小平奈緒選手(31)が 平昌五輪での
スピードスケート女子500m競技で、
日本女子スピードスケート界初の、
金メダルに輝きました。
日本中が彼女の活躍に歓喜でした。
中でも ライバル韓国選手を抱きしめた
あの場面は、韓国民からも感動の嵐を
呼んでいます。
その時のカラフル帽子も、
注目を集めています。
小平奈緒、日本女子初の金メダル!ライバルを抱擁、感動の嵐!
小平選手は 女子500mを36秒94の
オリンピックレコードで金メダルに
輝きました。
組違いで滑走し、
地元韓国でオリンピック3連覇を狙う、
李相花(イサンファ)選手(29)が、
37秒33で 小平選手に及ばず銀メダルに。
実はこの二人、10年来の友達で、
「サンファ」「ナオ」とファースト
ネームで呼び合う間柄です。
ライバルでもあり、仲良しでもある、
固い友情で結ばれている事が
わかりました。
競技終了し順位が確定した直後、
トラックを滑る李選手が、涙する姿
を目にした 小平選手は李選手のそばに
近寄り、抱きしめました。
二人の姿に感動したというツイートが
韓国でも相次いでいます。
李選手の快挙を心待ちにしていた
韓国ファンからも、小平選手の金メダル
を祝福する声がたくさんありました。
一部韓国での反応です。
「小平選手が李選手を抱きしめてる
のを見て涙がとまらない」
「李選手と小平選手二人でトラックを
回った時 本当にうるっときた、10年以上
競争してきたライバルで友達だから」
「泣いてる李選手に小平選手が近寄り
抱きしめてあげるのを見て、結果は、
置いておき、日韓ギクシャクした関係
でも一つになれるのは、真のオリンピック
精神だと感じた」等、感動の連打です。
小平選手の優しさ、思いやりは、
韓国の人の真意にも触れたのでは
ないでしょうか。
そして、韓国のライバル李選手の
語った言葉にも、国境をも越える
二人の深い友情を感じます。
小平奈緒、ライバル李選手、涙の真相…負けたからじゃない!
李選手は、小平選手の次の組で滑走。
李選手は「レース前、小平選手の
記録は見ず滑ろうと決心した…だから
あえて会場から離れた場所で待機してた」
と言ってます。
そして「レースで負けたから泣いたん
じゃない、レース後 小平選手とは”お互い
誇らしい存在だ”と話した」と語りました。
二人が本当に強い絆で結ばれてると
感じる、李選手の言葉です。
李選手の涙の理由も気になりますね。
理由は 李選手自身が抱える心情であり、
3連覇へのプレッシャーや極度の緊張、
そして、
「レースを無事終えた」というその瞬間
感情が込み上げた、と李選手。
「ひざの負傷後 レースの感覚を失い
取り戻すのに1年半かかった。だけど
やっと終わった」と語りました。
小平奈緒、カラフル帽子!話題、ブランド!?
平昌五輪で小平選手が、
被ってた謎のカラフル帽子…
とても気になる謎の帽子が話題に
なりました。
あのカラフル帽子 実はオランダ応援団が
1位の選手に贈った物だと判明しました。
小平選手が李選手から手渡された
帽子について質問された時
「オランダ応援団の人が投げ込んで
くれました。自分でもよくわかってない
んですが、確かサンファも、
バンクーバー ソチの両方で被ってたな
と思って。”これはナオが被るやつだよ”
と(李選手から)渡されました」
と、明かしました。
金メダリストへのオランダ人の
自国流の祝福に対し、小平選手は
「オランダの人の前で被って 喜んで
くれていたのでよかった!」
と笑ってました。
オランダ流のとても素敵で、
ユニークな贈り物に 人の温かさや、
全てが一つ、というような心境を
感じるように思いました。
オリンピックとは、どの選手も、
自分の全てをかけて戦う、
人生の大半をそれに集中し、
プレッシャーも計り知れない、
私たちの想像の域を越えた、
スポーツ界の大舞台なんだなと、
改めて感じました。
スポーツを通して出会う人の友情には、
国が抱えるギクシャクした問題なんて、
一切入る余地無し、という、
大切なメッセージでもあると思います。
韓国民の心にも感動を与え、
小平選手を称賛する声にも感動し、
この二人の姿を見て大事な事を
教えてもらったように思います。
この先も
寄り添い、分かち合いながら
お互いを永遠の良きライバル、親友
として、心が強く結ばれた二人である
ことに、間違いはないでしょう。
最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。