「キングダム」の前回は魏軍が到着したことで什虎軍の寿胡王もやる気を見せて配置換え。
戦闘開始とともに中間位置にいる千斗雲に録嗚未が斬りかかり、そこへ魏軍の乱美迫も加わり混戦に!
さあ654話ではどうなるのでしょうか?ということで、さっそく636話の内容を予想&考察してみます!
キングダム654話のネタバレ確定速報!
「キングダム」の前回は援軍の魏軍が到着する少し前の、秦軍がやや押されてる状況から魏軍到着、魏の荀詠が使者として蒙毅のところにやってきたところまででした。 弱い相手との戦いに飽きていた寿胡王も魏の到着でやる気を見せてます。 さあ6[…]
キングダム654話ネタバレ確定「魏と秦の挟撃に楚軍は?」
今回のタイトルは「楚にあらず」という意味深な言葉。
冒頭のページは眼前に広がるおびただしい兵の死体を前に満羽がじっと前を見つめたまま何か考えているシーンです。
満羽が激戦を繰り広げてきたことが伺えます。
さて前回の続きに場面は変わります。
楚軍の玄右、白麗に対するは魏軍の将軍、龍笵、荀詠、馬介の3将軍。
龍笵が攻め込み、荀詠も前に出て、馬介も前進します。
これを受けて、玄右の第一陣が苦戦して押し込まれます。
呉鳳明は、この3軍のうちどれが主攻か敵に悟らせないいやらしい手を使っています。
これには寿胡王も嬉しい様子。
一方、蒙毅のいる秦軍の本陣では、魏軍の目覚ましい活躍に焦り気味です。
挟撃するところを片方だけが進みすぎると挟撃にならないからです。
魏軍の中からも、挟撃を頼んでおきながら自分たちが遅れるとは何事かという愚痴も出る始末。
そしてそれをたしなめるように別の兵が
「だが無理もない。この本陣には呉鳳明様がいらっしゃるのだ」
そう、呉鳳明の鋭い攻めに対応できるのは李牧くらいで、蒙毅が相手にするにはちと早い。
だが呉鳳明は、たしかに蒙毅では自分と同格の戦術理解を求めるのは無理だが、秦軍には戦術の遅れを充分に取り戻すだけの個の力があると指摘。
それが蒙武であり、騰。
蒙武と騰がそれぞれの軍の先頭に立つと、怒涛の勢いで楚軍を攻め始めます。
それを遠くから眺める呉鳳明は頭の中で蒙武と騰を分析しています。
呉鳳明が厄介だと感じるのは騰。
騰は王騎の側近としてのキャリアから、軍師級の頭脳を持ちながら、かつ武力でも軍を強化できる稀有な存在。
一方、蒙武は武一辺倒ながら、その力で戦局ごと変えてみせる危険な力を持ってます。
そして近くにいる側近に、
「よく見ておけよ。あの二人は3年後には真っ先に殺さなければならない相手だ」
秦と魏の3年同盟が終わり、魏と本格的に争う時期が来たら、呉鳳明との戦闘が始まるので、こちらも楽しみですね。
そして呉鳳明は戦局を見て、押し込まれている楚軍の本陣にいる寿胡王に問いかけます。
「さあ、どうする?什虎城の賢者、寿胡王よ」
キングダム654話ネタバレ確定「楚にあらずの意味とは?」
一方、寿胡王は玄右に1千の兵を送ったり、騰には項翼を当てたりと多少は指示を出すものの、それだけです。
正面にいる満羽に対しては
「満羽に指示は必要ない」
そう言います。
寿胡王によると、この程度の戦局では、什虎軍には特別な指示など必要ないという。
しかし呉鳳明は無策では魏と秦の挟撃を防げまいと様子を見ています。
すると!突然、戦局が変わります。
満羽軍の精鋭隊、玄右の精鋭隊が前に出て圧倒し始めました。
これには同じ楚軍の項翼も
「なんだ?あの連中の強さは?」
と驚き、呉鳳明もじっくりと見つめています。
蒙毅もあまりの強さに衝撃を受けてます。
ここから寿胡王のひとり語りが始まります。
「楚にあらず」の解説ですね。
什虎軍の満羽、千斗雲、玄右、寿胡王らはそれぞれが滅んだ小国の生き残り。
小国といえども数万の軍を率いていた。
そして生き残っているのは、国が消えても、戦では負けず、諦めた楚が生き残ることを認めたから。
つまり、この4人に関しては楚軍であっても楚軍にあらず。
楚軍と戦い続けてそれを返り討ちにしてきた歴戦の勇者たち。つまり怪物であると。
そうこうしてるうちに、玄右がするすると魏の馬介の本陣に近づき、玄右自ら馬介の首を真っ二つに!
キングダム654話の感想と考察
最後のページの煽りには
「呉鳳明の片腕たる魏将を一刀で切り捨てる玄右。底しれぬ”什虎カルテット”の秘密とは?」
とあります。
ということは次回はまだ明かされていない満羽たち什虎カルテットの過去の回想シーンがあるのかな。
冒頭の満羽のシーンも出てくることでしょう。
戦闘は中断してここで什虎のキャラをさらに深堀りすることで話を盛り上げようとしてますね。
満羽も千斗雲も玄右も、まだ怪物というほど強さを出してないから、ここで過去の怪物ぶりを振り返っていくんでしょう。
そして寿胡王も賢者らしき戦略も出してないので、こちらも期待したいですね。
そして、残念なことに次回は休載です。