2021年のサッカーJリーグが開幕しました。2月25日のJ1「神奈川ダービー」を皮切りに、同月27日にJ2、今月14日にはJ3と順次スタート。昨季はコロナ禍のため長期中断を余儀なくされたJリーグですが、2年ぶりに正常なシーズンを迎えました。
さてそのJ2開幕戦「東京ヴェルディ vs 愛媛FC」で、凄い少年がピッチに登場し話題となりました。東京ヴェルディ(東京V)のMF橋本陸斗選手です。橋本陸斗とは何か凄いのか。その経歴やプレースタイルを調べてみました。(出典:Wikipedia、スポーツメディアなど)
橋本陸斗とはプレースタイルは?
東京Vの今季開幕試合。後半34分、J2の歴史が塗り替わる瞬間が訪れました。中学3年生の橋本陸斗選手が初出場を果たしたのです。この時橋本選手は15歳10か月と26日。これは07年に16歳2か月25日で出場した湘南のMF菊池大介選手を抜き、J2最年少記録となりました。
初めてのJ2のピッチでは3トップの右で出場。後半36分には右サイドからの折り返しに飛び込み、ゴール前で左足を合わせるいきなりのシュートシーン。ボールはゴール左に外れ初ゴールとはならなかったものの、見せ場は十分つくれたトップチーム初プレーでした。
早速才能の片鱗を見せた橋本選手。スポーツメディアによると、一言で表すなら「橋本陸斗とは左利きの鋭いドリブラー」。独特の間合いで懐の深いドリブルを繰り出し、すごいスピードで相手をあっという間に置去りにしてしまうプレースタイルが持ち味です。
東京Vの永井監督はかねて「J2の試合に出られるレベルに戦術理解を深めることが橋本の課題」だとしていましたが、能力と成長の早さを感じ前倒しでデビューを決めたようです。
橋本陸斗の経歴と将来性
「橋本陸斗とはドリブルとスピード」と評される、将来を嘱望されるプレースタイルと才能の中学三年生・橋本陸斗選手。経歴を振り返ると、彼は東京都でバングラデシュ出身の父と日本人の母の間に生まれました。東京都東村山市の「F.C.Waragoma」から、小学4年で東京Vジュニア入り。
U-16日本代表にも選ばれるなど頭角を現し、昨春、中学3年生ながら飛び級で東京Vユースに昇格。今月行われたトップチームの静岡キャンプにも参加し、J2デビューは時間の問題と思われていました。
中学生とは思えない冷静さと高い技術で、同世代では抜きん出た才能を持つ橋本陸斗選手。積極的プレーで今後につながるデビュー戦を経て、次節以降も大いに注目されそうです。まずは東京Vトップチームの環境下でもまれて成長し、ゴールを重ねてレギュラーを獲得するところからが、プロキャリアのスタートラインになるでしょう。
橋本陸斗のネットの評価まとめ
- 森本貴幸を思い出させるほどのプレーでした。ゴールも決められるチャンスもあったので、次節以降期待です
- 17年ぶりのJ最年少ゴール記録更新なるか!15歳の橋本陸斗に高まる“森本越え”
- 中学3年とは思えない堂々としたプレーぶり&自分よりもかなり年上の大ベテランのシバをイジりつつ上手くコメントする所とか、本当に凄い!
- 大物感というか図太さみたいなのは橋本陸斗の方が上な気がする これから本当楽しみ
- おじさん、一気にファンになってしまいました!
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
- 今季Jリーグ開幕。東京V橋本陸斗が愛媛戦でデビュー。J2最年少記録
- シュート放つなど持ち味見せる。鋭いドリブルとスピードが武器のMF
- 中3ながら飛び級でユース入りしU-16代表でも活躍。次節以降も注目
幼児の頃から世界の才能を見い出し育む、充実した選手育成制度が完備されている海外のプロサッカービッグクラブ。久保、森本、橋本各選手のように10代半ばからトップチームで躍動する「スターの卵」は珍しくないとされます。日本でも負けじと育成・発掘の裾野を広げることが一層重要になりそうです。
そんな中でいよいよデビューした若きスーパータレント橋本陸斗。先輩たちに倣って日本から欧州や南米の舞台へと順調にステップアップし、近い将来日本サッカーを牽引する存在になってほしいものです。