手相占いは当たる？

手相占いは、手相から結婚運や金運を鑑定する、古くからある占いの手法です。

「手相占いは当たる？」「右手と左手のどちらを見たらよい？」「手相占いをセルフでもできる？」

このような疑問も含めて、手相占いを紐解いていきましょう。

手相占いの起源はインド？

手相占いの歴史は古く、起源は古代インドという説が濃厚です。古代インドの「サムドリカ」と呼ばれる学問に、手相占いのルーツがあるのではないかと考えられています。「人の身体に、その人の運命が刻まれている」という考えを元に研究されていました。

その後、ジプシー達が手相占いをヨーロッパに広めていきます。

ヨーロッパでは「西洋手相学」、アジアでは「東洋手相学」として広まっていきました。フランスでは、19世紀にデパロールとダルパンチーニが「西洋手相学」の基盤を作っています。

イギリスの手相研究科キローは、著名な人々の手相を鑑定し「手相占いは当たる」と評判を呼んでいました。キローは1894年に「手のことば」という本を発行し「近代手相学の元祖」とされています。

古代ギリシャにも手相占い発祥説があり、アリストテレスが残した「自然論」に手相の鑑定方法が記されていたようです。

日本には、平安時代に中国から仏教・易学と共に手相占いが伝わりました。江戸時代には水野南北が手相占いの指南書を出しています。

手相占いは左手と右手のどちらを見たら良いのか？

「手相占いは、左手と右手のどちらを見たら良いのか？」そんな疑問をもつ人もいるでしょう。

左手は男性、右手は女性として占う場合もあるようですが、一般的には男女による差はないと考えて良いようです。
左手と右手の鑑定方法については以下のことがいわれています。

右手・・・先天的な運命や運勢。本人が生まれ持った運勢。
左手・・・後天的な運命や運勢。本人の努力・行動で変化する運勢。

左手の後天的な運勢でもあるように、手相は変わるといわれています。日々の行動や心がけ、努力で、変化するようです。手相は自分を映す鏡にもなります。

③ 手相占いはセルフでもできる？

「セルフで鑑定した手相は当たる？自分で手相は見られる？」

手相占いはセルフでもできます。

基本の線をマスターすれば、自分で鑑定もできるのです。詳細な鑑定や、霊感・インスピレーションを交えた鑑定は、プロにお願いした方が良いでが、基本的な鑑定だけならセルフでもできるのです。
基本線についてみてみましょう。

<手相の基本線>

○生命線

親指と人差し指の間から、手の平の下部まで、親指の付け根の膨らんだ部分を囲むように伸びた線のことをさします。
生命力や健康運を表します。太くはっきりした線ほど、生命力があり病気にはなりにくいとされています。

○運命線

手首と中指をつなぐように伸びる線です。
運勢、運命、仕事運などをみます。
運命線がはっきりして長い線の人は「人生が充実している」と感じているといわれます。

○感情線

小指の1～2cm下から、人差し指の下部まで横に伸びる線です。全てのことに関わる感情面を表します。
長さは想いの深さ、濃さは情熱を表します。

○知能線

生命線から分岐して、小指の方へ向かい横向きに伸びている線です。
「考察力」「才能」を表します。太くはっきりとした線なら、考察力があり、才能を発揮する強い意思があると読み取れます。

○金運線

小指の1cmほど下の手の平の膨らんだ部分から、小指と薬指の付け根の間に向かって縦に伸びる線です。
濃くはっきりした線ほど、財運があることを表しています。

○結婚線

小指の下、感情線の少し上から短く横に伸びる線。
線の位置により、結婚するおおよその年齢や、本数によって結婚に関する遍歴を読み取っていく。

○太陽線

薬指の付け根の膨らみの部分、感情線の上から薬指に向かい縦に伸びる線です。
「人気運」「成功」「周囲からの支援」を表します。はっきりした線ほど、成功しやすい運を表します。

④ 著名人に珍しい手相が多い？

著名人や歴史上の有名な人物には珍しい手相を持つ人が多いといいます。

○ますかけ線

知能線と感情線が一つにつながり、手のひらを横に一本伸びている線のことです。
「天才肌」で「天下取り」の相と呼ばれています。努力をすることで大きな成功をおさめることができる手相となります。ますかけ線を持った著名人にも、そうそうたる顔ぶれが並びます。

<ますかけ線を持った著名人>
徳川家康、織田信長、豊臣秀吉、明石家さんま、浜田雅功、松下幸之助、
木村拓哉、手塚治虫

○ソロモンの輪

人差し指の下、付け根部分にリングのような半円の線です。
大変めずらしい手相で、ソロモン王がこの手相を持っていたといわれています。
「幸福のリング」とも言われ、幸せなことが起きるサインともいわれます。インスピレーションに冴え、統率力のある人が多いようです。

<ソロモンの輪を持った著名人>
ソロモン王、設楽統（バナナマン）

○覇王線（三奇門）

太陽線・運命線・金運戦が途中から一つに交わり、手首に向けて縦に1本伸びた線です。熊手のようにみえます。
強運の持ち主で、年齢にかかわらず成功・出世しやすく、財運もあります。
努力が結果に出やすい手相でもあります。

<覇王線を持つ著名人>
マザーテレサ、松本人志、松下幸之助、木村拓哉、安倍晋三

○仏眼相

親指の第一関節に、目の形をした線がでているものです。仏像の目にも見えます。
インスピレーションや霊感をもちあわせ、見えない世界も、見通してしまう直感を持つといわれます。また、人を包み込むやさしさを持つ人が多いようです。

<仏眼相を持つ著名人>
稲川淳二、ユリゲラー、ピカソ、設楽統（バナナマン）

○神秘十字線

環状線と知能線の間に、十字のようにクロスした手相をさします。
この手相を持った人はご先祖様や見えない力、ご神仏の加護を受けているといわれます。また直観力もあり危険を回避できることが多いようです。

<神秘十字線を持つ著名人>
ユリゲラー、ピカソ、タモリ、小栗旬、北川景子、松村邦洋

○成り上がり線（千金紋）

知能線の上にあり、親指と人差し指の間、生命線を起点として、中指のつけねに向けカーブして伸びる線です。
努力家で強運を持ち、一気に出世し成り上がる運を持った手相です。一獲千金を手にすることもあるかもしれません。

<成り上がり線を持つ著名人>
里田まい、山本高広、エドはるみ、松坂桃李

○スター線

3、4本の線が交わり、「小さな星」「米の漢字」のように見える手相です。
幸運が訪れ、人気がある人にも出る手相といわれます。

<スター線を持つ著名人>
オードリー・春日と若林、タモリ、中居正広、木村拓哉

⑤ 手相占いは当たる？

手相占いは当たるといわれることが多いです。実際に当たるか当たらないかは、鑑定をする占い師によって、そして受ける側の受けとり方によっても変わってきます。

鑑定師の直感も重要ですが、手相は古くからの統計学であるため、当たりやすいといわれています。

まとめ

手相占いは大変古い歴史があり、世界各地で多くの統計学と共にひろがっていきました。
その人が生まれ持った変化のない手相もありますが、努力や行動で変化する手相もあります。奥が深い手相占いは、その人を映す鏡なのかもしれません。