今季プロ野球も残り40試合を切り、混戦気味のパリーグではいよいよ「最終コーナー」の優勝争いが本格化。25日現在4位につける日本ハムも「CS圏内」はもちろん、まだまだ優勝も十分狙える位置です。観客制限も緩和され球場でのファンの熱量も高まっています。
そんな日ハムでいまだ調子が上がらないのが清宮幸太郎選手。チーム内で最近流行る「真顔パフォーマンス」も、清宮選手がやるとファンの反応も辛辣です。そんな「清宮君」の近況をまとめました。(出典:Wikipedia、各スポーツメディアなど)
清宮幸太郎の真顔パフォーマンスの動画ある?
高校生最多7球団が競合、抽選で引き当てた日ハムに鳴り物入りで入団した将来を嘱望される清宮幸太郎選手。21歳となるプロ3年目の今季は勝負の年となりますが、どうにも打撃の調子が上がりません。オープン戦から開幕、そしてシーズンがほぼ三分の二を終了した今にいたるまで、壁を突破できないまま。25日現在の打撃成績は打率.186、本塁打4本、打点12と低迷しています。
パリーグ各球団では最近「真顔パフォーマンス」が流行中。これは誰かが本塁打を放つと、ベンチ内のある一人が真顔で中継カメラをじっと見つめ、打った選手を待ち構えるパフォーマンス。そこにベンチへ帰ってきた本人が加わり最後に真顔で2ショットを決めるのが定番です。
普通はベンチ全員でハイタッチして笑顔で祝福するところを、敢えて真顔のままで〝変化〟を出すこのパフォーマンス、シーズン序盤にヤクルト選手が始めたのをきっかけに、今では日ハム、ソフトバンク、オリックスなどで頻繁に行われるようになりました。
↓西武戦で本塁打を放った清水を真顔パフォで迎える清宮
優心、王、最高。
真顔パフォする暇があったら練習してください、清宮くん。 pic.twitter.com/ErmWeOBsq0— T.O (@F_Nakata6) September 22, 2020
↓楽天戦で本塁打含む猛打賞の清宮。武田勝コーチと真顔パフォ
清宮幸太郎の真顔パフォーマンスは不評
チームの流行に乗って、清宮幸太郎選手自身も行ってみせている真顔パフォーマンスですが、どうもファンの間での評判は芳しくありません。ネットでは「そんな余裕あるなら裏で素振りしろ」「かなりイラつく」など辛辣な声のオンパレードです。
ヒーローを迎えて満面笑顔のベンチの中で、一人だけ怒ったような真顔でカメラ目線を続ける風変わりなパフォーマンスだけに、TPOや空気感も結構重要な様子。関係者の中には「清宮に限った話ではないけど、不振が続いている選手が真顔パフォーマンスをすると『ふざけてる場合か』と、どうしてもファンの反感を買いやすい」との指摘もあります。
ファンの間では「実績あるベテランやムードメーカーのチームリーダー、成績好調なプレーヤーらがやるのはいいが、不振の若手がやるもんじゃない」と、清宮選手の〝KY度〟を批判する向きもあるようです。
ただ他球団ファン目線で言えば、当の清宮幸太郎選手は純粋にチームに溶け込んで盛り上げたい一心にも見えます。選手たちはベンチ内が常時カメラで映されていることは百も承知。いつもカメラを意識して動いているものです。
清宮選手の真顔パフォには「他選手からスルーされた。チーム内で軋轢か?」「過去の清宮のタイムリーエラーで確執があるのでは?」など日ハムファンによる〝口撃〟が絶えませんが、放送される映像は最初から最後まで映しているわけではなく、清宮選手を取り巻くベンチの本当の雰囲気までは分かりません。
むしろ常に明るいお茶目キャラの清宮選手。不調でも変に暗く落ち込まないポジティブさもある意味持ち味なのではないかと、一他球団ファンとしては感じるのですが…。
↓盗塁を途中で諦め慌てて帰塁。照れ笑いの清宮に呆れる監督
清宮幸太郎の真顔パフォーマンスへのネットの反応
- 非難殺到してるみたいですよね(# ̄З ̄) わかるわ~~
- チームは20安打してるのに一人だけ5タコって、なんで1軍いるんだ清宮
- 真顔、違和感あると思ったけどやっぱ世間から叩かれていて草
- 清宮って入団の時一定数の一軍出場確約の契約結んでいるとしか考えられん
- 真顔パフォも色々言われてるけど、ファンを楽しませようとしてくれてることと思うし、最近批判の度が過ぎない?
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
- 日ハムの清宮幸太郎がいまだ調子上らず。打率2割未満、4本塁打にとどまる
- チーム内で流行の真顔パフォをやったところファンは「ふざけんな」と酷評
- 混パの終盤戦に向け日ハムも正念場。監督の起用に応え清宮も結果出すとき
ファンの厳しい声は十分届いているのでしょうが、清宮選手は外見の明るさを失わず、栗山監督も粘り強く一軍起用を続けています。
ただ二人とも内面ではプロとして激しい葛藤があるに違いありません。清宮選手としては今は何より、監督の思いにこたえて残り試合で結果を出し、チームのCS圏内押し上げに貢献すること。そうすれば真顔パフォーマンスだろうとほっこりプレーだろうと、全てがファンの喝采を受けることでしょう。
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