auの通信障害が2日午前1時35分ごろに発生し、3日夕方には復旧したとKDDIが発表しました。
しかしながら、まだ繋がらない、復旧していないという声がSNSでも見受けられ、完全に復旧するにはまだしばらくかかりそうですね。
仕事に支障が出ている人も多いので、早く完全に復旧することが待たれます。
そんな中、auの通信障害で損害賠償は支払われるのではという話が出てきました。
auの通信障害が始まってから、お出かけ中に携帯が使えずに困っている人が多く、仕事できないという人もたくさんおられたと思います。
KDDIから損賠賠償が本当に支払われるのか、もし出るなら金額なども気になりますよね。
ここでは、『au通信障害で損害賠償の金額はいくら?ポイントで補償される?』として、auの通信障害で損害賠償が出るのかについて調べて現時点での情報をまとめました。
au通信障害で損害賠償の金額はいくら?
7月3日時点では、auの通信障害で損害賠償があるかどか、また、金額などもKDDIの正式発表はありません。
ただし、KDDIの高橋社長は、3日昼に行った記者会見では以下のように話しています。
今回の障害を精査した上で補償を検討する
KDDIの高橋社長は通信障害での補償を検討するとしながらも、次のように話しています。
ただ今(の時点で)は一律に補償するという回答は持ち合わせていないので、補償については今回の障害の内容をもう少し見た上で検討していく
KDDIの高橋社長は、補償を検討するが、今回の通信障害の内容をもう少しみたうえで検討する、と話していますね。
損害賠償は実施されるのか、今後の発表が待たれます。
KDDIは現在回線は復旧したとしていますが、まだ利用できない状況になっている人もいます。
au復旧作業完了?! は?何が?電話できませんけど。 明日通話できないと死活問題なんですけど。賠償もんですわ。 #au #電波障害 #未だ通話できず
— 波平 (@jSlRFfVHjX2exKU) July 3, 2022
通信障害でauショップのスタッフへ詰め寄ったりする人へはこんなツイートも。
私auっていうかpovoユーザーなんだけど、ショップの人に怒鳴ったり損害賠償がどうのって言ってる人全然理解出来ない。
確かに困ったけどさ。
仕方なく無い??みずほ銀行みたいにしょっちゅうトラブルあったら付き合い考えるけどw
— めぐみ@キッチン時々ホール (@fairymegumegu) July 3, 2022
私の家族は楽天ユーザーなのですが au回線を使用するので今日は外でスマホが繋がらず、仕事に差し支えていました。
でも、ショップの人へ怒りをぶつけるのはおかしいですよね!
3日の午前中には、金子恭之総務省が会見をし、今回のauの通信障害は「電気通信事業法上の重大な事故に該当すると認識している」と話しています。
今後は行政指導なども検討されるようですね。
次にKDDIの個人向けサービスの契約規約や、過去のNTTドコモの通信障害の時はどうなっていたのか見ていきましょう。
KDDIの個人向けサービス契約規約は
KDDIの個人向けサービスの契約約款では、以下のような規約があります。
au通信サービスを「全く利用できない状態」が24時間以上続いた場合、損害賠償を支払う
これが、今回のau通信障害がKDDIのよると「利用しずらい状況」だったために、この契約約款が当てはまるかどうかが現時点では確定していません。
KDDIの契約約款には、損害賠償について、以下のように記載されています。
当社が認知した時刻から起算して、24 時間以上その状態 が連続した時に限り、その契約者(LTEデータプリペイド契約者(沖縄セルラー電話 株式会社との間でLTEデータプリペイド契約に相当する契約を締結しているローミング 契約者を含みます。以下この条において同じとします。)を除きます。)の損害の賠償します。
(中略)
当社は、au(LTE)通信サービスが全く利用できない状態にあることを当社が認知した時刻以後のその状態が連続した時間(24 時間の倍数である部分 に限ります。)について、24 時間ごとに日数を計算し、その日数に対応するそのau(LT E)通信サービスに係る次の料金の合計額を発生した損害とみなし、その額に限って賠償します。
引用元:KDDI契約約款
今回の通信障害がどのような状況だと判断されるのかがカギになってきますね。
今後のKDDIの発表に注目したいです。
au通信障害の損害賠償:過去のドコモのケースでは?
2021年10月に起きたドコモの通信障害では、全体で30時間近くにも及びました。
しかしながらNTTドコモは「全く利用できない状態」は2時間あまりに限られたと主張し、約款に基づく個人への補償などはなかったのでした。
“NTTドコモで2021年10月に起きた障害は全体で30時間近くに及んだものの、「全く利用できない状態」は2時間あまりに限られたと同社は主張。約款に基づく個人への補償などは実施されなかった” / “通信障害「24時間超で賠償」と規約 ドコモのケースでは実施されず:朝日新聞…” https://t.co/MLXjQMgZRg
— nots™ (@call_me_nots) July 3, 2022
今回ポイントになるのは、「全く利用できない状況」だったかどうかになるでしょう。
KDDIのは発表では、通信障害になった当初から「使用しずらい状況」となっていました。
しかしながら、ユーザーの多さとヤマト運輸やアメダス、緊急連絡などにも支障がでてしまい、KDDIの高橋社長は「我々の歴史上一番大きな障害」と表現したほどの規模の大きさでした。
このことから、通信障害での損害賠償は実施されないか、もし実施されても少額での補償となると考えられます。
具体的には、損害賠償が実施されたとすると、個人向けにはポイントでの対応になりそうですね。
この点も、詳しい情報が発表されるのを待ちたいと思います!
まとめ
ここでは『au通信障害損害賠償の金額はいくら?ドコモ時は実施されなかった』として、auの通信障害について以下の事を調べてみました。
- au通信障害損害賠償は現在検討中。
- auの個人向けサービスの契約規約では、「全く利用できない状況」が24時間以上で「補償する」とある。
- 過去のドコモの通信障害では実施されなかった。
- もし、KDDIが損賠賠償を補償するとすれば、ポイントで対応する可能性が高い
KDDIの高橋社長の会見が3日昼に開かれましたが、現段階は通信障害での損害賠償補償を健闘する、と話していますが、通信障害についてもうすこし精査してから検討するとのことです。
KDDIからの正式は発表を待ちたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。