「サザンオールスターズ」、小さいお子様以外で知らない人はいるかしら?
というくらい、どの世代の人にもよく知られているバンドです。
1978年に世に出て、ロック調の曲やバラード調の曲、ちょっとエッチな歌詞の曲もあれば、しみじみとした曲など、様々なジャンルの曲を提供しています。
その楽曲を作っているのが桑田佳祐さん、そして奥様の原由子さんです。
お二人は、作曲や作詞をして、ご自身が歌うだけでなく、他の歌手にも曲を提供しています。
そんなお二人は1979年に結婚し、2022年には結婚40年目に突入しています。
その間、何のスキャンダルもなく長い間仲良く暮らしておられるようですが、その秘訣はいったい何なのか、気になりませんか?
そこでここでは、次のことについて触れてみたいと思います。
- 桑田佳祐さんと原由子さんのプロフィール
- 桑田佳祐さんと原由子さんの音楽への道
- 桑田佳祐さんと原由子さんの出会い
- 夫婦円満の秘訣
桑田佳祐さんと原由子さんのプロフィール
ここでは、桑田さんと原さんがそれぞれ、どのようにして音楽と出会っていったのか、その過程を紹介します。
桑田佳祐さんのプロフィールと音楽との出会い
まずは桑田佳祐さんのプロフィールを紹介します。
桑田佳祐、66歳の誕生日を迎え「この歳で音楽をやれていること、健康でステージに立てることがなにより有り難いです」 / https://t.co/SUo7iZPOJA#tokyofm pic.twitter.com/0qilGImm0j
— TOKYO FM+ (@tokyofmplus) March 2, 2022
- 名前:桑田佳祐
- 生年月日:1956年2月26日(68歳)
- 出身地:神奈川県茅ケ崎市
- 身長:170cm
- 家族:妻(原由子)・長男(1986年生まれ)・次男(1088年生まれ)
- 職業:シンガーソングライター・作詞作曲編曲家・ラジオパーソナリティ・慈善活動家
《経歴・・・音楽との関わり》
- 父は実業家でバーや飲食店を経営、新しいものを取り入れたモダンな生活を好み、新しい音楽も入手しやすい環境だった。
- 異母姉弟の姉「岩本えり子」さんがビートルズの大ファンで、100円で見られるビートルズの映画を100回ぐらい見て、小学2年の桑田佳祐にビートルズの曲を聴かせていたので、ビートルズの曲を浴びて育つ。
- 小学校高学年の時、入浴中に歌っていたら「上手いね」と褒められる。(音楽活動へのきっかけとなる)
- 1968年、茅ケ崎市立第一中学校に入学、野球部で音楽評論家の宮治淳一との交流が始まる。日本の歌謡曲にも興味を持ち、教室で前川清などの歌真似をして友人たちを楽しませていた。
- 中学3年の時、ギターを買ってもらい、ビートルズをコピーするようになる。
- 1971年、鎌倉学園高等学校に入学、友人と二人でボーリング部を作りトレーニングに励む。一方で小中学校の同級生路音楽を通して再会し、互いの家でギターやピアノなどを使ってビートルズを演奏したり歌ったりして楽しむ。
- 高校3年生の時、中学で親しくなった宮治淳一から、神奈川県立鎌倉高等学校の文化祭への出演オファーを受け出場。ビートルズとエルビスプレスリーの曲を披露。桑田にとって初ステージとなる。
- 1974年、青山学院大学に入学。音楽サークルに所属する。ビートルズだけでなく、エリック・クラプトンやボブディランなどの影響も受け、バンドを組む。「脳卒中」や「青山ドミノス」などバンド名やメンバーは頻繁に変わる。
- サザンメンバーだった大森さんからプロ志向のバンド結成を持ち掛けられ、後輩の原由子さんも入り5人(のちに6人)で本格的にバンド活動を始める。
- 1976年、宮治淳一の命名でバンド名は「サザンオールスターズ」となってライブハウスで活動するも、客の入りは良くなかった。そこで物まねなど芸も加えるとウケるようになった。
- 1977年、「EastWest77」に出場しベストボーカル賞を受賞。まだプロになる気はなかったが、レコード会社から声がかかり、軽いノリで誘われたため、その誘いに乗ることになる。
- 1978年、「勝手にシンドバット」を作詞作曲し、6月25日にデビューする。歌詞が早口で聞き取れないということで、「夜のヒットスタジオ」では史上初めて歌番組にテロップが出された。
- 歌番組に出場すると、歌だけでなく王貞治や長嶋茂雄などの物まねも披露して人気になり、「勝手にシンドバット」も大ヒットとなる。
桑田佳祐さんは、小さいころから父親や姉のえり子さんの影響で、ビートルズなどの音楽にあふれた環境の中で育っています。
それが桑田さんの音楽への興味と、才能を引き出していったのでしょう。
原由子さんのプロフィールと音楽との出会い
次に原由子さんのプロフィールを紹介します。
本日12月11日は🥰#サザンオールスターズ #原由子 のお誕生日です‼️🎂🎉
原さんからは「長生きできるようにがんばります🎶」とのコメントをいただきました💪💨
皆様、たくさんのお祝いのお言葉をありがとうございます😆🌟 pic.twitter.com/mVxJXTzfEY
— サザンオールスターズ official (@sasfannet) December 11, 2021
- 名前:原由子
- 生年月日:1956年12月11日(67歳)
- 出身地:神奈川県横浜市
- 家族:夫(桑田佳祐)・長男・次男
- 職業:シンガーソングライター・作詞作曲編曲
《経歴・・・音楽との関わり》
- 幼いころに母親の子守唄を聴いて、歌が大好きになる。
- 幼稚園のころからオルガンを弾くようになり、年長からピアノを習う。
- 小学生のころからクラシックに興味を持つ。
- 兄の影響で、ビートルズやザ・ベンチャーズなど洋楽のロックに興味を持ち始め、レコードを聴いては踊りまくり、シビれていた。
- 父が買ったテープレコーダーに自分の声を録音して聞いてショックを受け、それ以来歌は歌わなくなる。
- 小児リウマチになり動けず太り、男子にからかわれてから引っ込み思案になった。友達も少なかったが、そのころロックに出会い、ローリング・ストーンズの力強く弾くピアノを真似たり、楽器に感情をぶつけて演奏する日々が続く。
- 横浜市立横浜吉田中学校に入学、フォークが好きな友達とデュオを組み、サーモン&ガーファンクルを歌う。(ハモる方)
- フェリス女学院高校に入学、同じロック好きの友達と出会い、ギターデュオを結成。
- 高校3年の時、エリック・クラプトンの来日公演3日間のうち、2日目と3日目に観に行き、代表曲の「いとしのレイラ」のイントロで会場がどよめきで大きく揺れ、生涯忘れられない「客席との一体感」を感じる。(桑田佳祐は初日に観に行っている)
- 青山学院大学に入学、音楽サークルの説明会で1学年上の桑田佳祐に出会う。
「クラプトン好きな人いる?」と聞かれ、ピアノで「いとしのレイラ」を弾いたことがきっかけでバンドに仲間入り、「青山ドミノス」を結成。 - バンド名は「サザンオールスターズ」になり、プロのバンドになる。
原由子さんも幼いころからお兄さんの影響を受けて、ビートルズが好きだったのですね。
二人の出会いと夫婦円満の秘訣
二人の出会い
二人が出会ったのは、青山学院大学です。
音楽サークルで、1学年上の桑田さんが「クラプトン好きな人」を探していて、原由子さんがクラプトンの曲をピアノで弾いたことが出会いでした。
原由子さんも実家が商売をしていて、子どものころから兄の影響を受けてビートルズなどの洋楽ロックにはまっていました。
桑田佳祐さんと育ってきた環境が似ています。
それで、エリック・クラプトンが好きなことも共通していて、それがきっかけで出会っています。
原由子さんは桑田さんと出会ったとき、「とにかく『クラプトンが好きな人』で、あんなに渋い声で、歌が上手い人は初めて見た」と思ったそうです。
桑田さんは原由子さんに初めて会ったとき、「女性でクランプトンみたいなブルースロックが好きな人は珍しいし、楽譜も読めてリズム感が良く、ピアノも男性みたいに力つよいタッチで弾きこなしていた」ことが印象的だったそうです。
そして当時原由子さんには他のバンドから引き合いが来ていたけれど、そっちに原坊が行っていたらサザンは生まれていなかったと話しています。
そんな二人は1979年、桑田さんから原さんに「ずっと一緒にいよう」と告白して結婚をしています。
夫婦円満の秘訣
お二人がいつまでも仲が良いのは、お互いを信頼して、感謝もしあっているからだと思います。
原由子さんは、いつも桑田佳祐さんに背中を押してもらうと話しています。
人気が出てきたころ、楽屋からメンバー全員で出てきたら原さんに、「あんたなんかどっかに行きなさいよ」と言ってきたファンの人がいて、とても落ち込んだとき「絶対に気にすんなよ」と言ってくれました。
それまであまり歌は歌わなかったのですが、1980年に「私はピアノ」でリードボーカルを担当したのも、「歌ってみなよ」と言われたからだそうです。
曲作りで悩んでいても、的確なアドバイスをくれます。
10年前から「歌を作っておきなよ」と言われたことで作り始めたところ、曲がたくさんできて、10月19日に「婦人の肖像」という4作目のソロアルバムを出すことができたということです。
だから原由子さんは、「桑田さんの音楽は100%信頼している」と断言しています。
さらに18年ぶりのCM出演の依頼があったとき、「65歳だし」みたいな迷いはあったそうですが、やはり桑田さん、スタッフさんたちから、「やりましょう」と背中を押してもらって出演を決めたそうですよ。
桑田佳祐さんもまた、曲作りに悩んだとき「ちょっといい?」と原さんに聴いてもらうと、的を得た意見をくれ、「困ったときの原頼み」だと話しています。
音楽以外でも、何気ない会話を楽しんでいるそうで、桑田さんが食道がんで手術をされた時も、原さんは献身的に看病をしていたようで、桑田さんもとても感謝していますね。
それに看病していた原さん自身、「誰かのためになれると思うと不思議と強くなれるのです。だから桑田さんが病気になったときは、強くなれました」と、夫が病気になったことをマイナスには捉えていない性格も、桑田さんに愛される要因のようです。
1982年2月に結婚され、今は40年夫婦生活を送っていますが、ラジオでも原由子さんは桑田さんのことを「けいちゃん」って言っていますよ!
お互いに信頼し合って、助け合って、感謝しあって、そして他愛もない会話をして・・・それが夫婦円満の秘訣ではないでしょうか。
まとめ
桑田佳祐さんも原由子さんもどちらもよく似た境遇で育ち、音楽のこともそれ以外のことも共通することが多いので、価値観もよく似ているのでしょう。
二人とも幼いころから姉や兄の影響を受けて、ビートルズなどのロック・音楽がある環境で育ち、同じようなジャンルの音楽に興味を持ち、どちらもギターやピアノなどの楽器も奏でていました。
その二人が1年違いで青山学院大学に入学し同じ音楽サークルに入ったこと、どちらもエリック・クラプトンのファンで、日にちは違うけれど同じコンサートを観に行っていたなど、運命の相手としか思えません。
そして二人ともお互いに助け合い、相手を思いやり、相手に感謝をしているところが夫婦円満の秘訣なのでしょう。
素敵なご夫婦です。