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海老蔵や松也などなぜ歌舞伎役者にはイケメンが多いのか?

“歌舞伎役者の色気はいつの時代も人々を惹き…”

歌舞伎役者に抱くイメージは人によって様々ですが、いわゆるイケメンが多いと感じるのは誰にとっても共通のはずです。

市川海老蔵、尾上松也、中村隼人などなど…

ではなぜ歌舞伎役者にはイケメンが多いのでしょうか?

今回はそんな歌舞伎役者にイケメンが多い理由についてまとめてみました。

歌舞伎は伝統を重じるから

歌舞伎役者になぜイケメンが多いのかといえば、その理由の1つには、昔から歌舞伎の世界で活躍してきた役者の家系が現代でも活躍していることが挙げられます。つまり、代々顔の良い血が受け継がれてきたのが大きな理由です。

伝統を重んじる世界ならではだといえるでしょう。

勿論、外から血が入ってきたり、養子が歌舞伎役者に育てられたケースもありますが、基本的な血統は絶えることなく今に続いているのは確かです。

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見た目も重要視されるから

血統が関わる以上、なぜ最初の役者がイケメンだったのかという疑問は無視できませんが、容姿が良かったから主役として活躍したり、結婚して子供を産み血を残せたとも考えられます。

もし当時の歌舞伎役者の顔がそれなりだったとしたら、舞台で活躍できていたかは分かりませんし、結婚できたかも不明です。

当然ながらイケメンの周りには女性が集まってきますし、そうなれば歌舞伎役者が女性を選べたり、一般的な男性より結婚しやすかったのも頷けます。

歌舞伎の世界は芸能に取り組む家柄揃いで、顔の良さをウリの1つとしてきた歴史があります。芸を磨き見せることが仕事ではありますが、顔の魅力というウリもまた付加価値になっているといえます。

舞台では化粧で魅力的に見せていますが、元々目鼻立ちが整っている役者揃いですから、そのままでも十分色気を感じさせます。

それから、歌舞伎には女形も存在しますが、いかに女性らしい魅力を表現するか追求が行われてきた歴史もあるわけです。

このように、元の素材が良い役者揃いなことに加えて、より魅力的に見せる方法を知っていることもまた、格好良さに磨きがかかる理由だと思われます。

昔は芸能文化が制限されていた時代もありましたが、そんな時代においても歌舞伎は認められていたり寛容でした。歌舞伎は見る人を楽しませる大衆の娯楽で、歌舞伎役者の色気はいつの時代も人々を惹き寄せます。

血の繋がりがない場合もある

代々純粋な血統の家系ばかりだと誤解されますが、歌舞伎の世界には親子の師弟関係だけでなく、スカウトで採用されて養子縁組になり役者の道に進む人も昔から少なからずいました。

スカウトされるのは歌舞伎界にとって将来性のある子供で、演技を身につけるセンスもそうですが、顔立ちについても評価の対象です。

顔だけで選ばれることはありませんが、イケメンといえるくらいに顔が整っていることは少なくとも、スカウトの条件だったのは間違いないでしょう。とはいえ顔重視で偏重が過ぎると役者になれる人が限られてしまうので、雰囲気や立ち居振る舞いなども含め、総合的な評価に基づきスカウトが行われてきたと考えるのが自然です。

だからこそ様々なタイプのイケメンがいますし、誰でもタイプの顔の推しを見つけて応援することができるのです。

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歌舞伎で有名な屋号は?

成田屋

有名な歌舞伎屋号の1つに成田屋があります。市川海老蔵さんが在籍する屋号です。

初代市川團十郎の父が成田山に子宝祈願し、見事子供を授かった事がその屋号の由来とされてる成田屋は今では歌舞伎界を代表する一家ですね。

現在は、市川海老蔵、市川壽紅、市川翠扇(海老蔵の妹)、市川ぼたん(海老蔵の娘)が在籍しており、のちには市川海老蔵が市川團十郎を襲名し、息子のかんげん君が市川新之助を襲名して成田屋の歌舞伎役者入りする予定です。

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中村屋

中村屋は1624年に創設された中村座がルーツで、江戸歌舞伎を盛り上げ支えてきた家系です。

その為、当時から存在感があって注目を集めてきましたが、時代と共に新たな歌舞伎に挑戦したり、役や踊りの幅を広げる追求が行われてきました。

現在の中村屋宗家は、中村勘九郎、中村七之助、勘九郎の息子(勘太郎、長三郎)で、のちに中村勘九郎が中村勘三郎を襲名するであろうと言われてます。

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今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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