【離婚の心理学】離婚理由20個を総まとめ。原因から考え方まで、わかりやすく徹底的に解説。

人が離婚する理由は、様々なケースが有り、一言では言えません。

 

心の底から愛し合った人や、

あるいは

この人となら一緒に暮らしていけると思って

人は結婚相手を選びます。

 

しかし、共に暮らす時間の中で、

価値観の差に苦しんだり

お互いの思いに答えられなかったり

様々な試練に直面することになります。

 

そして、時に結婚関係が解消されることもあります。

 

この記事では、離婚の理由となる

20の理由について解説していきます。

離婚の理由20個一覧

【1】 性格の不一致
【2】 浮気・不倫・異性関係
【3】 他人の子を妊娠した・他人の子を妊娠させた
【4】 DV・暴力を振るう・酒癖が悪い
【5】 精神的暴力・モラハラ
【6】 浪費癖・経済的にだらしない
【7】 借金・ローンを背負っている
【8】 生活費を渡さない
【9】 心身の病気
【10】 セックスレス
【11】 家事育児の分担が出来ていない
【12】 家事が適当
【13】 子育てにかかわらない
【14】 親との同居に応じてくれない
【15】 親族との折り合いが悪い
【16】 容姿の変化
【17】 身なりに気を使わない
【18】 自分の要求ばかりする
【19】 思いやりがない
【20】 安心しきっている

では、一つ一つの項目について

見ていきたいと思います。

 

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離婚理由20個の個別解説と対策まで

 

【1】 性格の不一致

離婚の理由の一番目がこの「性格の不一致」です。

しかし、そもそも、全く同じ価値観の人はいません。

 

お互い違う性別・違う家庭や教育環境で育ち、

人生や歩んできた道が違う以上は、

性格の完璧な一致などはあり得ないのです。

 

一致させようとして相手を縛り付けても

いつまでもうまく行きませんし、

相手の性格に合わせるばかりでも続きません。

 

あくまでお互いが乗り越えて

相手を愛する努力を尽くしてこそ

幸せな結婚生活を続けていけるのではないでしょうか。

 

相手と一緒に入られる喜びを得るために

相手との「差異」を乗り越えて

いかに相手を愛することができるかが

結婚における本質だといえるでしょう。

 

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【2】 浮気・不倫・異性関係

 

これも、離婚の大きな理由の一つです。

相手に対する不満や

愛情の交換不足から来る、満たされない寂しさや孤独感

あるいは伴侶以外の相手にときめいてしまったりと、

 

その理由は様々ですが

一夫一婦制の結婚制度とは相容れない考え方であるため、

これもよくある理由の一つです。

 

【3】 他人の子を妊娠した・他人の子を妊娠させた

 

浮気や不倫が進んでしまうと、この事態になります。

これもよくある理由の一つです。

離婚の時の慰謝料が非常に大きくなるケースです。

 

【4】 DV・暴力を振るう

 

これは、残念ながら結婚生活を継続できない要因として

非常に多くある離婚理由です。

 

暴力ではなく、話し合いで解決する姿勢が

お互いに必要ですが、生命の危機に関わる場合には

離婚もやむを得ないケースでしょう。

 

【5】 精神的暴力・モラハラ・喧嘩が絶えない

 

一つ屋根の下で暮らす人から大切にしてもらえない…

これも、離婚の理由としては非常に納得できる理由です。

 

誰しも、家庭内には心の安らぎを求めるものではないでしょうか。

だからこそ、相手を安らがせようとする思いやりや気配り

心の広さを努力して身につけていくことが

幸せな結婚生活に必要なことだと考えられます。

 

ただし、我慢しすぎて鬱になる前に、

かならずメンタルヘルスや心療内科と行った

専門家に相談することをおすすめします。

 

【6】 浪費癖・経済的にだらしない

 

自分の趣味となると目の色変えて

ローンを組んだり大きな買い物をしたりといった

浪費癖もまた、離婚に至る大きな原因の一つです。

 

自分にとって何がいちばん大切かを理解して節制する努力と

バランス感覚が必要になります。

 

【7】 経済的事情・借金・ローンを背負っている

 

どれだけ性格的に一致していたりしていても

やはり生計が安定していない限り

残念ながら結婚生活を維持するのが困難だという場合もあります。

 

【8】 生活費を渡さない

 

妻から見た、大きな離婚理由が、この生活費がもらえないということです。

法律で定められている生活保持義務を守らないケースです。

この場合は、弁護士に相談することで

生活費の分担をすることが出来ます。

 

ただ、相手の経済的な事も考えられる、現実的な思いやりは

当然欲しいところですね。

 

【9】 心身の病気

 

たとえ愛情が満たされた両者であっても

例えば仕事のストレスで過労になったり

うつになったり、と言ったケースから

心身の健康が損なわれ

育児や家事などができなくなり、家庭が崩壊するケースも存在します。

【10】 セックスレス

 

日本はもともとセックスレス傾向にあると言われていますが

離婚理由として多いのがこのセックスレスです。

 

特に子供が生まれてからセックスレスになるケースが多いです。

男性は、以前と同じように、妻に恋人のような甘いセックスを求めるも

女性はその愛情が子供の方に向きがちになってしまうので、

子作りの作業的になってしまい熱が入らず

その温度差がセックスレスを産んでしまう多いケースです。

 

とはいえ、男性も、女性のことを本当に思いやるような

アプローチが出来たら、変わってくるかもしれません。

 

そのためには、お互いが異性の性的事情に対する配慮を持つことも

必要になるでしょう。

 

【11】 家事育児の分担が出来ていない

 

女性目線で抱きがちな不満が、この家事育児の分担問題です。

休日に家で横になっている夫を尻目に

家事や育児に忙しく追われていると

なんで手伝ってくれないの、という怒りと惨めさを感じるものです。

 

とはいえ夫も、平日は仕事で頑張っているのだから、

休日くらい休ませてくれ…という思いもあるので

一概にどちらが悪いということはなく、

やはりお互いの歩み寄りが必要な問題です。

 

【12】 家事が適当

 

これは生活感の違いとなりますが、

掃除の仕方、風呂や洗面所などの使い方、食器の洗い方など

細かい生活スタイルの違いがここに現れます。

 

お互いの性格や考え方を理解して

同じ屋根の下にいる人に快適に過ごしてほしいと

思い合えば克服できる問題だといえるでしょう。

 

【13】 子育てにかかわらない

 

女性側がよく懐くことの多い不満です。

夫は、子育ては母親に任せる、自分は仕事

と割り切ってしまうケースも少なくないですが

 

一緒に歩み寄って頑張りたいと思うのが

多くの女性の本音です。

【14】 親との同居に応じてくれない

 

長男・長女の場合と結婚した場合は

相手の親との同居もありえるケースです。

 

とはいえ、向かい合って好きになった相手ならともかく

全くの他人の状態から同居する以上

必ずうまく行くケースばかりでは決してありません。

 

この軋轢が深刻になると、

そのまま離婚というケースも十分にありえることです。

【15】 親族との折り合いが悪い

 

結婚すると相手の親族との集まり等の中で

相手の親戚と関わるケースも多々ありますが、

その中でも苦労しがちなのが

この親族の折り合いです。

 

相手の一族の家柄や気風に合わせることに

苦痛を感じることもあります。

 

これは、パートナー側が、自分の親族と自分の相手の間に

クッション役としてうまく関われるように取り計らうことが

必要な思いやりと言えるでしょう。

 

【16】 容姿の変化

 

人ならば誰もが避けられない「老い」。

 

この容姿の変化で、相手に性的な魅力・

異性としての魅力を感じられなくなり、

最終的には離婚に至るケースも少なくはありません。

 

ですが、老後まで互いに思いあえるような

幸せな家庭や関係が築けるなら

それは素晴らしいことです。

 

【17】 身なりに気を使わない

 

結婚相手に対して、魅力を磨こうとする努力不足が

この身なりへの無頓着さです。

 

このルーズさから相手に性的魅力を感じられず

結婚生活が冷える一つの原因となってしまいます。

【18】 自分の要求ばかりする

 

相手の気持ちや感情を汲み取らず

自分の「してほしい」ばかり押し付けてしまうケースです。

 

相手との間にWin-Winを心がけて接しないと

相手は自分に対して壁を作るようになり

結果、愛情の交換がうまくいかないことになります。

 

【19】 思いやりがない

 

結婚生活は共同生活である以上

同居人である相手に対する思いやりは

幸せな結婚生活を維持するためには不可欠なことです。

 

【20】 安心しきっている

 

結婚は人生のゴールインではなく

新しい生活のスタートです。

 

相手と一緒にいる喜びを得るために

相手と一緒にいることで生じる様々な試練を乗り越えて

人間的に成長しようと、お互いがそう思いながら結婚できるなら

最高のパートナーになるのではないでしょうか。

離婚理由20個を総まとめ。原因から考え方まで、わかりやすく徹底的に解説のまとめ

 

結婚生活における喜びとは何でしょうか。

人によってそれは違うと思いますし、

 

経済的な安定や

安楽な暮らし、

あるいは性的な満足、

子育てをしたいという目的を据える人もいます。

 

ただし、私もカウンセラーとして様々な事例を

見聞する限りにおいて思うことは

 

一番うまくいく結婚の価値観は、

 

愛する人と苦楽を共にし

共に生きる喜びを分かち合いながら

共に生きることで生じる様々な試練を共に乗り越える

 

という価値観を、お互いが持っている場合です。

 

性格が完全に一致することも、

欲求が完全に満たされることも、

ライフスタイルが100%一致することも、

 

違う性格・違う人間である以上は、

基本的にはありえないことです。

 

しかし、そうした差異を乗り越えて愛そうとする努力は

人間として非常に尊いことではないでしょうか。

 

また、そう「思い込む」ことが結果的に

精神的に良い影響を与えるということが

メンタルヘルスの観点からも言われています。

 

{~~してくれない}

ではなく

{こんなに~~してあげたいと思える、そんな自分は素晴らしい!}

という価値観の転換が自分の精神的な健康にもつながり

結果的に家庭関係にもいい影響をもたらすことが

最近の研究の実験結果で明らかにされています。

 

しかしながら、もちろん選択肢として

「離婚」も大いにありえる選択肢です。

 

しかし、たとえ「離婚」に終わった場合であっても

そこに人間としての学びがあったならば

それはそれで大きな成長であり、

大きな価値がある時間であると言えるのではないでしょうか。

 

お互いが、人間的な成長に価値を置くパートナーならば

ほんとうの意味で素晴らしい結婚生活が待っているかもしれません。

 

以上、離婚における主な理由20のまとめ記事でした。

読んでくださってありがとうございます。

 

筆者の結婚感に共感してくださった方は

是非、こちらも合わせてお読みください。

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