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【体験談】35歳男性、血尿が出て消化器科に行く

もうタイトルの通り。そのままなのですが35歳のおっさんであるワタクシから

実に華々しい血尿が出たんですよね。

それはもう華やかな血尿でした。トイレの純白の陶器にワタクシの大切な部分から放たれた血尿が広がり、まるで宝塚歌劇団のスポットライトが当たっているかのように光輝く美しい光景を目の当たりにしたのです。

まさかワタクシの人生において、股間がスポットライトと化す日が来るとは思いもしませんでしたが、出てしまったものは仕方ありません。華やかなワタクシの血尿に罪はありません。

現実を見つめるのが恐ろしく、このまま見なかったことにしようかとも思ったのですが、放置したまま日々の生活を送っていたら、血尿だけでは済まずあらゆる病気のワンマンショーになっても困るので病院に行くことにしました。

ということでですね、

この記事はワタクシのはじめての血尿体験を記録するとともに、同じく血尿が出てしまった紳士淑女の皆様へアドバイスをするための記事となっております。

ほぼ文章だけです。ワタクシも必死なのでご容赦くださいませ。

病院に行けず…

さてワタクシ、病院に行こうと思い立ったものの、実際には仕事の都合で血尿記念日から約1週間ものあいだ病院に行くことが出来ませんでした

というのも、汗水流して働き上司の革靴を舐めながら生きている社畜であるワタクシには、そう易々と病院に行く時間的余裕を得ることができなかったからです。また、こう見えて仕事においては一応、責任感のあるナイスなガイだかハードなゲイだかであるワタクシは託された仕事を途中で放りだすことが出来ずにズルズルと過ごしてしまったのです。

教訓:仕事なんてしてないで、さっさと病院に行くこと 

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職場での1週間

そんな騙し騙しの一週間を過ごしていたのですが、その間生まれて初めての血尿体験に何故かテンションが上がってしまったワタクシは職場の同僚に、

「いやぁ華やかな血尿が出ちゃって困っちゃってるんですよ~見ます?」

といった、

“面白いでしょ?この話?えへへみたいな痛々しい中学生ノリ”

で血尿の話をしまくってしまいました。今思い出してもイタい。あゝイタすぎて思い出すだけで血尿が出そう。

当たり前の話ではあるのですが、世間様は他人の血尿の話でなんてまったく笑ってはくれません

それどころか「血尿と一緒に流されればいいのに」と言わんばかりの冷たい視線もいただき、挙句の果てには上司に「笑ってないで普通に病院に行きなさい」とちょっと強めに諭されてしまう始末です。

教訓:世間は血尿の話で笑ってくれない

それでも同僚の女の子の前ではちょっとカッコつけようかなと思って、

「僕の血尿はロゼワインの色だよ」

とか言ってウインクしたりしてました。たぶん好感度は上がったのではないかと思います。

教訓:血尿はロゼワインに例えるが吉

なぜか消化器科へ

周囲の冷笑を浴びまくったので、さっさと病院に行くことにしたものの、血尿に関してはまったくのトーシロだったワタクシは、いったいどこの病院に行けばいいのか見当もつきませんでした。

本来ならばインターネットという文明の利器を存分に活用し、血尿が出たときに一番良い病院を探すことはもちろん、なんだったら、キョヌーの女医さんがいやらしいサービスをしてくれるヌキありの病院の噂なども調べようかと思ったのですが、とりあえず行きつけの病院に『消化器科』が入っていたので、なんとなくそこに行ってみることにしました。

何でもかんでもネットで調べるのではなく、まず自分の意思で行動を制するこの姿勢…ネット検索世代に見習ってほしい行動力であると自らを誉めてあげたい気持ちでいっぱいです。

教訓:血尿は行動あるのみ

ちなみにそこの病院、妙に艶っぽい美熟女な看護師さんが対応してくれることで(ワタクシの中では)とても有名な病院でして、いや、もちろん、艶っぽい美熟女な看護師さんが対応してくれるからその病院に行っている訳ではなく、あくまでも医師の能力の高さに信頼を置いている訳でありまして、その中であくまでもあくまでも付属品的な要素として、艶っぽい美熟女な看護師さんがワタクシのシャツをめくってくれたり、乳首に指がふれたりする事を幸運に感じているという訳です。

その日も、あれよあれよとシャツをめくられたり幸運にも素肌にソフトタッチがあったりなかったりで、気が付くと採尿して検査をすることになったのですが、実はワタクシこの採尿という行為を心の底から恥ずかしく思っている人間なのです。

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採尿の恥ずかしさ

なぜ採尿を恥ずかしいと感じているのかについてはとても簡単です。

女性の看護師さんに紙コップを渡されるという羞恥プレイであることはもちろん、採尿をし終えた尿まみれの紙コップをまた女性の看護師さんに返すというさらに上級者の羞恥プレイも行われるわけですよね。ちなみにこれは、女性が脱いだパンツの内側を見られる恥ずかしさと同じです。恥ずかしいですよね?

また、普段は飲むために使っている『紙コップ』という存在に尿を出すという行為そのものに対しても、ワタクシは謎の背徳感を感じてしまうのです。

いや、冷静に考えてみてください。

コップに尿ですよ?

飲み物を入れる容器に排泄的行為をするって普通じゃないはずなんですけどね。みんな、飼い慣らされてしまって感覚がおかしくなってるんですよ。ホラ、お皿にウンコなんてしないでしょ?このシステム考えた人、頭おかしいんですよ。

ちなみに余談ですが、人間は、

“「食事」と「生理現象」を混合すると背徳感を覚える生物”

であることをワタクシは常々気が付いておりました。みなさん。知ってましたか?わかりにくいですかね?例えば犬のフンの処理。

犬のフンを処理する道具はスコップが一般的ですけど、別に犬のフンの処理なら箸とかスプーンでもいいはずなのに誰も使わないんですよね。箸やスプーンが「食事」に関する用品なのに対して「生理現象」の排せつ物を混合することに抵抗感が生まれるからなんですよね。ちなみに主婦がナスやキュウリを使うことで興奮するのもザックリ言えば同じ理論です。

教訓:うだうだ言わずに採尿はさっさと終わらせろ

尿検査の結果

話はそれまくりましたが、結論的に尿検査では何も見つかりませんでした。というか、そもそも『消化器科』では何一つとして役に立つ診断をしてもらえませんでした

だって『消化器科』ですからね。当たり前です。血尿が出たら『泌尿器科』です。調べればすぐ出てくる常識です。今振り返るとちゃんと調べて『泌尿器科』行けや、アホか!と、激しく自らを糾弾したい気持ちでいっぱいです。

たしかに、どことなくお医者様も、

「ここはお前みたいな血尿野郎が来る場所じゃねーんだよ、×××してクソして眠りなっ!」

みたいなありがたい表情でワタクシを見てくるなーなんて思いましたよ。ごめんねドクター。

教訓:やっぱり絶対によく調べてから行くべき

ということで、お医者様からは、

「結石かもしれないけど、今のところ緊急性はなさそうだから、また出たらきてみて」

といったポップでチューンな診断をいただきました。ありがたいお言葉ですよね。ホント参考になる。タメになった。あーありがたい。

たわわママの罠

という訳で、クソほども役に立たない診断ではあったものの「緊急性がないならまぁ、とりあえず帰ってヌこう」なんて思いながら、ヘラヘラと待合室に戻って待っていると、近くに子供連れでたわわな胸元をしたお母さん(以下、たわわママ)がやってきて僕の横に座ったんです。

そのたわわママは暴力的で豊満なバストを所有しているにもかかわらず、そのセキュリティについては田舎の農家くらい激アマのスカスカです。着ているTシャツがはち切れんばかりに自己主張していて、その上パイスラッシュまで生まれているではないですか。

ワタクシは普段から紳士の鑑のような生き方をしている漢ではありますが、この時ばかりはこれも何かの縁とばかりに、そのたわわママのたわわな部分をじっとりと凝視することにしたんですよね

もちろん、その凝視はただの凝視ではありません。心の底からの凝視です。それこそ、右のバストと左のバストの間違い探しをするかの如くギラついた眼光で凝視をしていました。これも解放感から生まれた悪魔の所業でありましょう。ワタクシのせいではありません。

そんな凝視をしておりましたら、なんと、先ほどの診断の際に立ち会ってくれていた美熟女の看護師さんがなんとも慌てた様子でワタクシの方に猛烈に走ってくるではないですか。

(え?いや、別に見てただけだよ!お触りしてないのにっ!)

と慌てて挙動不審にしていたら、別にたわわな胸元を見ていたことを指摘するために来たわけではなく、先ほどの診断の補足説明があるとのこと。よかった、本当によかった。

教訓:挙動不審になるほどパイを凝視しないこと

美熟女の助言

パイパイ凝視から生まれた無駄な動揺と無駄な安心を感じつつ、その美熟女の看護師さんの方に顔を向けると、その方は僕の隣にスッとしゃがんでくるのです。そしておもむろに顔を近づけたかと思うと、吐息がかかる距離でこそっと耳打ちをしてくるではないですか。

「すいません、先ほど言い忘れてしまったのですが…」

言い忘れ?言い忘れとは、いったい何のことでしょう?特に深刻なことも言われてないのでまったく思い当たる節がありません。もしかすると、

「先ほど言い忘れてしまったのですが…これがワタシの脱ぎたてパンティーよ

と言いながら、ホカホカのパンティーを頭にかぶせてくる彼女の必勝恋愛テクニックでしょうか。堕ちるかも。それなら堕ちちゃうかも。

そんな妄想を膨らませていた僕に、無情にもこんな現実的な言葉が突きつけられました。

「もし結石で痛みがでたらすぐ救急車を呼んで下さいね。アタナ、たぶん耐えられないわ

アナタ、たぶん耐えられないわ!?

なんでしょう、その絶望的な言葉は!!

幼いころから、月並みではありますが「やればできる子」の代表格のように生きてきた僕としては「頑張ればできる」「耐えればその先に未来が待っている」と両親や諸先生方から応援されながら生きてきました。

それなのにこの美熟女の・・・あああ!もう面倒くさいからエロ看護婦って言いますけど、このエロ看護婦はワタクシが耐えられないというのですふざけるな!ワタクシは断固として戦うぞ!!

と一瞬だけ奮い立ったものの、冷静に考えたらこれはただの善意でしかないことに気が付き、振り上げた拳を力なく下げることになりました。ということで、不安をあおる・・・というか不安しかあおらない助言をエロ看護婦からいただいたことで、青ざめながら帰宅の途につくことになってしまったのです。

教訓:アナタはたぶん耐えられない

結論・・・そして

そんな訳で、それからさらに2週間、ワタクシは自らの身体の不調と対話をしつつ生きていたのですが、今のところ“たぶん耐えられない痛み”とやらが襲ってくることはないので平穏な日々を過ごしております。

しかしながら、その“たぶん耐えられない痛み”とやらをいつ味わうことになるのか?

つまりはいつ救急車を呼ばなければならないのか?が、わからない状態で、日々の生活を送るのはかなりのストレスなのです。

どうやら、どんな場所でどんな事をしていようとも、最後に救急車で運ばれるかもしれないというのはストレスと直結するようなのです。

そんな訳で、遠回りにはなりましたが、今度『泌尿器科』で受診しなおすことにいたします

何か役立つような出来事がありましたらまた記事にさせていただきますので、最後に今現在のワタクシが伝えられる結論だけ申し上げてこの記事の締めとさせていただきます。わかっていたことを再度申し上げるようで恐縮ではありますが、ワタクシの結論はこうです。

血尿が出たら『消化器科』ではなく『泌尿器科』へ行け!!

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