夕暮れどきの事故を減らすために、乗用車のヘッドライトの点灯忘れを防止することを目的として、2020年4月以降の新型乗用車から、自動点灯が義務化されることになりました。
もし今運転している車にオートライトをつけないと罰則はあるのでしょうか?後付けするとパーツと工賃でいくらになるのでしょうか?
詳しく調査しました。
オートライト後付けするならいくらする?
オートライト後付けするならいくらするかを調べてゆきましょう。
オートライトとは、ヘッドライトを自動的にオン・オフしてくれる機能で、昼間の明るいときは消えていて、夕暮れどきやトンネル内など、周囲が薄暗くなると自動的にヘッドライトが点灯し、ライトの消し忘れも防止するという機能です。
義務化に伴い、現在30%程度の車に付属しているものとは違い、手動による解除ができないものとなりました。
最近は、ほとんどの車に、自発光式の液晶メーターが採用されているため、昔のようにヘッドライトをつけなくても、パネルを見ることができるため、夕暮れ時にライト点灯を忘れるケースが増えています。
さらに、日没や日の出の前後1時間ほどの間、特に人や物が見えづらくなり、1日のうち17時から19時がもっとも交通事故が起こりやすい時間帯であるとされています。
ヘッドライトの点灯忘れを防止することが、この時間帯での、例えば、高齢者が車を視認するのを助け、交通事故減少に寄与すると考えられらます。
これまで、メーカー、車種によりばらばらであった基準を統一し、
周囲の暗さが1000ルクス未満のとき、2秒以内に点灯され、周囲の明るさが7000ルクス以上になると、5分以内に消灯されるとしました。
オートライト後付けの費用を見てゆきましょう。
オートライトパーツとしては、
例えば、Amazonで見ますと、
後付汎用オートライト(コンライト)ユニット
¥4,890~¥8,580
ご自分の車種と適合するか要確認です。
自分で取り付けるのでなければ、これに工賃としてカー用品メーカーに持ち込み、1~2万円ほどかかると考えれば、良さそうです。
オートライト機能ない車に罰則はある?
オートライトの義務化は普通自動車では新型車が2020年4月以降、継続生産車が2021年10月からとなっており、現在使用中の車や中古車には適用はされません。
したがって、車検時に問題が生じることはありません。
考えられる罰則としては、新型車を改造してオートライト機能をわざと外した場合くらいだと考えられます。
オートライト義務化へのネットの反応
- 大衆車にまで自光式メーターが普及してから、明らかに無灯火が増えたと思う。前すら見ないで運転してるドライバーがいかに多いかって事だね。オートライト義務化、やむなし。
- 義務化は賛成!夕方に点灯していない車が途中にいると見落としてしまう。運転する側が見えるかじゃなく、周りに気付いて貰うかが大切。
- 暮れ時やトンネル内でライトをつけない車が多いです。各自がちゃんとライトを点灯すれば、こんなことを義務化しなくても済むのに、と思います。
- ライトのON/OFF、ハイビーム/ロービームの切替すらできないような人は運転してはいけません。何でも自動化したら、運転に対する緊張感を持たないドライバーが増えて逆に危険です。
- 道路交通法違反になるのか知らないが例えば信号待ちでヘッドライトを消し対向車に対して眩しくないよう気遣いするとかが出来ないのは嫌ですなぁ。
出典:ヤフコメ
まとめ
- オートライトを後付けするには、工賃も含めて、2万円から3万円と見積もられる
- 現在使用中の乗用車や中古車には義務化は適用されませんの、オートライトが設置されていなくても、罰則はありません
- 多発している夕暮れ時の事故を防ぐために、オートライトがついてなくても、早めにヘッドライトを点灯するというのが、車を運転するものに課せられた義務です
筆者も数年前から、オートライトを利用し始め、特にトンネルの出入り口や、降車後の消し忘れに大きなメリットを感じています。
確かに、ドライバーたるもの、なんでも自動化に頼るのでなく、自覚を持つべきというのはもっともとは思いますが、オートライトを含め、自動ブレーキやアクセルとブレーキの踏み間違い防止など安全に関する自動化は、少しでも危険防止に寄与するなら、進めるべきという気がします。
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