貴乃花親方 落選覚悟の理由はなぜ？ブログに書けない「息子」達への思い…

貴乃花親方が、落選を覚悟の上で
理事戦に出馬する意思を見せたことが
相撲場所を賑わせています…。

落選が確定的なこの状況でありながら
なぜ貴乃花親方は出馬に踏み切ったのでしょうか…？

「息子」のように思う力士たちへの未来への思い。

その理由は…

貴乃花親方、もはや落選は覚悟の上

今回の相撲協会の理事選に出ても
貴乃花親方の落選はもはや確定的です。

人気や支持率ではなく
あくまで派閥の数の多さで
決まるからです。

投票権があまりにも限られた
人員にしかないため
そのような状況になっています。

そういった体質も含めて
相撲協会の序列社会の硬さが
うかがい知れるというものですが

落選を覚悟の上で貴乃花親方が
「出馬」するその行動の裏に隠された
メッセージとは何なのでしょうか。

 

貴乃花親方、覚悟の理由はなぜ？

貴乃花親方が自分の保身や名誉の維持を
考えていないのは
ここ近日の貴乃花親方の言動や
捨て身の告発ぶりを見てみれば
それは明らかなことです。

貴乃花親方が
見ないで良いものに対して見て見ぬふりをして
世渡り上手な人物であるならば
このような騒ぎはそもそも起きてはいないでしょう。

この問題が起きたからこそ
多方面から注目を集め
良くも悪くも
大きな話題を巻き起こしているわけですが

そんな貴乃花親方の行動原理は
あくまで一貫して
「相撲協会の未来」
と
「息子とも呼べる弟子たちの身の安全と力士としての未来」
です。

もちろん、それが常に正解を導くというわけでは
ないでしょう。

しかし、それでもその思い自体は
貴乃花親方の言動を直接見たことの有るものならば
異論を挟む余地はないのではないでしょうか。

そんな貴乃花親方の真意は
このメッセージの中にあります。

「皆さんは阿武松親方に入れてください。
私は（自分の）１票だけでいい」

と。

そう、今の投票体制自体にたいする
問題意識を
出馬という行動のメッセージに
込めたのではないでしょうか。

貴乃花親方の覚悟の本当の意味とは。

つまり、もはや相撲協会の未来のビジョンや
人格とは全く関係のない
派閥の大きさによって
組織の長が決まるという

あまりにも封建的で前時代的な制度。

それ自体に対して問題意識を表明するために。

貴乃花親方はあえて
「一票だけ」の票を自らに投じに行くのでは
ないでしょうか。

ここに、相撲協会の未来の可能性の１つとして
自分、貴乃花親方という
「選択肢」が存在するのだ

と言うことを主張したいがために「出馬」する。

そして、
「自分なら、誰よりも相撲協会を
いい方向に引っ張れる自信があるし
その思いを込めている」

そんな意気込みで
貴乃花親方は自ら、貴乃花親方に
孤独な一票を投じに行くのではないでしょうか。

また、貴乃花親方は、
その行動を通じて、相撲協会自体に
そのあり方を問うているのではないでしょうか。

相撲協会のトップの決め方が
今のままで本当に良いのか？

下準備や派閥の大きさといった
椅子取りゲームで決まる理事長で
そんなトップの決め方で
相撲協会は本当にいい方向にすすめるのか？

あなたたちは、
本当に今のままで良いのか？

自分は良くないと思う。
だから、そう思っている自分に
一票を入れる。

それが、貴乃花親方が
この出馬と投票、
そして落選を通じて
伝えたいメッセージなのではないかと筆者は思います。

貴乃花親方の覚悟は、裏切られるか？

しかし、もしもそのメッセージが
伝わる力士がいるのなら。

派閥や椅子取りゲームとは関係なく
自らの意思で相撲協会のあり方と未来を真剣に考えて
そしてその可能性を貴乃花親方に託したいという
そんな信念のある力士たちが
もしもいるならば。

その時、当選し、相撲協会の長として
相撲という日本の誇りある伝統の
象徴として輝くのは
他ならぬ貴乃花親方になるのではないかと
筆者にはそう思います。

まとめ：貴乃花親方 覚悟の理由はなぜ？ブログに書けない「息子」達への思い…

自分の事だけではなく
私心なく、むしろ勇敢に自己犠牲をなしながら
全体のために尽くしたいと
勇気を持って動く。

そんな貴乃花現役時代の
真っ直ぐで礼儀正しく
そして何よりも美しい立ち合いぶりは
今もまた親方という役割の中でも
息づいていることを筆者は感じます。

その誇りがあるからこそ、
いつも正々堂々とし
メディアや相撲協会の権力を相手にしても
怯むことなく自らの信念で対峙することが出来るのでしょう。

その結果として
多少座り方がふてぶてしく見えるとしても笑

それもまた、ご愛嬌です。

もしも私に投票権が有るならば
私はその一票を貴乃花親方に投じるでしょう。

相撲協会と、そしてそこに集い自分を磨く
力士たちの選択する未来を
見守り、応援したいと筆者は思います。

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