泡盛ファン必見!
知る人ぞ知る幻の泡盛「泡波」をご存じでしょうか。
泡盛は、沖縄のお酒といえば泡盛というくらい、認知度の高いお酒ですが、今ではその人気ゆえ種類も多く、沖縄以外でも日本全国で泡盛が買えるようになりました。
そんな泡盛の中でも、波照間島で造られる泡盛「泡波」は流通量が極めて少なく、入手困難とされている泡盛です。
今回はそんなプレミアムな泡盛「泡波」をご紹介します。
プレミアムな泡盛「泡波」とは?
泡盛(あわもり)は、日本の琉球諸島で造られる蒸留酒です。
wikipediaには以下のように記載されています。
泡盛は、米を原料として、黒麹菌(アワモリコウジカビ)を用いた米麹である黒麹によってデンプンを糖化し、酵母でアルコール発酵させたもろみを一度だけ蒸留する単式蒸留焼酎(旧焼酎乙類)の一種。3年以上貯蔵したものは古酒(クース)と呼ばれる。
wikipediaより
そんな泡盛の中でも、日本最南端の島「波照間島」で少量のみ造られているのが「泡波」。
泡波は、澄んだ地下水から造られ、度数は30度。クセが少なく飲みやすい、非常に評判の高いお酒になっています。
そんな泡波の生産地である波照間島は、石垣島から高速船で約60分かかる場所にある離島です。
そう易々と行ける場所ではありません。(行き方は後述します)
作っている場所に行きづらく、生産量も限られているため希少価値が高く、幻の泡盛とされています。
泡波は元々、波照間島民の為だけに造られていて、基本的には波照間島の外に出ることがなかったため、一歩、波照間島外にでるとそれだけで値段が高騰します。
お隣の石垣島で購入しようとしても、何倍ものプレミアムな価格になっているほどです。
製造は「波照間酒造所」
このプレミアムな泡盛「泡波」を作っているのは、波照間島にある波照間酒造所さん。
しかし、波照間酒造所では泡波の販売はしておらず、島内の売店で購入をすることができるようになっています。
沖縄に行った時に波照間酒造所さんに直接行っても泡波は手に入りませんのでご注意ください。
波照間酒造所の情報
住所
〒907-1751 沖縄県八重山郡竹富町字波照間156番地
公式サイト
波照間酒造所公式サイト
※お酒の販売はしていません。
波照間酒造所のある波照間島への行き方
波照間島は日本最南端の有人島として人気の島で、赤瓦屋根の民家やサンゴの石垣といった、昔ながらの沖縄の風景が今も残っています。
そんな波照間島へは、直接行くことはできません。
各地の空港や那覇空港から飛行機で石垣島へ行き、フェリーもしくは高速船で渡ります。
まずは石垣島空港から離島ターミナルへ
石垣島空港から離島ターミナルへは路線バスで行くことができます。
「日光八重山・ANAインターコンチネンタル経由空港線(10番)」
または
「平得・大浜・白保経由空港線(4番)」
に乗車し、「離島ターミナル」で下車します。
離島ターミナルから波照間島へ
波照間島へは高速船とカーフェリーで行くことができます。
- 高速船
1日4便運航していて、約60分で到着します。
時刻表と料金はこちら - カーフェリー
安栄観光の貨客カーフェリー「貨客船フェリーはてるま」は1日1便のみの運行です。
さらに運航日は、火曜日・木曜日・土曜日の週3日と第2・第4金曜日のみ運航をしています。料金は高速船よりも安いですが、所要時間は約2時間半かかります。
時刻表と料金はこちら
泡波のプレミアムな値段
泡波はその希少さゆえ、実際に波照間酒造所さんの設定した小売り価格とネットショップでの販売価格差が大きく異なります。
波照間酒造所さんの公式ページにも以下の注意書きがあるほどです。
泡波の公式小売り価格(定価)はいくら?
波照間製造所の公式サイトで確認した販売価格(定価)は以下です。
泡波の種類 | 容量 | 度数 | 定価 |
泡波(ミニボトル) | 100ml | 30度 | 340円 |
泡波(2合瓶) | 360ml | 30度 | 480円 |
泡波(3合瓶) | 600ml | 30度 | 700円 |
泡波(一升瓶) | 1800ml | 30度 | 1,720円 |
泡波(升升半升) | 4500ml | 30度 | 11,000円 |
これが、波照間島の各売店で買える価格になります。
全くプレミアムな価格ではなく、むしろ買いやすいお手頃価格となっています。
泡波のネット(通販)での販売価格はいくら?
泡波はその希少さと人気ゆえに、ネット通販などでプレミアム価格にて販売されています。
以下は楽天市場での相場になります。
泡波の種類 | 定価 | 楽天販売価格 | 差額 |
泡波(ミニボトル) 100ml | 340円 | 756円 | +416円 |
泡波(2合瓶) 360m | 480円 | 2,900円 | +2,420円 |
泡波(3合瓶) 600ml | 700円 | 4,180円 | +3,480円 |
泡波(一升瓶) 1,800ml | 1,720円 | 16.090円 | +14,370円 |
泡波(升升半升) 4,500ml | 11,000円 | 33,360円 | +22,360円 |
さすが、人気の泡波。
ネットだと2倍~10倍近い値段で販売されています。
一升瓶が一番人気のようでプレミアム具合が凄まじいです。
逆にミニボトルであれば波照間島に行くことを考えればお求めやすいでしょうか。
今回、楽天で再安値販売している店舗を参考価格として出していますが、販売している業者によって値段は様々なのでできるだけ安い店舗で購入することをおすすめします。
私が調査している時も、販売店舗によってさらに2倍近く値段が違う場合がありました。
ここまで価格が高騰していると、どんなに美味しいのか気になりますね。
そもそも泡盛とは?
泡盛は、米(タイ米)と黒麹菌を用いて、全麹仕込みと単式蒸留・常圧蒸留で造る沖縄の本格焼酎です。3年以上貯蔵したものは古酒(クース)と呼ばれます。
原料であるタイ米による特有の甘い香りや、他のお酒全く違う味わいや風味はが特徴です。本場の沖縄ではロックや水割りで飲まれることが多いようです。
泡盛の歴史は古く、実は600年以上の歴史を持つ、由緒あるお酒です。
泡盛と焼酎の違い
日本で古くから愛されている蒸留酒といえば「本格焼酎」と「泡盛」 です。
本格焼酎と泡盛は蒸留酒でありながら飲みやすいお酒として幅広い年齢層に人気があります。
焼酎と泡盛、その違いは、原材料と製造方法にあります。
焼酎の代表的な原材料は、米、麦、芋、黒糖、そば、酒粕などの原料と米や麦・芋に白麹菌や黒麹菌などの麹を使って製造されます。
泡盛はタイ米に黒麹菌を使用した全麹仕込みで製造されます。
また、焼酎は九州を中心に日本の各地で製造されますが、泡盛は主に沖縄で製造され、生産地の違いも2つの違いとなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はプレミアムな泡盛「泡波」をご紹介させていただきました。
ネットでは元の販売価格や相場も知らない人が多いので、ものすごく高額で販売している業者もいます。本記事の価格を参考に、あまり価格の高すぎる商品の購入は控えるようにしましょう。
ネットでは定価の10倍まで値段が跳ね上がってますのでなかなか手を出しづらい商品ではありますが、石垣島に遊びに行った際はぜひ、波照間島まで遊びに行って、泡波を定価で購入してみたいものです。
※注意事項※
飲酒運転は法律で禁止されています。
お酒は20歳になってから。未成年者の飲酒は法律で禁止されています。
妊娠中や授乳期飲酒は、胎児・乳児の発育に影響する恐れがあります。