9月4日から甲子園球場で始まったNPB「巨人vs阪神」の4連戦。シーズンも折り返してやや巨人の〝独走気味〟ながら、一応セリーグ1、2位同士による「首位攻防戦」となり、ファンは盛り上がりを見せました。
ところで巨人vs阪神戦はプロ野球界では「伝統の一戦」と呼ばれます。伝統の一戦とは意味は?なぜ巨人vs阪神戦がそう呼ばれるのか。2戦目の「藤浪采配」で沸き起こった是非論とともにまとめました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディアなど)
伝統の一戦とは?
そもそもスポーツにおける「伝統の一戦」とは、歴史などの背景から長年のライバルであるチーム同士の試合のことを指します。さまざまな競技で世界的にも多くの「伝統の一戦」が知られています。「エル・クラシコ」(スペイン語でザ・クラッシック)と呼ばれる、サッカー・ラリーガでの長年のライバル「レアル・マドリード vs バルセロナ」の対戦は有名です。
そして日本のNPBで「伝統の一戦」とは、普通は読売ジャイアンツ(巨人)vs阪神タイガースの顔合わせのみを指すのが一般的です。なぜそう呼ばれるかと言えば、この二球団はNPB最古のチームだからです。
現在にも系譜が続く日本最初のプロ球団は1934年設立の「大日本東京野球倶楽部」(現巨人)と、翌35年に創設された「大阪野球倶楽部」(現阪神)だとされています。
以来90年近い年月を戦い続けてきた長い歴史を持つライバル同士とあって、巨人vs阪神戦はいまでも「伝統の一戦」の呼称で定着。両球団も「伝統の一戦」イベントで盛り上げるなど球界公認の呼び名にもなっているようです。
なぜ今でも伝統の一戦という?藤浪采配批判で疑問の声
「伝統の一戦」とは、日本で筆頭に挙がるのが、最古のプロ野球チームである二球団・巨人と阪神の対戦。今でも全国屈指の人気球団同士であり、かつては実力的にも拮抗し、毎年優勝を争ったりスーパースター同士の名勝負も数多くみられるなど、文字通りの〝伝統の一戦らしい〟関係でしたが、令和時代の現在ではそういう色合いは薄れてきた、との見方もあります。
埋まらない実力差…
なぜ「伝統の一戦」らしくなくなったのか。最大の理由は両者の実力差がかなり開いている点があります。両者の対戦成績では、07年に阪神が14勝9敗で勝ち越して以来、「勝敗同数」を挟んで昨季まで阪神は一度も巨人に勝ち越せていません。
リーグ優勝でも巨人がこの10年で3連覇を含む5回果たしているのに対し、阪神はCS出場はありましたが優勝は05年以来なし。あまりに力の差が開きすぎると「ライバル同士の伝統の一戦」と銘打っても興ざめしてしまいそうです。
4日からの4連戦も当初は「首位攻防」だったのに終わってみると巨人の2勝1敗(1試合雨天中止)。結局阪神は3位に陥落し巨人とのゲーム差は逆に8.5に拡大。今季対戦成績も巨人の10勝3敗と〝お得意様〟になってしまっています。
藤浪采配は是か非か?
そして5日の試合で「伝統の一戦批判」があらためて沸騰。阪神の将来のエースと目されながら成績が低迷、復活を期す藤浪晋太郎投手が先発したものの、5回もたず11失点しKO。阪神は大敗してしまいます。
藤浪投手は3回で早くも7失点しますが、連戦が続くため救援陣を休ませたい矢野監督は続投を指示。これがさらに傷口を広げ、失点は藤浪投手自身と球団ワーストとなる11点まで膨らみました。この采配にファンや解説者らから批判が続出。「試合を捨てたのか」「若手を抜擢しろ」といった声のほか、かつての名選手・名将で巨人大御所OBの広岡達朗氏はこう苦言を呈しました。
「巨人―阪神戦は他のカードとは違う伝統の一戦だ。過去、阪神の先輩たちは巨人戦になると神経をピりっとさせ、緊張感を持ちプライドを持って戦ってきた。その伝統の重みを矢野はわかっていない。たとえどれだけゲーム差があり、阪神が弱くとも、そのプライドだけは失ってはならない」(The PAGEより)
ただ、こうした大物OBの意見には「今時そんな気持ちの選手いるの?」「もうそんな時代じゃないよ…」といったファンの冷めた異論も多いようです。
伝統の一戦?ネットの反応は?
- もう伝統の一戦とか今の選手やファンは思ってないやろ。いつまで巨人をライバルと思ってるんや。何年負け越してんねん笑
- 正直もう伝統の一戦を見たくない
- 伝統の一戦よりホークス対マリーンズの試合の方が面白い(マリーンズが首位争いをしている時限定だけど)
- 見出しで「まさか?」とは思ったけど案の定広岡達朗で草 伝統の一戦とかもはや死語でしょ
- 矢野監督、とりあえず村山実の墓前で頭丸めて土下座してください
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
- 今季も巨人vs阪神のプロ野球「伝統の一戦」。最古球団のライバル同士
- ただ成績では巨人が上回り優勝も縁遠い阪神。「最早伝統じゃない」の声
- 期待の藤浪も再び11失点KO。勝利諦めの続投采配には大御所OBから批判も
「伝統の一戦」議論はともかく、気になるのは藤浪投手の今後です。「大谷翔平と野球界を背負う」と期待された新人時代から8年。イップスによる制球難に苦しみ昨季はプロ初の未勝利。今季は球場外で不祥事も連発し二軍行きとなり、トレードも囁かれる中、ようやく再起して8月21日には2年ぶり勝ち星を挙げ、巻き返しへの期待が高まっていました。
そんな中でまた二試合続けての5回未満KO。しかし矢野監督は「もう一回は行かそうと思う」と次回の先発起用を示唆。「通用している部分と足りないところがある。晋太郎自身もいろんな思いがあるやろうし」と復調を願っている様子です。
恵まれた体格、球は速く素材は一級品の藤浪投手。阪神逆転優勝のためにも復活は欠かせません。周囲からの熱い応援エールに何とかこたえてほしいものです。
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