数秘術とは?何がわかる?占い方は?

数秘術は「数字」から、その人の本質や、考え方、相性、宿命、人生のテーマを教えてくれる、歴史のある占いのひとつです。

2500年以上前の古代ギリシャで「万物は数なり」と唱えたピタゴラスが数秘術の生みの親といわれています。

ピタゴラスは数字には神秘的な力があると考えました。数秘術の占いを通して、数字の神秘を解き明かしていきましょう。

数秘術とは?

生年月日と氏名(フルネーム)を数字に置きかえたものを、数秘術の計算式(1桁になるまで足していく)で占う数字を出す。

人生における運命や性格、本質を占う方法です。数秘術は占いの中でも「統計学」に分類され、「命・ト・相(めいぼくそう)」の「命」になります。

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数秘術の歴史

数秘術の父といわれる「ピタゴラス」から「数秘術」はうまれました。

「宇宙の全ては、数字から成り立つ」と語ったピタゴラス。ピタゴラスの考え方は、後にプラトンに引き継がれた後、発展していきました。

やがてタロットカードやカバラにも影響を与えながら、占術として広がっていきます。

数秘術の種類

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①カバラ数秘術

「カバラ」とはユダヤの伝承、神秘主義の思想を表します。カバラ数秘術では、1~9までの数字を運命数と呼びます。

②ピタゴラス方式

数秘術の生みの親、ピタゴラスの考えを元にあみだされた方法です。ピタゴラス式にはゾロ目をマスターナンバーとする考えがありません。

③モダンヌメロロジー

現代的な数秘術で、アメリカのミセス・パリエッタが始めた方式といわれています。

コアナンバー

運命や、性格、本質、人生を読み解く際に、重要なナンバーがあります。順番にコアナンバーをみていきましょう。

① バースディナンバー

生まれもった性質や才能を表し、さまざまなシーンで重要な意味をもつ数字となります。カバラ数秘術では、過去数およばれます。

② ディスティニーナンバー

社会への貢献の仕方、役回りを表します。無意識に行動してしまう、気づくとやってしまう習性を表す数字ともいわれています。

③ ライフパスナンバー

物の見方や独自の価値観を表します。普通に当たり前として行っていることや考え方。

④ ソウルナンバー

精神的に満たされる体験。普段は意識していない、潜在的な幸福感を表します。

⑤ パーソナリティナンバー

周囲の人から見られたときの印象になります。第一印象、イメージを表します。

⑥ マチュリティナンバー

人生経験を積んだ30代ころから、表れる性質になります。年齢や経験を重ねてから始めてわかる、将来の目標や、最終ゴールのビジョンを表します。

⑦ ライフレッスンナンバー

名前を数字に置き換えたときに、含まれていない数字をライフレッスンナンバーといいます。

自分にない部分、得意ではない分野のことを表します、

⑧ インテンシティナンバー

自分自身が意識している得意分野を表します。

数秘術の占い方(計算方法)

上記のコアナンバーの数字を調べるための数秘術による計算方法を、それぞれ説明します。

「1998年7月10日生まれ (氏名)ウラナイ タロウ」を例としてみていきましょう。

① バースディナンバー(BD)

生年月日の生まれた日を、1桁になるまで足す
1998年7月10日生まれなら「10」を1桁に分けて・・・
1+0=1
「1」 がバースディナンバーとなります。
「2」 ただし、「11」「22」「33」はマスターナンバーのため足さずに、そのままの数字がバーススディナンバーとなります。

② ディスティニーナンバー

氏名をアルファベットに変換します。今回はモダンヌメロロジー方式の変換方法を記載します。
「うらない たろう」

「URANAI TARO」
※ローマ字は「ヘボン式」で表します。
し「SHI」ち「CHI」つ「TSU」ふ「FU」
じ「JI」ぢ「JI」づ「ZU」
しゃ「SHA」しゅ「SHU」しょ「SHO」
じゃ「JA」じゅ「JU」じょ「JO」
ちゃ「CHA」ちゅ「CHU」ちょ「CHO」
たろう「TARO」(長音のU、Oは不要)
アルファベットを数字へ変換する際はいかの方法にいなります。
1・・・A、J、S 2 ・・・B、K、T 3・・・C、L、U
4・・・D、M、V 5・・・E、N、W 6・・・F、O、X
7・・・G、P、Y 8・・・H、Q、Z 9・・・I、R
「URANAI TARO」→3915192196となります。
その後は同じように1桁ずつ足していきます。
3+9+1+5+1+9+2+1+9+6=46
4+6=10
1+0=1 合計の数字が1になるまで足します。
「1」 がディスティニーナンバーとなります。

③ ライフパスナンバー

生年月日を1桁ごとに分けて足します。
1+9+9+8+7+1+0=35
合計の数字が1桁になるまで足す
3+5=8
「8」がライフパスナンバーとなります。

④ ソウルナンバー

氏名の「母音」のみを数字に変換して1桁ごとに分けて足します。
「URANAI TARO」→母音のみ「UAAI AO」を数字に変換→「311916」
3+1+1+9+1+6=21
合計の数字が1桁になるまで足す
2+1=3
「2」 がソウルナンバーになります。

⑤ パーソナリティナンバー

氏名の子音のみを1桁ごとに分けて足します。
「URANAI TARO」→子音のみ「RN TR」を数字に変換「9529」
9+5+2+9=25
合計の数字が1桁になるまで足す
2+5=7
「7」がパーソナリティナンバーになります。

⑥ マチュリティナンバー

マチュリティナンバーの計算方法は「ライフパスナンバー」と「ディスティニーナンバー」を足します。
「ライフパスナンバー」は「8」
「ディスティニーナンバー」は「1」
8+1=9
「9」がマチュリティナンバーになります

○合計の数字が2桁になった場合は1桁になるまで足します。

⑦ライフレッスンナンバー

氏名を数字に変換した時に、その仲に含まれない数字がライフレッスンナンバーとなります。
先述の「ディスティニーナンバー」の計算式で、氏名を数字に変換したものが「3915192196」となりましたので、「ライフレッスンナンバー」は「4、7、8」となります。

⑧ インテンシティナンバー

氏名を数字に変換したときに、一番多い数字がインテンシティナンバーとなります。
氏名を数字に変換した数字が「3915192196」だと一番多い数字は「1」と「9」となり、インテンシティナンバーとなります。

ルートナンバー(1~9)とマスターナンバー(11、22、33)の数字の意味

数秘術では「1~9」はルートナンバーで基本の数字、「11、22、33」はマスターナンバーといわれ特別な能力をもつと数字とされています。

数字の意味

「1」独立、全てのはじまり、リーダーシップ、開拓
「2」協調性、協力、癒し
「3」 社交性、前向き、楽観的、クリエイティブ性
「4」 誠実、安定性、物事を形づくる
「5」 自由、行動的、変化する多才
「6」 奉仕する、家族、責任
「7」 インスピレーション、スピリチュアル、研究、調査
「8」 実現、権威、財力、目標を達成する
「9」 寛大、ゴール、平等
「11」強力な運の持ち主、導き手、直感、カリスマ性
「22」天才肌、インスピレーション、大義、偉業
「33」奉仕の精神、直感、博愛主義

まとめ

「宇宙の全ては数から成り立つ」と考えたピタゴラスから生まれた数秘術・・・歴史を重ね、広まっていき、現代の数秘術へと姿を変えました。

数字は身近な存在でありながら、私たちの本質を教えてくれる神秘的な存在なのかもしれません。

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