コロナに揺れた2020年スポーツ界。日本ではようやくNPB開幕にこぎつけました。まずはTV画面だけではありますが、ファンは再びプロのプレーを楽しむことができます。
その今季NPBで、注目したい選手の一人が柳田悠岐選手(ソフトバンクホークス)です。「ギータ」の愛称で親しまれる柳田悠岐選手はなぜ人気なのでしょうか。その魅力に迫りました。
柳田悠岐はなぜ人気?惹きつける3つのポイント
「日本球界最強」ソフトバンク(SB)筆頭の強打者で、人気もずばぬけた柳田悠岐選手。オールスターゲームのファン投票では、16~18年度にイチロー氏以来の3年連続最多得票獲得。しかも翌19年度は、ケガで球宴までに9試合しか出場していなかったにも関わらず、33万票で外野手部門3位になったほどでした。なぜ人気なのか3つのポイントをご紹介します。
1.超人的打撃センス&パワー
柳田選手は長打力、走攻守すべて揃った5ツールプレーヤー。トリプルスリーと首位打者を史上初めて同時獲得した記録が有名ですが、凄い記録は他にも。
4年連続で出塁率と長打率の両部門でリーグ1位。これは王貞治氏に次ぐNPB史上2人目。打者が打席当たりに生み出した得点の傑出度を表す指標「wRC+」でも4年連続でリーグ1位。3年連続でリーグ最多四球も記録、2016年には王貞治氏に並ぶ18試合連続四球のNPB記録も樹立しています。
チャンスに強いスター性もあり、まさにSB日本一の牽引車となる「日本最強打者」と呼んでも過言ではない存在だといえます。
↓監督の誕生日にサヨナラ特大本塁打
2.常に壊れそうなほど「フル過ぎる」スイング
ギータの特徴は常に全力でバットを振り抜くフルスイングにもあります。2ストライクに追い込まれるまでは、ほぼ毎打席ヘルメットが飛び、振り切ったバットが背中につくほどの渾身のスイング。
やたら振り回しているのではなく、解説者によると短い振り出しでインパクト力を最大化。球を左手のパワーで押し出した後、大きなフォローで運ぶ柳田選手ならではのパワースイング。これにより、ジャストミートすると凄い飛距離になるのは勿論、やや芯をずれてもスタンドインできるほどの威力があるといいます。
↓ギータの規格外スイング集
3.愛すべき〝天然・お馬鹿〟キャラ
まさに天才スラッガー・ギータですが、筆者個人的には「柳田悠岐はなぜ人気なのか」の最大の理由がこれではないかと思います。仲のいい「マッチ」こと松田選手からも「こいつアホやで」と公認されるほどの「完成度」。オフやシーズン中の福岡の地元TVでも遺憾なく天然ぶりを発揮しています。
ではその具体的エピソードを次項でご紹介しましょう。
柳田悠岐の忘れられないエピソード
数多いるプロ野球選手の中でも「特に柳田悠岐はなぜ人気なのか」。ファンが愛する大きな理由がその「天然すぎるキャラ」です。背が高くなかなかのイケメンで、超絶な打撃センスと成績。その見た目とのギャップがありすぎて笑える「お馬鹿」なエピソードを、以下に一部ご紹介しましょう。
■プレゼントは「筋肉」で
オフのクリスマス。福岡市内のトークショーで「サンタさんにお願いしたいものは?」と聞かれ「筋肉です」。
■ドラーに替えてください
優勝後家族連れV旅行に出発。空港の両替所で「この金額を〝ドラー〟に替えてください」。隣にいた後輩選手から「(ドルの発音は)ダラーですよ」と突っ込まれる。
■雨降って…
打撃コーチとキャッチボール中、ことわざクイズに。「鬼に?」「金棒」までは良かったが「雨降って?」には「傘を差す」。
■子供たちに珍アドバイス
オフの野球教室で、子供たちを前に打撃のアドバイス。「えー、思いっきりバットにボールをぶつける。以上!」。
■街の魅力「ドンキ」
福岡のラジオ番組に出演。ギータがこよなく愛する郷里ついて「福岡の人にアピールする広島市の魅力は?一番お勧めの場所は?」と聞かれ「色々あるッスよ、ドンキとか」。
柳田悠岐2020最新の評価まとめ
- 「みなさんにとってトリプルスリーとは?」野村謙二郎「夢・・・?」山田哲人「ノルマ」柳田悠岐「たまたま」
- ギータ「公式戦が始まっても、ココさん(バレンティン)とアベック弾がたくさん打てればいいですね」
- 柳田悠岐、メジャーで野球生活を終えて欲しい
- 今季は山川穂高と柳田悠岐の三冠王争いと私は見た。シーズンが楽しみ
- 私の今季HR第1号予想は柳田悠岐選手です
出典:Twitter
まとめ
今回の記事をまとめると以下の通りです。
- 日本一球団SBのスーパースラッガー柳田悠岐。なぜ人気?
- 超人的打撃センスとパワー+憎めない天然お馬鹿キャラ
- 「雨降って傘を差す」「ドラーに替えて」爆笑小話満載
「日本最強打者」だけに、投手からすれば何とか抑えようと厳しい内角攻めは当り前。おのずと死球も多くなり、ここ2年ほどはケガがちで出場が少なくなっていた柳田選手ですが、ようやく2020年は絶好調・体調万全で開幕を迎えられそうです。
「明るく天真爛漫」「天才型」と思われるギータ選手も、実は非常に研究熱心との報道が。毎試合後スコアラー室へ直行し、打席で自分の眼で見た投球の軌道と実際の映像の軌道を比較して、その誤差を解消する作業を欠かさないといいます。やはり超人は「才能+努力」から生まれるというのは、どの世界も同じなのですね。
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