新型コロナのクラスターが発生し、選手が次々と離脱を余儀なくされているNPB日本ハムファイターズ。そんな中、チームのユーティリティプレーヤー・杉谷拳士選手が気を吐いています。
ムードメーカーとしてもベンチに欠かせない杉谷拳士選手。自ら命名した(?)別名「スギノール」もファンにお馴染みのようです。このスギノールとは由来は?今回は〝スギノール〟杉谷選手を解剖してみます。(出典:Wikipedia、スポーツメディアなど)
スギノールとは由来は?
杉谷拳士選手は東京・練馬出身の30歳。帝京高校では春夏通算3度甲子園に出場しました。この頃スイッチヒッターとなり、08年ドラフトで日ハムに6位指名され入団しました。
全ポジションを守れて俊足・巧打でもある杉谷拳士選手。貴重なスイッチヒッターでもありここぞの場面で代打としてもよく起用されます。
コロナ禍直撃で感染・濃厚接触の選手が次々出場できなくなり、ベンチ入り人数が限られる苦境の今、まさに杉谷選手がフル回転。「スギノール頼もしい!」「やっぱスギノールいなきゃ」とファンに大変慕われていますが、ところでこのスギノールとは?由来を調べてみました。
フェルナンド・セギノールとは?
杉谷拳士選手のあだ名スギノールとは。なぜそう呼ばれるのかというと、原因は本人(笑)にあります。19年5月の楽天戦で、右打席でシーズン第1号ソロ、さらに左打席でも2打席連続の2号2ランを放ち、プロ11年目で初めての1試合HR2発を記録しました。
この「左右両打席HR」というのは、日ハムでは07年に外国人助っ人セギノール選手が記録して以来の快挙。この日のヒーローインタビューで杉谷選手は「セギノール以来ですよね?今日から僕を『スギノール』と呼んでください!」と宣言し、それから「杉谷=スギノール」が定着したわけです。
さてスギノールの〝師匠〟フェルナンド・セギノール元選手(46)はパナマ出身、ヤンキースなどでプレーした元メジャーリーガーで、NPBでも日ハム、楽天などで活躍し、今は引退してMLBのスカウトなどを務めているそうです。
珍しいスイッチヒッターの強打者で、左右打席本塁打通算9回、スイッチヒッターシーズン最多本塁打(44本塁打)、同シーズン最多打点(108打点)のNPB記録保持者でもあります。2000年代には日ハムの優勝に貢献した主力選手でした。
↓楽天時代のセギノールHR。岸投手若い!ノムさんお元気な姿(涙)
スギノールの活躍が話題に
コロナ禍でチームが苦境の中、5月1日、7日の2試合続けて杉谷拳士選手が大活躍。1日の西武戦では9回2死満塁で代打に立ち、見事四球を選んでサヨナラ押し出し。
7日は今季初安打となる先制ソロHRを、相手の好投手涌井選手から放ったほか、流れを引き寄せるスクイズも決めて勝利に貢献し、2戦連続お立ち台となりました。
コロナ禍直撃、7日時点でゲーム差は僅かながら最下位とチームが苦しむ中、杉谷拳士選手はベテランムードメーカーとしてベンチを鼓舞し、自ら引っ張っていく欠かせない役回りを担っているようです。
スギノールへのネットの反応
- 今日も出番だ、スギノール!帝京魂!!
- 王とスギノールが加わったからそりゃー強いよな!
- 2球で凡打とか、貴さんに怒られるぞ!
- おかしい…スギノールは毎年年末の野球盤にピークを合わせてるはずなのに…連日の活躍w
- 杉谷でもスギノールでもケニーでも誰でもいいけどさ、1発ぶっ込め
出典:twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
- コロナ陽性続出で苦境続く日ハムで、ユーティリティ杉谷拳士が大活躍
- 今季初HRなどで2戦連続お立ち台。愛され爆笑キャラでチームを引っ張る
- 自身命名スギノールはOBのスイッチ強打者、NPB記録のセギノールが由来
現代野球では内外野守れて俊足のユーティリティプレーヤーは不可欠とされますが、杉谷拳士選手はそれに増して「愛すべきキャラ」が日ハム色を彩っているといえます。最後にスギノールエピソードをいくつかご紹介して終わります。
・日ハムOB岩本勉曰く「うるさ杉谷」、同ダルビッシュ有は「すぎやはまだ早い」と「すぎたに」呼ばわり。
・中田翔家でのナイン飲み会で、大谷翔平から「守備につく時の声うるさ過ぎますよ」と〝ダメ出し〟。
・自主トレを過ごすオーストラリアで、現地の選手全員が国歌を歌うのに日本人は歌わないことを恥じ、以降試合で君が代を毎回熱唱するように。
・7日のお立ち台で「スギノールはいつ来日?」と聞かれ、「コロナでビザが取れずまだ来日してない。(HR打ったのは)ケニーです」と衝撃の三人目人格登場(※ケニーはオーストラリアでの自身の愛称とか)。
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