2004年の香港市場上場以来、16年間で740倍以上の株価となったテンセント(騰訊)が、コロナショックを乗り越え、ここに来て株価と時価総額がますます上昇しています。
テンセント株は今年だけで、40%以上上昇しており、7月9日には終値559.5香港ドル(約7740円)と史上最高値を更新し、時価総額でもアリババを超えました。
また、先週末、テンセントの社員の約半数、約3万人の社員に、一人平均650万円(49万香港ドル)相当の株式報酬を付与したことでも話題になりました。
では、日本で、テンセント株を購入するにはどんな方法があるのでしょう?扱っている証券会社を調べてみました。
さらに、よりリスクを減らす意味で、中国版のSP500に連動するETFついても見てみました。
テンセント株が購入出来る日本の証券会社
テンセント株が購入出来る日本の証券会社を調べてみましょう。
テンセント(騰訊、Tencent)は中国大手のIT・ネットサービス企業で、広東省深圳市に本拠を置く持株会社です。
1998年に創業し、2004年には香港市場に上場しました。
アプリから映画まで幅広いサービスを提供しており、メッセンジャーアプリ「WeChat」(Lineに相当)や、「QQ」、SNSアプリの「Qzone」、「王者栄耀」などのオンラインゲームも運営し、アプリの収益は世界一と言われています。
企業の規模を示す時価総額を見ると、アジア企業の中で最も高く、2019年の8月時点では、世界第8位にランクインしました。
次にこのテンセント株購入について見てゆきましょう。
ネット証券では、扱っていない證券会社もありますが、マネックス証券、SBI証券、楽天証券などや、大手の野村ホームトレードでも購入できます。
香港株式市場で扱われており、騰訊HD (テンセント) [00700]
売買単位:100株です。
各証券会社で、口座を開設し、外国株式から中国を選択し、銘柄コード[00700]で検索すれば出てきます。
2020/7/14 11:00現在で、533.000香港ドルでしたので、1香港ドルは13.83円として、約737,000円+手数料となります。
中国版のSP500を購入するなら?
では、テンセントのみに投資するのではなく、より安定的に中国の大手の株式に連動するETFを探してみました。
アメリカの代表的な株価指数として、S&P 500が有名です。ニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出される時価総額加重平均型株価指数です。
これに対応したのが、S&P 中国500指数で、中国企業の中で最も流動性が高い大手500社から構成されており、中国株式市場とほぼ同様のセクター構成比を維持しています。
A株や海外上場株などを含む全ての中国株式クラスが指数の採用候補銘柄となっています。
当然テンセントやアリババは含まれています。
S&P China 500 (USD)は、現時点で、3,862.58(USD)年次上昇率は 26.81 %となっています。
これとはっきり連動しているとうたっているETFは米国のICBCCS WisdomTree S&P China 500 ETF Bのみです。
扱っている日本の証券会社で、S&P China 500連動型ETFを探しましたが、はっきりとそう謳っているETFはありませんでした。
もちろん中国株関連のETFはあり、例えば、マネックス証券の香港上場ETF・REIT取扱銘柄一覧には、
2801 中国 iシェアーズ MSCI チャイナ・インデックス ETF
iShares MSCI China Index ETF(Black Rock Japan) 「H株指数採用銘柄とハンセン指数採用銘柄の両方を含んだMSCIチャイナ(香港ドル)インデックスへの連動を目指します。」というのがありました。
日本で扱っている中国ETFで、S&P China 500に構成が近いものを探すしかないようです。
テンセントへのネットの反応
- テンセントは日本で言うディスコードやラインである QQやWE CHATの会社だからめちゃくちゃ強いし、これからその価値が下がることも考えにくい超大手企業。SNS系はテンセント一強。またゲーム系もめちゃくちゃ強いタイトルをいくつも持ってる。今一番成長の余地がある会社の一つだと思います
- 中国政府との絡み具合はともかく、アリババを越えるのは企業として純粋に凄いな。やはり中国流の英才教育を受けてるんだろうか。
- テンセントも、大ヒットを飛ばしても二作目、三作目が続かなくて株価が下がるなんて事はよくある事。テンセントが安定的にヒット作を出せなければ株価なんてまたすぐに下がっていくのではないか。
- たかがゲームなのに泡沫かもしれんが凄いパワーだな。中国がこんなに圧倒的になるなんて思いもしなかった。日本も負けずに技術革新の波に乗って伸し上がるように規制のメリハリをつけないとな。
- スマホゲーム業界でいえばpubgのテンセント、荒野行動や人格Vのネットイースといった企業がかなり覇権をとっていると思う。日本や欧米産のコンテンツに比べてはるかにクオリティが高く日本でも多くの若者から中高年世代まで支持されている。
出典:ヤフコメ
まとめ
- テンセント株は、多くのネット証券で口座さえ開けば、簡単に購入出来る
- 中国版のSP500に連動するETFを日本で簡単には買えないが、中国株関連ETFはかなりの種類があり、ほとんどの証券会社で扱っている
- 中国企業テンセントの質、量両面での大きな飛躍に圧倒されており、日本企業はこのままでいいのかという懸念の声が聞かれる
アリババを凌ぐ企業が出てくるなんて、中国企業の勢いはコロナでも止められません。
日本でも比較的簡単にテンセント株を購入できることが分かりました。もちろん日本株と違い為替の変動には常に気を配る必要がありますが、これまでは日本株に比べて米国、中国とも高いコストパーフォーマンスを示しています。
余裕資金の範囲で、中国の成長に賭けてみるというのもありと思えます。国内株に比べて手数料などが高めなのは考慮しておく必要があるとは思ます。
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