野球のメジャーリーグもシーズンの3分の2を終了、ポストシーズンやタイトル争いがいよいよ佳境に入ってきました。
個人タイトルで最注目といえばもちろん「大谷翔平 vs ゲレーロJr」でしょう。ズバリ本塁打王のタイトルにはどっちが近いのか?打席数や本塁打率の違い、残り試合でのペースと可能性など「大谷vsゲレーロJr」のあれこれを探ってみました。(出典:Wikipedia、MLB公式など)
ゲレーロjrと大谷の打席数の違いは?
8月11日からの「エンゼルスvsブルージェイズ」4連戦は、今年は特別な意味を持つ戦いでした。アリーグ、そして30球団トップの本塁打数を争う2人が直接対決したシリーズだったからです。
即ち、39本(14日現在)のHRリーダー・大谷翔平選手と、2位の35本で猛追するゲレーロJr選手。結果的には4試合で2人が打った本塁打は大谷選手の1本だけでしたが、ファンは二人の毎打席を「ガン見」して大いに沸きました。
さて気になるのは今年の本塁打王に輝くのはこの二人のどちらなのか、です。まずはここまでの二人の主要打撃スタッツを比較してみます。
8月14日までの二人の比較
■大谷翔平
・試合数 112
・打数 394
・本塁打数 39
・打点 86
・打率 .269
・OPS 1.017
■ヴラジミール・ゲレーロJr
・試合数 115
・打数 422
・本塁打数 35
・打点 88
・打率 .315
・OPS 1.027
残り打席数は?
では残り試合数から想定される二人の打席数を比べてみます。
■大谷翔平
・残り試合数 50
・残り打席数 200(一試合4打席で計算)
・残り打数 約170(前半戦ペースで計算)
■ゲレーロJr
・残り試合数 47
・残り打席数 188
・残り打数 約170
ゲレーロjrと大谷その他の比較
「ゲレーロJrと大谷のHRキング争い」。残りの打席数もほぼ同じなため、結果はひとえに二人がどのくらいのペースで本塁打を打てるかにかかっています。
本塁打率で計算すると…?
では現在までの本塁打率で残り打席数をこなしたと仮定した場合、どちらが本塁打王になるか計算してみましょう(注:本塁打率はMLB公式の「At Bats per Home Run(何打数に1本か)」による)。
■大谷翔平
・本塁打率(8月14日現在) … 10.10
・残りの想定本塁打数 … 最大で15本?
・シーズン合計予想 … 54本
■ゲレーロJr
・本塁打率 … 12.06
・残りの想定本塁打数 … 最大で13本?
・シーズン合計予想 … 48本
現在の本塁打率ペースを続ければ、計算上は大谷選手が50本以上を放ち見事本塁打王となる形ですが、果たして結果はどうでしょうか。
その他スタッツ比較
ちなみにその他の打撃スタッツを比べてみます。
■大谷翔平
・三振 138
・四球 55
・盗塁 17
・長打数(2塁打+3塁打+本塁打) 69
■ゲレーロJr
・三振 85
・四球 65
・盗塁 3
・長打数 56
三振と長打数が突出して多いのが、今季の「打者大谷」を象徴しているようですね。
ゲレーロjrと大谷対決どうなる?SNSの反応
- ゲレーロが見つめる先にダービーを争う大谷。でも投げてるよ!ピッチャーだよ!!でもスラッガーだよ?どんだけスゲェ事だよ。と今もよく理解出来ん凄さ
- 大谷は投手のwarが合算されるのが相当大きいが、ゲレーロが三冠取った場合は難しい
- 打点王争いしているのはディバースとゲレーロJr.アブレイユと大谷
- 大谷は球団タイトル20冠と話題殺到!「大谷は、人間じゃない」
- とにかく記録よりも2人とも怪我なく活躍して欲しいですね
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
- MLBシーズン3分の2終了。タイトル最注目は大谷とゲレーロJrの本塁打王
- 残り試合は二人共50弱。残り打席数は約200、打数は150~170程度か
- 現在の本塁打率ペース維持なら大谷が54本で本塁打王に!MVPも最有力?
残り三分の二のMLBシーズン。打撃主要部門では本塁打はご紹介した通りですが、打点は大谷、ゲレーロJr両選手を含めた上位4人が激しい競争に。二人は2冠王となれるか、チーム事情と合わせてこれからが正念場です。
さらにファンの最大の関心事はMVPの行方。これについては仮に大谷選手が打撃タイトルを一つでも獲得すれば、投手部門の好成績や勝利貢献度を示すWARの高さからも「ほぼ確実」の見方が強い様子。
一方で、ゲレーロJr選手が2冠王や別の1位も〝総なめ〟すればMVPの可能性は十分。とにかく、9月いっぱい二人から目が離せません。
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