音楽チャンプが打ち切り報道によって
その幕を引こうとしています。
イケメン審査員の登場にも
奮わなかった視聴率の低さ…
残念ながら終えることになった
音楽チャンプですが…。
音楽チャンプ 打ち切り報道理由①不安定な放送実態
その理由として
日曜日の夜が特番が多数入っていて
肝心の音楽チャンプがいつやってるかが
分かりづらかったことも原因の1つにあったでしょう。
頻繁に特番が入ることで
いつ放送されてるのかもわからない
「毎週の楽しみ」にしづらい放送実態が
大きな問題だったのではないでしょうか。
また、比較対象にされる事が多い
「カラオケバトル」という番組の存在もあります。
両者の視聴者からは
「カラオケバトル」のほうが
臨場感があって面白い、という声も。
始まった当初は
審査員がさくらまやさんを怒るといったシーンも有り
話題性はあったといえます。
黒木瞳という大物女優を
司会にキャスティングしたことも
視聴者の目を振り向かせるだけの
十分なパワーはあったと思います。
しかしながら、
この不安定な放送実態が
視聴率の安定を妨げて
番組がいつやってるのかわからないといった
視聴者の混乱を生んでしまったのでしょう。
音楽チャンプ 打ち切り報道理由②夢がない
オーディション番組にも関わらず
夢がなかったこと。
それが大きな問題点ではないでしょうか。
例えば、小室哲哉さんの話題になっている
ラストアイドルのプロデュース企画。
引退が報じられた小室哲哉さんですが ラストアイドルのプロデュースは継続するとのこと。 自主的な音楽制作はしないということですが 継続中の仕事については続けるということです。 ネット上では、小室哲哉さんの仕事継続に 暖かい応[…]
こちらでは、プロデュースの進行に応じて
アイドルグループが確実に
ブレークまでの道を歩んでいく番組であり
だからこそ、その臨場感を視聴者が一体になって
楽しめて、また、番組の内容にも
夢やリアリティーを感じられます。
しかし、音楽チャンプでは
その場でテレビの視聴者の前で
審査員から辛口コメントを浴びて罵倒され
誹謗中傷を受けて失格していく挑戦者たちが
悪い意味で印象的でした。
また、仮に勝ち上がって
デビューまでの切符を掴み取った
合格者もまた
「デビューに向けてトレーニング中」
という状態がいつまでも続きました。
「この番組には夢がある!」
といういちばん大事なイメージを
損ねていたことが
大きな視聴者離れの理由であったことは
間違いないのではないでしょうか。
「これがわからないならプロ失格!」
という高圧的な姿勢も
確かにプロの世界の厳しさを表す
1つの言葉であったのかもしれません。
しかし、果たしてそれが番組として
視聴者に対するエンターテイメントになっていたのか
ということを問うならば、その答えは
NO、なのではないでしょうか。
このように、エンターテイメントにならないものを
企画に上げてしまっていた
ということがそもそもの問題の
本質とも言えるのではないでしょうか。
音楽チャンプ打ち切り報道理由③…イケメン審査員も…
せめて、一人でもしっかりと
プロデュースに成功して
あの●●さんは音楽チャンプの出身!
という実績が出来れば
また事情は変わっていたのかもしれません。
しかし音楽チャンプはその逆で
夢に挑み、キラキラした思いで挑戦しに来る人達が
芸能界の現実と審査員の辛口コメントに
夢を打ち砕かれて失格になっていく…
という、なんとも後味の悪い番組になっていたという
面も有るのではないでしょうか。
その本質は、いくらバラエティー風に
面白く演出しても
偽れない現実であったと思います。
音楽チャンプ 打ち切り報道理由④見たい人がいない
そして、この番組は
自分で歌がうまいと思っている素人さんが
出てきて歌うという内容です。
果たして、それをわざわざテレビで見たいと思うのか?
という点も、残念な企画だったことの1つです。
そして、その素人の歌に対して
審査員も気の利いたコメントを出来れば
まだバラエティー番組として成立することが出来ました。
むしろ、それこそがこの番組の味噌であり
プロである審査員の腕の見せ所であったはずなのですが
その審査員が番組内で怒鳴るという展開に…。
そういった点から
あまり見たいと思わないという視聴者が数多く生まれ
異例の打ち切り報道という
結果に終わってしまったということに
なりました。
審査員の菅井さんが
この音楽チャンプの面白さを決める
鍵だった人物ですが
それも賛否両論を同時に巻き起こすタイプでした。
そういった点から安定した視聴者を
獲得することができず
半年も報道していなかった事自体を
知らない人がいるくらい
存在感のない番組に終わってしまったのでした。
まとめ:音楽チャンプ 打ち切り報道理由!イケメン審査員でも視聴率奮わず…
とはいえ、こうした番組を早いうちに見切って
新しい企画や番組に放送枠を明け渡すという
判断は、英断であると思います。
もっと夢のある、視聴者が見たいと思う番組が
後に始まることを願いたいと思います。