生きするとみなされており、2006年に死亡したアルダブラゾウガメのアドワイチャは、世界最高齢の動物で250年以上生きた可能性があると考えられています。
他にも、推定175年生きたとされるガラパゴスゾウガメのハリエットなどが有名です。

第4位 赤ウニ

近年の調査研究結果により、寿命は200歳に至ることもあることが判り、生殖能力も100歳を超えても、10歳のウニと変わらないことが判っています。

第3位 アイスランド貝

アイスランド近海の北極海で獲れるアイスランド貝はアサリやハマグリに良く似た2枚貝で、数年前に405~410歳と思われる個体が発見されました。

第2位 海綿動物

自ら動くことのない海綿動物の中でも南極の海に生息するものは温度が低いため成長も遅く、中には1550年以上生きていると見られている個体もあるそうです。

第1位 ベニクラゲ

ベニクラゲは1度死んだように海底に沈んでから根状態に変わり、幼生のポリプという状態に若返ることから「不老不死のクラゲ」との呼び名もあります。 そのため理論上は永遠の命を持つとも言われています

第1位 ロブスター

ロブスターもベニクラゲと同じく不老不死と言われています。
ロブスターは脱皮する時に、殻だけでなく内臓も一緒に新しいものに入れ替わります。脱皮を繰り返していれば、理論上は永遠に生き続けられることになります。
しかし、ロブスターに寿命がないのは、あくまで理論上の話で、ロブスターの死因の大多数が脱皮不全によるものです。内臓ごと新しくするのはかなりのリスクがあるのと、後は人間に捕食されるので基本長く生きるロブスターはいません。

寿命が短い動物ランキングTOP10

続いて、寿命が短い動物をランキングでみてみましょう。

第10位  カイウサギ

カイウサギは、一般的にペットとして飼われているウサギです。世界中のいたるところに生息し、そのサイズや色はバラバラですが、寿命はおよそ8~12年です。

第9位 モルモット

南アフリカ生まれの社交性豊かな可愛らしい動物ですが、その寿命は4年程と短いです。

第8位 カダヤシ

寿命は2年ですが、飼育下あるいは塩気の少ない水環境だと、もっと長生きすることがあります。

第7位 カーペットカメレオン

10~20cmサイズの最小種であるカーペットカメレオンは、寿命がおよそ1年とかなり短く、3年以上生きることは、ほとんど無いとされています。

第6位 ハツカネズミ

家の中や草地、河原など世界中のあらゆる環境に生息している小型のネズミです。
寿命は平均1年ですが、猫や人間などの外敵が多いため、いつでもその一生は容易に終わりを迎えます。
ハツカという名前の由来にもなっているように、たった20日で子どもを妊娠、出産可能です。

第5位 ウスバキトンボ

日本で、春から秋にかけて大量に見られるトンボです。トンボの中には幼虫(ヤゴ)の期間から数えると、8年近く生きる種もいますが、このトンボは幼虫から寿命を数えても、およそ3ヶ月とかなり短いです。

第4位 イエバエ

イエバエとは、私達の家の中によく入り込んでくるあのわずらわしいハエのことです。そんなイエバエの寿命はたった4週間とかなり限られています。

第3位 アリ(ドローンアント)

ローンアントは、コロニーの中で全く働かず、女王アリと交尾するためだけに生きているオスのアリのことです。このアリの寿命は、およそ3週間とかなり短いです 。

第2位 腹毛動物

腹毛動物は、水の中にいるとても小さな生物の総称です。
大きさは最大でも3mmで、ほとんどは500μm(1ミリの半分)以下です。彼らの寿命はたった3日です。

第1位 カゲロウ

カゲロウは、地球上で最も寿命の短い生物ともいえます。成虫になると、たった24時間しか生きられません。その寿命の短さゆえ、カゲロウは口が退化しており、エサを食べることができません。

動物の寿命は心拍数と関係があるって本当?人間の寿命と健康

動物の寿命は心拍数で決まるって聞いたことはありませんか?

本当に決まった心拍数まで到達したら寿命の終わりを迎えるのでしょうか。

小さい動物は心拍も早く寿命が短い、大きな動物ほどゆっくりで長生きするという認識はありますが、実際のところはどうなのか、調べてみましょう。

哺乳類の一生の心拍数は決まっている!?

哺乳類は人間もゾウもネズミも一生に打つ心拍数は決まっていて、その総数もほぼ同じくらいだといわれています。諸説ありますが、およそ20億回から25億回ということです。

心拍というのは、心臓のポンプが全身に血液を送るときの「ドクン」という回数のことです。
ちなみに脈拍数というのは、心臓から送られた血液が動脈を通過する際に収縮運動をすることで現れる拍を指します。
正常なら心拍数と脈拍数は同じですが、不整脈がある場合は脈拍が数えられないこともあります。

さて心拍数の話に戻りますが、哺乳類はみな一生のうちに打つ心拍数が決まっているといわれています。
小さい動物は心拍数が多いため、その動物の総心拍数を早く消費してしまうと考えられます。

例えば、人間の総心拍数は23億回の心拍数だとします。人間のように心拍数が1分間に60回の動物なら1年で31,536,000回となり、23億回を1年の回数で割ると、72.9という答えが導かれます。つまり1分間に60回の心拍数の人間なら72.9年の寿命ということです。
1分間に100回の心拍数があるなら寿命は43.8歳、50回しか打たない87.5歳まで寿命があると計算されます。
ただ人間の場合は23億回といわれていますが、動物によって総心拍数は20億から25億回と幅があるので、人間と同じ計算にならないこともあります。

また同じ動物でも年齢によって心拍数は変わります。
たとえば人間なら、新生児のうちは1分間に130回から140回あり、幼児期から小学生になると70から110回、中学生以上なら60回から100回で、高齢になると60回から80回になるので、一概に人間は1分間に60回という回数で計算できるものでもありません。

それでも確実に言えるのは、体が小さく体重の小さいネズミのような哺乳類は心拍が早く1分間の回数も多くて寿命が短く、体が大きくて体重も重いゾウは1分間の心拍数が少なくて長生きするということです。

実際の人間の平均寿命はもっと長い!けれど・・・

人間の場合、1分間に60回の心拍数が平均だとすれば72.9歳が寿命だという計算になりました。

日本人の平均寿命は2001年には男性が78.07歳で女性が84.93歳でした。それが20年以上経過した最新のデータでは男性が81.5歳、女性が86.9歳と男性はスイスに次いで世界第2位、女性は世界一長生きの国になっています。

人間の平均心拍数を1分間に60とした場合の寿命は72.9歳と計算できますが、2022年の今、男性で8.6歳、女性では14年も実際には長生きしています。
これは一人一人が健康で長生きをしたいということで毎日何らかの運動をしたり、食べ物に気をつけたりして病気を予防し、病気になっても医療の進歩により改善するようになったことの結果といえます。

しかしです。介護になるような要素がなく誰の手も借りずに健康的な生活ができる健康寿命というのは、最新のデータで男性は72.68歳、女性なら75.38歳となっています。
特に男性の数値は、心拍数を1分間60として計算して寿命を計算した72.9歳とよく似た数値となっています。

ということは、やはり人間の寿命は73歳くらいで、だんだんそこからは老化が進んで、長く生きても何らかの助けや介護が必要な状態になってしまうことがわかります。

体内が元気でも足腰が弱まると杖をついたり、手を引いてもらったり、車いすを使う生活になってしまいます。また脳内の海馬の委縮が進むと認知症になり、進行すると専門施設に入所をしなければ家族だけでは介護ができないような状態にもなってしまいます。
内臓に疾患があっても、定期的に病院に通ったり入退院を繰り返したりする生活になってしまいます。

健康を維持できる年齢から平均寿命を迎えるまで、男性では8.82年、女性なら約12年もあるので、その期間を少しでも健康でいられるように若いうちから健康維持のための努力をすることが、自立して寿命を迎えるための秘訣です。

健康維持にはどんなことをすればよい?

寿命まで自立した生活を続けるには、運動や食事などで何らかの努力をしなければいけません。しかし健康寿命を迎えるころから急に運動をすれば、逆に骨折をしたり捻挫をしたりと不具合が出て、それがなかなか治らなくなるのです。
そのためできれば若いうちから、軽くても短くても運動をする習慣をつけることが大切です。

高齢になると血圧が高くなったり、新陳代謝がスムーズにいかなくなったりして体内に糖や脂肪など不要なものをため込むことによって起こる病気が多くなります。
そのため血流を良くして代謝が良くなるように心がけましょう。

散歩をしたり軽く走ったり、階段を上り下りするだけでも体が温かくなって血液循環が良くなります。短い時間でも良いので毎日続けることで、血液循環が良くなる時間が増えて代謝も良くなります。

食事に関しては高齢と共に食事量も減ってきますが、少ない食事量の中でも具沢山みそ汁や具沢山スープ、炒めものや煮物などで肉や魚、野菜やごはん、果物などたくさんの種類の食材を使い、多くの栄養素が摂れるように心がけましょう。

それにストレスを溜めないことも大きな病気・介護予防になるので、できるだけ外に出て自然の中を歩いたり、誰かと会話をしたりして過ごすようにしましょう。

哺乳類は一生の心拍数が決まっていて、心拍数が多い小さい動物ほど寿命が短くなります。

人間は平均の心拍数から計算すれば72.9歳で、男性の健康寿命と同じくらいの年齢です。

近年平均寿命が長くなりましたが、それと共に健康寿命を延ばすことが大切です。
運動や食事で健康寿命を延ばすよう心がけましょう。

まとめ

なんとファンタジーの世界ではよく聞く不老不死の動物も存在していました。
でも不老不死とはいえ、外敵に捕食されたりして実際はそう長くは生きられない。

人生も100年時代が到来しているとはいえ、1日1日を大切に生きることを意識したいですね。

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