7月18日、2025年大阪・関西万博の開幕1000日前を記念して、イベントが開かれました。
そこで今話題になっているのが、イベントで登場した公式キャラクターの愛称「ミャクミャク」ですよね!
大阪・関西万博のロゴマーク発表の時も話題になりましたが、今回のイベントではついに公式キャラクターの愛称も発表され、再び話題を集めています。
公式キャラクターのイラスト発表時は、SNS上で「気持ち悪い」「怖い」といった反応がよく見られましたが、「ミャクミャク」という愛称が発表された後のみなさんの反応も気になるところです。
今回のイベントでミャクミャクを見て、ミャクミャクのデザイナーは誰なのか、『ミャクミャク』の名前の意味や由来は何?という点が気になった人も多かったのではないでしょうか。
そこで、今回まとめた内容はこちら
・ミャクミャクが「気持ち悪い」や「怖い」の感想
・【ミャクミャク】の意味や由来と、デザイナーは誰?
ミャクミャクが「気持ち悪い」や「怖い」の感想
さっそく、SNS上のミャクミャクへの反応を調べてみました。
調べていく中でわかったことは、「気持ち悪い」「怖い」といった反応以上に、「ミャクミャクがかわいい」「ミャクミャク様」と好印象を持っている人が意外にも多いことです。
ミャクミャクを見て、「気持ち悪い」「怖い」といった反応はまだあるようですね。
また、「ミャクミャクを幼児が見たら、泣くのでは?」という声もSNS上で見かけました。
たしかに、2005年の愛知万博での公式キャラクター「モリゾーとキッコロ」と比較すると、今回は印象が大きく異なります。
しかしその一方で、SNS上では既に「ミャクミャク様」の呼び名が馴染んでおり、イラストも数多く投稿されていて、ミャクミャクが「かわいい」という反応も多くみられました。
イベントでの初登場時の印象はとてもインパクトがありますが、見慣れてくるとたしかにかわいらしく感じてくる気がするので不思議ですよね。
これまでは、イラストでしか公式キャラクターを見る機会がなかったので、今回のイベントで着ぐるみ姿を見て、印象が変わった人も少なからずいるのではないでしょうか。
ミャクミャクという愛称と実際にイベントで動いている姿を見て、「気持ち悪い」「怖い」といったこれまでの印象から「かわいい」と感じる人が増えてきているようです。
【ミャクミャク】意味や由来とデザイナーは誰?
ミャクミャクへの反応がわかってきたところで、次に気になるのは、ミャクミャクの意味や由来、そしてデザイナーは誰か?ということですよね。
ミャクミャクの意味と由来
公式サイトには、ミャクミャクについてこのように書かれています。
『ミャクミャク』について
細胞と水がひとつになったことで生まれた、不思議な生き物。その正体は不明。
赤い部分は「細胞」で、分かれたり増えたりする。青い部分は「清い水」で、流れるように形を変えることができる。
なりたい自分を探して、いろんな形に姿を変えているようで、人間をまねた姿が、今の姿。但し、姿を変えすぎて、元の形を忘れてしまうことがある。外に出て太陽の光をあびることが元気の源。雨の日も大好きで、雨を体に取り込むことが出来る。
引用:EXPO2025大阪・関西万博公式サイトより
ミャクミャクの意味と由来について調べたところ、なんとミャクミャクの愛称で応募したのは2名いたことがわかりました。
1人目は川勝未悠(かわかつ みゆう)さん、2人目は作田陽向(さくだ ひなた)さんです。
お二人はミャクミャクの愛称コンセプトについて、それぞれこのように話しています。
◆川勝未悠さん 愛称コンセプト
今まで「脈々」と受け継がれてきた私たち人間のDNA、知恵と技術、歴史や文化。変幻自在なキャラクターは更にあらゆる可能性をその身に宿して、私たち人間の素晴らしさをこれからも「脈々」と未来に受け継いでいってくれるはず。
そんな希望を込めて「脈々=ミャクミャク」と名付けました。
またミャク=脈であり、生命そのもの。
ミャクミャクという2音が続く様は、命が続いている音にも聞こえます。引用:EXPO2025大阪・関西万博公式サイトより
◆作田陽向さん 愛称コンセプト
初めてキャラクターを見たとき、赤色と青色が動脈と静脈を連想させたため。また、万博のテーマである、人類文明のつながりや、国際的なつながりを、「脈」という言葉で表せられると思ったため。
引用:EXPO2025大阪・関西万博公式サイトより
お二人とも、イラストから「生命」や「つながり」を連想されたようです。
ンスピレーションには多少の違いはあるものの、イラスト見てお二人とも同じ「ミャクミャク」の名前が浮かぶなんて、すごいですよね。
気になるお二人についても探ってみましたが、一般の方なので、残念ながら詳しい情報は得られませんでした。
ミャクミャクのデザイナーについて
公式キャラクターデザイン作者は、mountain mountain(マウンテンマウンテン)という名のグループで代表者は山下浩平さんです。
ここでは、代表者の山下浩平さんのプロフィールと経歴をお伝えします。
名前:山下浩平(やましたこうへい)
職業:デザイナー・絵本作家
生年月日:1971年
出身地:熊本
出身高校:兵庫県立明石高校美術科
出身大学:大阪芸術大学美術学科
レーベル名:mountain mountain
山下浩平さんは、グラフィックデザイナーとしてキャラクターなどのデザイン制作や絵本作家として生きものを主なモチーフに絵本や紙芝居の制作をされているようです。
その他にも、絵や工作を使ったワークショップ活動を行うなど、幅広く活動されています。
絵本作家である山下浩平さんが制作したキャラクターが「気持ち悪い」「怖い」と言われているのは、なんだか変な感じがしますよね。
山下浩平さんは公式キャラクターの制作意図について、このように言っています。
・制作意図
ロゴマークをそのままキャラクターに出来ないかな?というアイデアから生まれました。「水の都」の水と一緒になることで、姿を変えられることをコンセプトに、ロゴマークをパーツに分けて、色々な形のキャラクターを考えてみました。生き生きとしたロゴマークのイメージを損なわない様に心がけました。引用:
EXPO2025大阪・関西万博公式サイトより
制作意図からも伝わるように、山下浩平さんは大阪・関西万博のロゴマークをモチーフに公式キャラクターを作成したことがよくわかります。
ちなみにロゴはこちらです。
たしかに、ロゴマークとイラストを見比べると山下浩平さんのデザインによって、公式キャラクターらしい、親しみやすくかわいい印象が加わったとも言えそうです。
まとめ
今回は、2025年大阪・関西万博の開幕1000日前の記念イベントで公式キャラクターの愛称が発表され、今話題になっているミャクミャクについて紹介していきました。
公式キャラクター発表時には、「気持ち悪い」「怖い」という声もあったようですが、今では「ミャクミャク様」と呼ばれ、「かわいい」という声も多くなってきているようです。
また今回、「ミャクミャク」の愛称で応募したのは2人いて、それぞれデザイナーの山下浩平さんが制作した公式キャラクターのイラストから「生命」や「つながり」を連想し、ミャクミャクという名前を考えたという事もわかりました。
大阪・関西万博の開催まで残り3年ですが、度々注目を集めているこの万博で、実際にミャクミャクに会える日が今からとても楽しみですね。