ガキ使完全版で浜田雅弘の黒塗り。BBC・NYタイムズ海外の反応は?

ガキ使完全版でも、浜田雅弘さんの黒塗り

ブラックフェイスが再放映されたことについて

再び話題を集めています。

 

黒塗りとは、浜田雅弘が顔を黒く塗って

黒人俳優エディー・マーフィー氏に扮装する

というパフォーマンスのことです。

 

何が問題なのか、

そして海外メディア、BBCNYタイムズ

この問題に対してどのような

反応を示しているのかについて

まとめていきます。

何が問題なのか?ガキ使完全版でも放映された浜田雅弘の黒塗り。

顔を黒く塗って黒人を装う

というパフォーマンスは

かつて黒人がアメリカで差別を

受けていた時の差別の象徴でもあります。

 

かつてアメリカでは

白人が黒塗りの顔で

黒人に扮装して登場し、

黒人を笑いのネタにする

「ミンストレル・ショー」

という演劇がもてはやされていました。

 

その内容が黒人に対する

屈辱的な差別であるということから

現代では「人種差別」の歴史において

黒塗りは象徴的な意味合いを持っています。

 

現代で、「黒塗り」は

国際的な批判を受ける

パフォーマンスになっています。

 

そのことを指摘する

黒人作家のツイッターが

ネット上の議論を呼び

今や炎上近い議論がかわされています。

 

更に、アメリカのBBCやNYタイムズで

ダウンタウンガキ使の

黒塗りのことが報じられるなど

「人種差別的である」という

海外からの注目も集めている話題です。

 

なので、

ガキ使の完全版では

 

問題の黒塗りシーンは

削除されるのではないか?

 

という声も多くありました。

 

しかし、世間の見解とは裏腹に

修正・削除無しでそのまま放映されました。

 

黒塗りに対する疑問視・問題視の

声にもかかわらず

削除・修正無しで再放送する

番組・日本テレビ側の意図について

再び疑問視する声が上がっています。

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ガキ使完全版でも放映された、浜田雅弘の黒塗りに対してBBCの反応は?

BBCとは、英国放送協会

(British Broadcasting Corporation)です。

早い話が、イギリスのNHKのようなものです。

 

つまり、英国大手メディアです。

 

そこで報じられているのが、

「日本の大晦日お笑い番組で

黒塗りメイク 怒りと反発も」

 

「『日本は無知な国と思われる』

芸人の黒塗りメイク」

 

という二つの見出しの記事によって

 

今回の黒塗りメイク問題が報道されています。

日本で大晦日に放送されたテレビ番組で、お笑い芸人が米俳優エディー・マーフィーに扮するため黒塗りメイクをしたことを受けて、人種差別や文化的配慮が足りないとの非難が相次いでいる。

(中略)

顔を黒く塗り黒人を風刺するいわゆる「ブラックフェイス」は、きわめて侮辱的な風習だと広く受け止められている。

この数日間で、番組への抗議の声が増え続けている。

(中略)

米国出身の黒人作家兼コラムニストで日本在住13年のバイエ ・マクニール氏は、ツイッターでこの番組の問題を指摘。黒人は、「笑いのオチや小道具」ではないと主張した。

http://www.bbc.com/japanese/video-42574736

このように、英国メディアでは

非常に批判的に

受け止められています。

ガキ使完全版でも放映された、浜田雅弘の黒塗りにNYタイムズの反応は?

NYタイムズとは

アメリカで発刊されている新聞です。

 

アメリカでは、第3位の発行部数を誇る

大手メディアです。

 

そのNYタイムズで今回の黒塗りが

どのように報じられたかを取り上げました。

 

5日付の米紙ニューヨーク・タイムズはお笑い芸人の浜田雅功さんが昨年の大みそかに放送された日本のテレビ番組で、米国の黒人俳優に扮するため顔全体を黒く塗って登場したことに対し、日本在住の外国人らから「人種差別だ」と批判が出ていると報じた。

同紙は、日本在住歴の長い黒人の米国人コラムニストが黒塗りを「不快だ」と非難したとする一方で「日本には黒人に対する組織的差別の歴史がない」との声も上がっており、意図的な差別ではなかったとの見方も伝えた。

(中略)

同紙は人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」や音楽グループ「ラッツ&スター」のメンバーらもかつて顔を黒く塗って登場し、怒りを買ったことがあったと指摘した。

http://www.sankei.com/entertainments/news/180106/ent1801060014-n1.html

このように、客観的に論者の主張を

まとめたような内容で紹介されています。

「日本には黒人に対する組織的差別の歴史がない」

との声も上がっており、意図的な差別ではなかったとの見方も伝えた。

http://www.sankei.com/entertainments/news/180106/ent1801060014-n1.html

という一節を加えて、

あくまで悪意が合ったわけではない

という点を添えて報道した

 

この報道の仕方については

ある意味でフェアな報道姿勢

だとも言えるでしょう。

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ガキ使完全版での黒塗り再放映の意図は?削除せず?

1日に放映されてから

この問題の議論が激化し

完全版の放映では問題のシーンが

削除されていなかったことから

今もなお議論は加速しています。

 

この完全版においての黒塗り再放映について

番組側の意図としては次の3つのどれかであると

推定できます。

 

①番組側の都合として対応が間に合わなかった

②再放映した上で後日謝罪をすると決まっているのか

③対応する気がなく、弁明意思もない

 

というこのいずれかでしょう。

 

とはいえこの番組の対応については

BBCやNYタイムズタイムズと言った海外の

大手メディアも注目していますし

この反応は国際的に

大きな意味を持ち始めることにも

なるかもしれません。

まとめ:ガキ使完全版でも浜田雅弘の黒塗り。BBCやNYタイムズの反応は?

私が様々な見解を見ていると

国内の反応と国外含めた国際的な反応では

論点の違いがあるように見受けられます。

 

国内SNS上の反応は主に、

 

・差別意識がない以上問題はない。

・面白ければ見なければいい

・そもそも黒塗りを差別とみなす方が差別意識を持っているのではないか?

 

という反応が主流に見受けられます。

すなわち、「悪意がないから問題はない」

「そもそも問題にはならない」という主張です。

 

(もちろん、国内にも

国際的な視点から意見を発信する人もいます)

 

国外含めた国際的反応としては、

 

・黒人差別の歴史に対する理解がない

・黒塗りが象徴的な意味を持っていることの理解が足りない

・文化的配慮が足りない。

・文化的無知が日本にはある

ということが批判の論点になっています。

 

まとめると、国内では

「番組側の差別意識の有無」

が問題視されており

 

国外からは

「日本の差別歴史に対する理解の有無」が

問題視されているということです。

 

このようなスケールの

ギャップを理解することが

今回の騒動の議論を理解する上で

必要な視点となります。

 

この間に立つ有識者は

「たとえ差別の意識や悪意がなかったとしても、

差別の肯定とみなされてしまう

危険性のあるパフォーマンスである」

という主張をする人が多いように見受けられます。

今後のガキ使の反応に注目が集まります。

 

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