男子100mで日本新を記録した山縣亮太に対し、中国メディアは、風の影響などを考慮するとアジア記録保持者の蘇炳添が上だと主張しています。
蘇炳添の筋肉を山縣と比較し、この31歳の現在の強さが山縣亮太を上回っているか検証してみましょう。
両者のこれまでの記録の推移を一覧にしました。
蘇炳添の筋肉を比較
蘇炳添は山縣亮太を凌駕しているのか?その筋肉を含め、比較してゆきましょう。
蘇炳添とは
中国広東省中山市出身で、1989年8月29日生まれの31歳の、中国の男子陸上競技選手。
初めて10秒の壁を突破したアジア人で、現在も100mのアジアタイ記録保持者です。
2021年4月24日に、全国陸上競技招待大会(広東省肇慶市)で、9秒台が6回目となる9秒98(+0.9)を達成しました。これは、ガトリンと並ぶ今年の世界ランキング5位タイのタイムです。
筋肉は?
動画を見てみましょう。
どっちの筋肉も締まっています。どちらが上とは言えませんね。
蘇炳添の現在の強さは?山縣亮太を上回る?
蘇炳添は、2021年4月24日に、9秒98(+0.9)を出しましたが、中国メディアは、約3年の沈黙を破って蘇炳添が戻ってきたと報じています。
9秒台の記録
6回の9秒台の記録は以下の通りです。
しかしその後、2019年は、腰の怪我の影響で、レースの結果は冴えず、2020年、コロナ流行病の影響で、主要なスポーツイベントが中断されたため、2019年10月にドーハで開催された世界選手権以降、蘇炳添は長い間競技から遠ざかっていました。
10秒切りを10回達成したいと意欲を見せていますが、「全体の筋肉の状態と天気は、刺激的だが、疲れやすい。」「2018年以降、このパフォーマンスで走るのは久しぶりだし、国内で10秒を切るのはとても難しい。若いチームメンバーにはとても感謝している。彼らは私にレースで全力を尽くさせてくれた。一人で走ると、自分のパフォーマンスを高めるのは本当に難しい。 」と本人は述べています。
東京オリンピックが1年延期となったことが、蘇炳添の復活を助けたとも言われています。
蘇炳添と山縣亮太の記録の履歴
・実績 9秒台 6回>1回
・最速記録 9秒91(+0.8)>9秒95(+2.0)
山縣亮太が有利な点
・年齢 山縣亮太1992年6月10日生まれの28歳と3歳ほど若い。
・最新の最速記録 9秒95(2.0)>9秒98(-0.9)但し、風の影響をどう見るか?
二人とも、怪我や不調からの復活で、オリンピックの1年延期が味方したという点で共通し、復活が本物か現状を五輪まで維持またはさらに進化できるかにかかってきます。
2018年2月7日に山縣亮太選手が蘇炳添について語っています。
一方の山縣亮太は、
両者とも締まっています。
どちらが上とは言えないですね。
蘇炳添の最新ネットの評価
- 必死になってアピールしなくても、 中国の蘇炳添と謝震業2人は強いよ! この二人しかいないけど。 中国人アジア王者に挑む日本勢! この図式です!
- まぁ悔しいけどその通りだよね 蘇炳添と謝震業は別格だと思う だからこそこれから先、両国切磋琢磨して記録を伸ばしていけたらいいよね〜 どっちの国が先に9.8台に突入出来るか楽しみである
- 蘇炳添さんの近況を探ったら、向かい風0.9mの中100m9.98秒というとんでもない事をやっていた。 アジア最速の壁はまだまだ厚そうだ。 陸上100m、31歳の蘇炳添がまた9秒台!
- これ蘇炳添選手もこの頃と今を比べたら爆発的に上半身デカなってるよな
- 陸上100Mで、あと純日本人が目標とすべきは、中国人の蘇炳添9.91(追い風0.2)なんだけどね。 彼を超えないと、真の純東アジア人トップとはいえない。
- 蘇炳添選手との直接対決が見てえな… 風考えるとSBでもまだあちらの方が上手だけど、どちらも本番に強いタイプだからわからんな…
出典:ヤフコメ
まとめ
- 31歳の蘇炳添と28歳の山縣亮太の筋肉を比較すると、どちらが上とは言えない
- 二人に共通するのは、怪我や不調からの復活で、オリンピックの1年延期が味方したという点である
- 蘇炳添現在の強さは山縣亮太を上回っているとの日本人のコメントが多い