ガキ使黒塗り差別の真相は、保毛尾田保毛男問題にあった

年末のガキ使で、浜田雅弘さんが演じた「黒塗りメイク」。

再放送でも、問題のシーンが

削除されていなかったことによって、

再びダウンタウン・ガキ使に注目が集まっています。

 

そして今、あるキーワードが再び注目を集めています。

 

それは、「保毛尾田保毛男問題」。

同性愛のゲイセクシャルをネタにしたお笑い番組が放送され、

その放送倫理に対する議論が

活性化したきっかけとなる事件でした。

 

そしてこの時に、ダウンタウンの松本人志が

「あるコメント」を残しています。

 

そしてそれこそが

今回のガキ使・黒塗りメイク問題に直結する

本質的な番組の「思想」とも言える内容です。

 

果たしてどんなコメントだったのか?

保毛尾田保毛男問題の内容と

合わせてお伝えしていきます。

保毛尾田保毛男問題とは

2017年9月

フジテレビにて

あるお笑い番組が放送されました。

 

その名前は、

「とんねるずのみなさんのおかげでした 30周年記念SP」

そのワンシーンに

ある名前のキャラクターが

登場しました。

 

その名前は

「保毛尾田保毛男」

(ほもおだ ほもお)

 

明らかに「ホモセクシャル」を

モチーフにしたネーミングです。

 

この「保毛尾田保毛男」の

同性愛的発言・言動をお笑い化し

それを笑いのネタにしたことが

 

LGBT団体から批判の声が上がりました。

その結果、フジテレビの社長宮内正喜氏は

公式謝罪を述べました。

 

「これは30週年スペシャルで、

30年間で作り出してきた

色々なキャラクターで

展開をしたわけですが、

もしその時代が違っていて、

不快な面を

お持ちになった方がいたことは、

テレビ局としては大変遺憾なこと。

謝罪をしないといけない」

 

と。

 

また、フジテレビ公式サイトに

掲載された謝罪文がこちらです。

 

「このキャラクターが

長年に渡り与えていた印象、

子供たちへの影響、

およびLGBT等をとりまく

制度改正や社会状況について

私共の認識が極めて

不十分であったことを

深く反省しております」

 

と。

 

ところで今回の

ガキ使黒塗りメイク問題について

現在、日本テレビからは公式のコメントは

発表されていません。

 

しかし、その真意に迫る

ある貴重な情報が出てきました。

 

それが、

「保毛尾田保毛男問題」の時に、

他ならぬダウンタウン松本人志が

発言したコメントでした。

スポンサーリンク

保毛尾田保毛男問題時の松本人志のコメント

松本人志は

フジテレビの公式謝罪に合わせて

自身のTwitterの中で

このようなコメントを発表しました。

 

「バラエティ番組は

いわゆるスピード違反で

叱られる時がある。

でも、それはテレビを

面白くしたい情熱だったりする。

 

今のテレビを面白くなくしてるのは

叱られることを恐れすぎの

スピードださなすぎ違反だと思う」

 

ということ。

そして、今回のガキ使黒塗りメイク問題と

非常に関連性のあるコメントです。

松本人志のコメントから見る、ガキ使黒塗りメイク再放送の真意とは

ガキ使黒塗りメイクについては

こちらから。

関連記事

ガキ使完全版でも、浜田雅弘さんの黒塗り ブラックフェイスが再放映されたことについて 再び話題を集めています。   黒塗りとは、浜田雅弘が顔を黒く塗って 黒人俳優エディー・マーフィー氏に扮装する […]

このコメントを解析すると、

こうなります。

 

あくまでテレビを面白くしたいという

情熱の結果であり

その結果として怒られることを

恐れるべきではない、と……。

 

 

さて、この言葉の意図が

今も変わっていないのだとしたら

松本人志・ダウンタウンは

黒塗りフェイスのネタを

撤回・謝罪する意思は

ないということになるでしょうか。

 

しかし、黒塗りメイクの問題が

上がっているにも関わらず

問題のシーンを再放送したことは

その意思を象徴したものだと

見るべきかもしれません。

 

この完全版においての黒塗り再放映について

番組側の意図としては次の3つのどれかであると

推定できます。

 

①番組側の都合として対応が間に合わなかった

②再放映した上で後日謝罪をすると決まっているのか

③対応する気がなく、弁明意思もない

 

というこのいずれかでしょう。

 

この3つの理由説の内

③対応する気がなく、弁明意思もない

という説が濃厚になってきました。

スポンサーリンク

ガキ使黒塗りメイク問題の今後は

もしも今回の再放送の意図が「確信犯」であり

「怒られることを恐れたりはしない」

という番組側の主張であるならば

いよいよ強硬な番組派と

それに対する世間のバッシング

という構図が出来上がるでしょう。

 

しかし、もしかするとそれこそが

松本人志の真意なのかもしれません。

 

なぜなら、あるインタビューの中で

松本人志は「もうガキ使辞めたい」という

趣旨の発言をしていたことがあるからです。

 

あえて今回の騒ぎを炎上に持っていき

番組の続行を不可能にするつもりなのでしょうか。

(だとしても、もう少し穏やかな方法が

ありそうなものですが…)

関連記事

ダウンタウンの人気お笑い番組 「笑ってはいけない」の打ち切りが 迫っていると言われています。   その理由をまとめました。   今回の問題を深く追求した結果、 この問題は […]

まとめ:保毛尾田保毛男問題から、ガキ使黒塗りメイク再放送の真意が明らかに

もしもフジテレビ側・

ガキ使といった番組サイドから

公式の発表がない限り

この放送倫理をめぐる問題と議論は

収束することなく

激化の一途をたどるでしょう。

 

オリンピックを目前にした時に

浮上してきたこの議題に海外のメディアも

注目を集めているため

この問題は今非常に大きな

国際問題になりつつあります。

 

人権を尊重した

健全な笑いを

消費者が求め

供給者が応える。

 

そんな文化ができれば

理想的であると筆者は思いますし

だからこそ、他者を思いやる姿勢が

今の時代により必要なものであると

そう思います。

 

↓合わせてこちらの記事も読まれています。

関連記事

ダウンタウンの人気お笑い番組 「笑ってはいけない」の打ち切りが 迫っていると言われています。   その理由をまとめました。   今回の問題を深く追求した結果、 この問題は […]

広告